雀影さんのレビュー一覧

メロメロ上等! コミック

西原ケイタ 

そしてみんな

ホモになる。

ま、それがBLだし。

悪ガキ仲間4人のそれぞれの恋模様。
みんな頭悪いけど、ウブで、純情。
ケンカ上等!で、ケンカだったら誰にも負けないけど、恋ってどうしたらいいのかわからない。

バカなの、
かわいいね。

この作品に出てくる子たちは、子犬とかがよちよち遊んでて転んだりすると無条件にかわいいのと一緒で、そのバカっぷりが、かわいいとしか言いようがない。
絵…

2

月と野蛮人(限定版冊子付き) コミック

せら 

これぞ王道!

BLとしての王道なだけでなく、ロマンスマンガの王道。

たくましくてハンサムで、脱ぎっぷりのいい攻め。
素直でかわいらしくて前向きな受け。
素晴らしい砂漠の風景。

アラブやアフリカに独立の嵐が吹き荒れる前の時代。
ヨーロッパにもまだ王室や貴族がいた時代。
砂漠の遺跡にロマンを馳せる幽閉同然の呪われた王子と、若き英雄の砂漠の王。
出会うはずのない二人が、砂漠の遺跡発掘地で偶然で会…

2

月と野蛮人限定版FANBOOK SERA’S 10thAniversary 特典

ボリューミーです

書き下ろしが3本入った上に、キャラのプロフィールに初期設定ラフ、更にゲストの10周年お祝いコメントと、盛りだくさんの内容。

最初の「空と鳥と恋心」は、限定小冊子といえばお決まりの、一緒に暮らし始めてからの甘甘エチのサービス作品。

「月夜の散歩」はエルヴェの話。
エルヴェってやっぱり、こちらに来る前は、言い寄る男たちを後腐れないようにうまいことつまみ食いしながら、それなりにプライベート…

1

画家と音楽家 コミック

  ARUKU  

物語の力

最初、絵を見て、あまりの硬さに、これはどうしようかと、、、

でも読み進むうちに、不覚にも涙腺決壊。

身分差や、障碍設定って「泣かせ所」だけで泣かされる訳じゃない。
もっと、物語全体が持っている力が、読んでいる私の感情も動かすのよ。
これで、この作品たちの絵が、もっとすんなりすっきりお上手できれいな絵だったら、逆に心に引っかからず、ふ~んで終わったかも。
マンガ家さんに、これは褒め…

3

ロマンティックは裏切らない 小説

髙月まつり  かなえ杏 

タイトルは

全く逆だと思った方がイイ。

ロマンティックに裏切られまくるコメディだから。

学園ものラブコメの、一番おいしいって言うか、好きなパターンがこれ!

がっしりした、男っぽい外見なのに、中身がファンシィ~でスウイ~トな超純情乙女(当然奥手)
自分の外見とはギャップのあるファンシー趣味を隠したくって、お隣の幼馴染み以外には素を見せず、でも、頭の中にはファンシーな妄想がいつも渦巻いている。…

0

キスと嘘つき 小説

火崎勇   

魔物の王を捕まえる方法

王子様が初めての恋に、勇猛果敢に挑むお話。

ただし王子様が恋したのは、そこに行けば何でも望みの物が手に入る魔法の城に住む、尊大で美しい魔物の王だったけど。

魔物の王の気を引くには、城に貢ぎ物をせっせと運ぶだけではダメで、魔物が城から離れたときに、自分の心からの真実の言葉で捕らえて、魔物の本当の名を知らなければならない。

てな具合に、ファンタジーの基本パターンになぞらえると非常にわ…

2

迷う男 CD

笹沼さん、好きだわ

このCD、キャスティングの大勝利でした。

一見、上品で女王様然としているのに、行動も心も、方向音痴で迷走しまくる御園生。
ツンデレなのに襲い受け。おまけに変態。
そんな御園生を、ツンキャラからエロカワモードまで演じきる笹沼さん。

好きになった弱みで、うっかり流されてしまう滝川。
ヘタレワンコ過ぎて、命じられるままに御園生の大迷走な要求にも、愛情深く答えちゃう。
ワンコな攻めとい…

4

居候には逆らえない 小説

中原一也  乃一ミクロ 

ネガティブな受け

ここまで妄想炸裂系なネガティブさだと、これはネタとして笑えって事だよね、、

小説のキャラ付けとしては悟にしても鬼塚にしても、悟のお兄ちゃんの忠にしても、なかなかクッキリしっかり味が付いていて、おもしろいとは思う。
でも、なんというか、お話の展開があまりにもツルッと都合よすぎて、
えーと……
な、感じ。

「ハエがたかっても魅力的なオヤジ」が、ただの自分勝手な傲慢男のようでいて、実は…

3

泣かせて、おしえて 小説

義月粧子  梨とりこ 

電車の中で泣いちゃったけど

それ、BLとしての泣かせ所じゃないし、、、

子どもが死ぬ話に泣いちゃうのは、もう、しょうがないじゃん。

青砥はいい子なんだけど、
いい子なんだけど、
いらつく。
えーと、これって、単に、今週私に「期せずしてネガティブ受け祭り」がきちゃってて、この手の子に食傷しているせいだけど。

青砥はそれほど、ネガティブって訳でもない。
自分なりには前向きにがんばっているけど、元の自己評…

2

誘眠ドロップ 小説

崎谷はるひ  山田シロ 

激甘祭

これも一応、幼馴染みすれ違いものの範疇、かな?

すれ違うも何も、甘やかし放題の餌付け攻め君と、幼児帰りプレイ襲い受けちゃんが、子供の頃からあまりにもべったりしすぎていたために、いったい何をきっかけに、ほんとにセックスする仲にステップアップするか?

ザックリ言っちゃうとそれだけの話。
でも、分かちがたい番の二人が、強く結合し合って、未来永劫離れないまま生きていく。
強い愛は、強い依存…

0
PAGE TOP