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雀影
2009年版のルチル本。 ルチルの全員サービス本は、いつも顔ぶれが豪華、って言うか、好きな作家さんばかり。 この本も、とにかくボリュームたっぷり。 20作品、本文3段組で154P. エンボス加工の表紙といい、間違いなく素敵です。 先日届いた2010年度版はもっとパワーアップしていたし、今年も申し込むの忘れないようにしなきゃ。 で、私の一押し 崎谷はるひ「ブレミッシュ」。 「やす…
高岡ミズミ 実相寺紫子
ドラッグを追っている駆け出しフリージャーナリストと、「夜の街を統べている」ヤクザの幹部のお話。 帯のアオリ文句だと、初めて会ったその場で、無理矢理犯して・・・みたいな雰囲気だけど、それとはちょっと違う。 ドラッグの情報を追って、街の様子を探っていた祐一を、義永の子分が自分たちのシマの中で、勝手にドラッグを売ろうとしていると勘違いして事務所の義永の前に連れて行きます。 身体検査のため服を脱…
梨花チマキ
カバーデザインきれいで、カバー絵のキャラのお顔も口元のほくろが色っぽい。 このカバーだけ見ると、読んでみたいって思う。 でも、中の作品は、ちょっとずつ、どことなく微妙。 お話の展開具合も、微妙に強引でちょっとついて行きにくいし、 絵も、お顔はそれなりにきれいなんだけど、デフォルメ絵じゃない普通のコマで微妙にデッサンがずれているし、タッチが心なしかざっくりだし。 ツボの外し方があまりに…
崎谷はるひ ねこ田米蔵
のっけからネタバレですが、この本、東日本大震災後、急遽予定を変更して書かれて出された物だそうです。 当初書かれて発刊予定だった物は、もちょっとシリアスな展開な物だったそう(こちらは秋に刊行予定) しかし、次々と報じられる被害の甚大さや、停電の中、こんな時こそ、思いっきり甘いお話という判断で、急遽執筆されたとのこと。 そんな短期間での崎谷先生の集中力に驚きます。 そして、本当に甘いハッピ…
中原一也 高階佑
素直で優しい癒し系オヤジが受け。 この癒し系オヤジ・市ヶ谷は、ガツガツしたところが全くなくて、人を疑うことも知らず、ちょっとつつくとすぐ赤くなったり、オタオタしたり。 弁護士として、人間の汚い面ばかりを見てきた織田がはまってしまうのは、もう自明の理。 市ヶ谷は、その素直な心のまま織田との恋に落ちてしまいます。 そんなある日、不動産取引の売り主として現れた歌舞伎役者の花沢は・・・ お話…
ネタバレ
旧作の新編集版コミックスのオマケストーリー。 元ネタが最近、麗人誌に掲載されている作品ではないので、対象コミックスをお読みになった方でないと、ちょっと設定がわからないかも。 私がこの4冊の中で買ったのは内田さんと深井さんの本だけ。 というわけで、鹿野さんと直野さんの作品については、元キャラを知らないと設定不明で、残念ながら???でした。 内田さんの作品は、コミックスの中に出てきたいろい…
かわい有美子 蓮川愛
かわいさんにしては珍しい警察物。 と、思ったら、書籍では初警察物だそう(あとがきより) 警察といっても、主人公名田が配属になったのは、警視庁警備部警護課、通称SP. 最新の独身寮隼寮に入れると喜んだのも束の間、ほとんど取り壊し寸前のおんぼろ独身寮・平河寮に入ることになってしまい、その上、引っ越し早々に、昔なじみの先輩に寮の会計は押しつけられたり。 でも、その同じ寮には、職場の憧れの先輩・峰…
交渉人シリーズ連続刊行&榎田先生10周年記念の応募者全員サービス小冊子。 小冊子とはいえ98Pとかなりのボリューム。 書き下ろし小説は、芽吹視点、兵頭視点の短編2本。 芽吹視点は、風邪引き芽吹が一人でぼんやりと過ごす大晦日。 珍しいのが兵頭視点。 兵頭のお仕事ぶりがしっかり。 そして、兵頭が、どれほど芽吹を好きで、いかにメロメロのデレデレなのかを、たあ~~っぷり。 キャラクタープ…
秀良子
cabに掲載されたのを読んだときも、実に地味だと思っていましたが、やはり、しみじみと、地味な絵です。 それでも、こうやってきれいなカバーを掛けてもらって1冊の本になると、地味なりに花があります。 展開も、いきなりモロ出しでガツガツ行く系じゃないけど、隙を見ては物陰でキスしてたりと、地味に結構ガッついてて、そのあたりも、地味だからこそ逆に生々しく、じんわりエロいです。 あと、海辺のキャンプに一…
麻生ミツ晃 木原音瀬
コミック掲載誌は未読です。 小説のコミカライズって、どうしても長くなるって先入観があったので、あの原作が、この普通のコミックス1冊にどうして収まっているのか不思議でしょうがなかったのですが(更に木原先生の書き下ろし小説部分まで入っているのに)、これが、なかなどうして、見事に1冊になってました。 確かに小説での描写のかなりな部分をばっさり落としていますが、お話の展開として必要なエピソードは網羅し…