天使のささやき

tenshi no sasayaki

天使のささやき
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神53
  • 萌×239
  • 萌15
  • 中立5
  • しゅみじゃない5

107

レビュー数
18
得点
471
評価数
117
平均
4.1 / 5
神率
45.3%
著者
かわい有美子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
シリーズ
天使のささやき
発売日
ISBN
9784344822153

あらすじ

警視庁機動警護担当で涼しげな顔立ちの名田は、長年憧れを抱いていた同じSPの峯神と一緒の寮に移ることになる。接する機会が増え、峯神からSPとしての的確なアドバイスを受けるうち、憧れから恋心に気持ちが変化していく。そんな中、ある国の危険人物を警護することになり、いい勉強になると意気込んでいた名田だったが、現実を目にし、峯神を失うかもしれないと恐怖を感じ始め…。

表題作天使のささやき

峯神瑛士,警視庁SP,あこがれの先輩,34歳
名田彰人(28),イケメン新米SP

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数18

ネトウヨデマと隠されたヘイト思想

BLの皮をかぶっていますが、中身は偏向した政治思想小説です。
ネトウヨデマが元ネタとして随所に散りばめられ、舞台はぶっ飛んだ「架空日本」。
ネトウヨデマサイトの中にしか存在しない、架空の「悪夢の民主党政権」です。
名指しこそありませんが明らかに旧民主党と思われる与党が、売国で外患誘致の凶悪政権として描かれています。

ストーリーは一言で言えば
「悪夢の民主党政権の売国政策の犠牲になりつつ奮闘してBL恋愛もするSPたちの話」です。

ネトウヨ脳垂れ流しの中身、たとえばこんな感じです↓

・現政権下では自衛隊の動員は絶対に不可、自衛隊が動こうとしても政府に阻止されるという記述
(現実では震災時に活躍していましたが?)

・本当に日本人かと尋ねたくなるような発言、行動の議員ばかりという記述
(具体的にどんな言動ですか?)

・テロ支援国家と仮想敵国T(中国)の会談を取り持つ、国体を壊そうとしているという記述
(『国体破壊』って。かつて言論弾圧に利用された単語を攻めに言わせちゃうんですか?ていうか中国って仮想敵国なんですか?日本は戦後、仮想敵国を想定したことありませんけど?)

・民主と思われる現与党の選挙カーが自民と思われる前与党の首相の命を狙って演説に突っ込む事故を起こした
(いやいやw)

・二巻:首相官邸に出入りするための官邸パスが身許の怪しげな連中に大量に連発されている
(いやいやw)

・二巻:従来の与党とは公序良俗の基準すら違うという記述
(えっ、自民党のほうが公序良俗を守ってる政党って意味ですか?えっ!?)

・公安の監視対象だった人間がいっぱい入閣と記述(ネトウヨデマ)

・岡崎トミ子国家公安委員長らしき人物を「元公安の監視対象だった」と記述(ネトウヨデマ)

・岡崎トミ子議員らしき人物に対して「押し入り強盗に対してお茶とケーキを出してもてなすくらいいかれた話」と記述

作者さんにここまでけなされる岡崎議員、どんな「悪い政治家」なのでしょう?
って思いますよね。
実は、「慰安婦問題に対し同情的な姿勢」というだけでかつてネトウヨに大いに叩かれた方です。

しかし日本の女性政治家として、韓国の慰安婦問題を反省的に対応することって悪いことなんですか?

その逆パターンとして、安倍さんら右派政治家による米国紙ワシントン・ポストへの意見広告「慰安婦はただの売春婦だ」主張を出したということがありました。
この意見広告は欧米からバッシングされ、日本の印象を悪化させ、慰安婦像が世界各地に建てられる契機となりました。
この右派による意見広告以前は、欧米世論に慰安婦問題はほとんど知られていませんでした。
右派による意見広告は、慰安婦問題を世界に知らしめ、同時に「悪の日本人像(過去の日本人のことじゃありません、このような広告を打った現代日本人のことです)」を大喧伝した、という最悪の結果をもたらしました。

現実では右派政治家のほうがよっぽど外患誘致(比喩的な意味で)しています。

左派政治家が慰安婦問題に同情姿勢を見せることで、世界から日本の印象はどうなると思います?
「良くなる」に決まってるじゃないですか。それって日本の国益じゃないですか。

慰安婦問題は70年代から日本で周知されるようになりましたが、日本の左傾化時代はまったく世界に知られず、慰安婦像が立てられることもありませんでした。
ところが右派が「慰安婦は売春婦ババア」と大騒ぎしたせいで、世界に知られバッシングされることになりました(日本への最悪な印象と共に!)

これこそが外患誘致であり、この慰安婦をめぐる右派の外患誘致活動の一角を占めるのが、「慰安婦に同情的な政治家を反日売国と言って叩く」行為です。
作者さん、あなたがこの小説でやってることですよ?

そもそも。
「慰安婦に同情的な女性政治家」を、「強盗」「いかれた話」と描写する作者さんは、慰安婦のことどう思ってるんです?
そこのところ、とても知りたいです。

小説には慰安婦という単語こそ出て来ませんが、読む人が読めば「慰安婦に同情的である」という理由だけでネトウヨに大いに叩かれた故・岡崎トミ子氏がモデルであることはすぐ分かる。

この小説にはいわば「こっそりと」ヘイト感情を忍ばせてあるわけです。
読んでいてぞっとしました。

BL小説のイケメンたちに、ヘイト思想まみれの言動をさせるのは、グロテスクがすぎますよ。

厳しいことを言わせていただきますが、プロの作家として、「政治描写の参考資料がネトウヨデマサイト」っていかがなものでしょう。
作者の中で思想を練ることもせず、むき出しのネトウヨ思想をそのまま小説にしただけ。
ネトウヨデマサイトを丸パクリしないと政治が書けないなら、政治ネタに手を出すべきではありません。

0

SPというお仕事

クールなスーツ最高!SPは、素敵な攻さま(SS)ポリスということでいいかもしれません。好きでした。
まず、攻の峯神というキャラクターが好みすぎました。ちょっとくたびれた感じも色気に変換、大人の男の風格漂いまくる攻。シリーズ(まだZweiは読んでないけど…)では、黒澤様の次に好きでした。

そんなカッコいい先輩に憧れすぎてて、ほとんど峯神のワンコ・後輩の受(名田)は、とにかく可愛いです。警●庁の採用パンフレットに掲載される爽やかイケメンという設定なのですが、もうどこを切り取ってもピュアッピュアでキラキラな印象で、活字なのに眩しかったですw。本来であれば、あんまり好きなタイプの受キャラではないのですが!なんと!スケベでのいやらしさが!普段からのギャップ萌えでした。天才肌の受です。この一途さ、可愛さ、誠実さは絆されるわ…人生ややお疲れモードの大人に希望の芽と活力を再生させるのにうってつけの存在だよな~と、とにかくキャラクター設定に説得力がありました。

お仕事の緊張感ある描写が多いのですが、初めての”せっ”へ至る過程が、体育会系っぽいノリだな!とやたら印象的でした。先輩から技術を教えてもらいます、みたいな流れでホテルへw、そして、技術の習得過程のエロさは、シリーズでも屈指ではないでしょうかw(でもまだ”甘い水2”と”Zwei”は読んでないんでアレですけど…)。百戦錬磨?な攻が、予想以上に感度がよくて(素直だから…)、エロ可愛い受にハマっちゃう瞬間の描写にコーフンしました。

まだお付き合いするというところまでには至らない二人なのですが、最後の屋上での告白は、峯神が名田を
”愛しくて愛しくて仕方ないんだよーーもーー!!”っていうムードが甘くて、ニヤケがとまりませんでした。
ごちそうさまです。

0

SPは対象者のために

SPに配属され、寮に入った「あなたじゃイケない」と元カノに言われた名田と、尊敬する峯神との話ですが、最初に峯神は「下半身超絶無節操男」と評されます。
なんて二人だ。。。

新米である名田に懐かれ、自分を良い奴だと思われないような口振りであしらおうとする峯神。もう必要以上に関わられないように脅しのつもり?でキスしたり…
でも結局名田の真剣な思いに応えるんです。
名田のいう「峯神さんが撃たれても、対象者を守ります」という言葉に真剣さを見出してついには応える。男前な二人に萌えました。
屋上で涙しちゃう名田とそれを肩に抱き寄せる峯神も素敵。
お互い、SPとしての職務があり、愛する人を守れないシチュエーションがあることも甘んじて受け入れる、それでも好きだという気持ち。。。

伏線があるので続編も楽しみです。
イラストもよき。

3

全力で慕われたらほだされちゃいますん

名田が可愛いです。
さらっと読んだ感じですがお仕事BLではないかな
でも設定とかしっかりしてるので読みやすかった

シリーズはいっぱい?あるようですがとりあえずこれだけで完了
せまい世界で登場人物全員BL系ぽくなるのはあんまり好きじゃないので

0

男前カップルだけど攻めが今のところちょっと

タイトルからして途中でこれは思い切り2巻に続くなと2巻も用意しておいて良かったです。

警察物ですね。寮が舞台です。ワイワイ楽しそうですね。

名田が憧れ慕う峯神は結婚しようとしてた女性と兄に引き裂かれ部署まで飛ばされ辛い過去があります。今の仕事SPをしてる限りは大切な人は作らない感じだったのですが。
今一峯神が名田を振り回してるように見えてしまって。いや、彼なりに名田を可愛く思い惹かれ心配してるのもわかるし、彼なりに自分の気持ちに戸惑いながらも大切にしてるのもわかるのですが。

エッチもえ?そんな感じにしちゃうの?しかも峯神慣れてるし、「お前可愛いな」とか言っちゃって。

名田は遊ばれたのかと思ってでも好きで苦しんでたのに、最後の最後に本気になっちゃうよとか。

2巻にはあまあまと載っていたので期待します。
そしてタイトルにもある麻薬天使のささやきが2巻では中心になるのかな。

警察で事件物なのでやっぱり恋愛面は少し物足りないです。

0

働く男の格好良さったら。

警察関連の物を読みたい…と、以前から気になっていた今作に手を出してみました。
警察といってもSPでしたが、こういうのを読みたかったんだよーと大当たりヽ(´▽`)/

CPも魅力的です。
ちょいオヤジ入った男前な峯神×峯神に憧れてる真面目な若い名田。
視点が交互に変わるため二人の気持ちとかが分かるんだけど、それが焦れったくもどかしくて。
最後の屋上で名田が想いをぶちまけ峯神が受け止めるシーンは、名田に感情移入して泣きそうになりました…。

そんな二人の様子は勿論なんだけど、仕事が絡んでくるのが良いです!
正直、仕事関連の箇所はしっかり読まないと頭に入らないところがありましたが、その分読み応えがありました。

想いは通じ合い、ひとまず大きな仕事を終えたところで今作は終わりですが、解決してない問題もあるという…。
早く2巻読まなくちゃ!シリーズ揃えなくちゃ!

2

the警察もの

甘い水や墨と雪などを読んで、なんだかハマってしまい、遡り手に取りました。
警視庁本庁警備部警護課(要はSP)と寮(平河寮 おんぼろ)が舞台となる警察もの。

「命かかってます」ぐらいな事件?イベント?が発生するので
途中ハラハラドキドキものですが、合間合間にじりじり恋愛模様。
蓮川先生の挿絵がまた美麗で、最後の一枚がとっても素敵でした。
これがかわい先生にとっては書籍で初めての警察もの とのこと、驚きです。
艶っぽいお話は少な目。登場人物多し。地雷はあんまり思いつきません。
(過去形で女子が一人出てきますが)

峯神:第一印象としてはすけこまし、人たらし、エロおやじ(笑)な優秀SP。
   読んでるうちに、まあ色々あったのね ということが分かってきます。
   平河寮在住。
名田:柴犬?お利口コリー?優等生なワンコ。憧れてます と
しっぽ振ってるうちに恋愛感情になってしまった、新人SP。
平河寮に引っ越し。
   警察官募集パンフに写真が載るほどの爽やかイケメン。
荒木:寮長。交通機動隊。お尻が見るに堪えないほど美しくないらしい。
宮津:刑事部捜査一課特殊班(SIT)。甘い水でもご活躍。
   ガタイがよく、チェシャ猫のように笑う。
遠藤:警備部対テロ用特殊急襲部隊(SAT)の指揮班所属。
   命はるイベント の時の応援部隊としてご登場。わずかなご登場ながら
   きゃんきゃん噛み付いてました。甘い水のメイン。
後、篠口(甘い水で当て馬、墨と雪でメインはった)もちょっとだけ登場。
色々出てきて、ああ、読んで良かったわ、関係性が整理できる~と一人満足。

あまふわなお話や、異世界にぶっとんじゃうようなお話が大好きですが
間にこういう人間界のリアルなものを挟むと、フレッシュでいいわーと
今回実感しました。
お菓子に例えると、あまいもの→からいもの をエンドレスに食べる
というところでしょうか。
さーあまさ増量だと聞く2巻よもう♡

2

危険と隣り合わせの恋

いわゆる「平河寮」シリーズの一作目。
平河寮というボロ独身寮に移ってきた、警視庁警備部警護課、つまりSPの名田彰人(なだあやと)。
冒頭は、この平河寮に住む愉快な仲間たち?的に、運動部的強引な強面先輩で寮長の荒木(白バイ警官)や、全く堅気に見えない宮津(特殊班SIT)などなどとのわいわいガヤガヤ。
そんな煩わしさ満載の平河寮で唯一嬉しいのが、先輩SPの峯神がいる、という事。
名田はノンケ設定ですが、この冒頭から峯神への憧れが何とも……お星様が飛んでるようで。
そんな物語の始まりですが、警察のエリート集団、その実態は要人の弾除け、捨て駒のSP。任務の過酷さと、SPたちの警護対象者や政府への批判や本音が炸裂する辛口な物語へと移行していく。
そんな中、テロ支援国家南米I国の大統領エキセバが来日することになり…
この辺から物語はかなりシリアス寄りです。
命を賭ける危険な任務と共に、名田は峯神が気になって、峯神も名田にセクハラまがいのちょっかいをかけ。

正直言いまして、峯神は男もイケると言われてはいたけどバイ描写などない訳で、いくら懐いてくる可愛い後輩とはいえ急にキスしたり、教えてやろうか、なんて誘うでしょうか…?
弾除けである事、かつての恋人♀との破局と兄との不和、そんなこんながどこか投げやりというかその場しのぎの関係に流れていくんでしょうか…?
まあ、そんな背景への違和感はどうあれ2人の初めてシーンは萌えます。間違いなし。
名田は可愛すぎる!
一度寝ても関係性に確信の持てない様子や、2人きりの屋上で涙しながら告白してしまう名田がイイ。
蓮川愛さんのイラストがかっこよすぎて悶絶モノです。

「2」に続きます。

2

やっぱり甘くない…けど

「甘い水」がきっかけで、平河寮シリーズのこちらも読みました。
これも「甘い水」同様甘くない展開が良いです~

警視庁SP所属の先輩後輩の二人。
後輩は先輩にとても憧れていてそこから徐々に始まるわけですが、先輩の峯神は危険な仕事のことや過去の恋の痛手もあって大切な人を作りたくないと思っています。
名田はそんな先輩に対して一生懸命でかわいらしい一面を見せ続けます。
峯神の名田へのちょっとからかうような軽い言葉遣いとか、本当は気持ちがあるのにはぐらかしちゃうとか、ちょいちょい先輩もかわいいです。
あることから関係を一度は持つことになるのですが、先輩は遊びの関係だと思っているからと後輩くんの気持ちはとても切ない。

そんな状況の中で、SPとしての任務は過酷です。その任務は来日する某国の要人警護なんですが、この辺の話がけっこう凄い。もうBL読んでいることを忘れちゃいます。
ディテールが凄いというか、架空の話なのに日本政府ってひどい!ってマジでむかむかしちゃいましたw
それで二人がどんな酷い目に合うのかとハラハラしましたが、そこは割とあっさり。でもそれはそれで良かったと思う。

あと、他の同僚たちがとても魅力的なんですよね。寮での生活風景が楽しそうで、食堂のシーンとか特に情景がぱっと浮かびます。
それぞれに物語があるよね。と、想像が広がるような面白さがありました。

BLとしてはもう少し甘めが好きだし、もう少し二人の絆の強いところが見えた方が好みなんですが、小説としての評価を乗っけて、初「神」をつけます!
ワタシ的神的作品は本当は他にもあるのですが、好きすぎてレビューが書けないので^^; この作品につけたいと思いました。

最期の最後の方までほぼ甘くないですが、ラストシーンは泣きました~
とにかく2を急いで読まなくちゃ!です(笑)

5

ふゆき

stella☆様
コメントありがとうございました!
(この写真はうちの子ではないのですが、同じくロシアン飼ってました。残念ながら2年前12才で他界しました(T_T))
2巻も読了致しました!甘さ増量で大満足です。
甘い水CPもかなり好きなのですが、物語としても天使の方が気に入りました。
BLに夢中になり過ぎてますがwこれからも良い作品をがしがし読みたいです♪

stella☆

こんにちは!(ネコちゃん可愛いですね!飼われてるのですか?そうなら、うらやましいです~)
『天使のささやき』は2巻目のほうが甘いですよ~。
そうそう、『甘い水』よりこちらの方が良かったのですね。
実は私も、両方好きだけど、こちらのほうが好きなんです(笑)
これからも素敵なBLにたくさん出会えますように!

シリーズ通して神作品

『平河寮シリーズ』の作品。
それぞれ別々のお話で三種類出版されているのですが、登場人物たちが住まうのが警察官舎『平河寮』ということで、そんな風にくくられています。
これは警視庁警備部警護課、いわゆるSPのお話で、かわいさんの作品では多い、受けと攻めの両方の視点が楽しめる仕様です。
そういえばレビュー書いてなかったなあと思い再読しましたが、何回読んでもこのシリーズは面白いです。(一番好きなのは『甘い水』の方ですけどね)


受けの名田は、28歳の新米SP。
職員採用パンフにも載った爽やか君で、真面目な天然さん。
真剣に、先輩である峯神を尊敬し憧れています。

攻めの峯神は、優秀なSPで34歳。
元公安で、今は要人の直接警護を任される出来る男。
男性的な色気があり、同期たちには『下半身超絶無節操男』と呼ばれている。


峯神と同じ平河寮へ転寮したことで、班が違う峯神と交流出来るようになり喜ぶ名田。
そんな名田を自分になついてくるワンコのように微笑ましく感じていた峯神でしたが、あまりにスルリと自分の内側へ侵入されとまどいます。
さらに過去の出来事から他人を一定以上近づけたくないために、峯神は自分から名田とは一旦距離をとることに。
そこへ、SPにとっては命の危険を伴う大物の来日が決まり、ふたりの関係に変化が起こり結局一線を越えてしまいます。
この関係が何なのか、ただの一回だけのものなのか苦悩する名田でしたが、彼にもトラブルが…という感じでお話は進みます。

この名田の件で、峯神が若干取り乱してしまうのが可愛い(苦笑
我慢してても、やっぱり気になって気になって仕方ないんですよね。
とにかく名田は、28歳とは思えない誠実でまっすぐな質なのです。
女性を挟んだ兄弟間の過去のいざこざですっかり背中に哀愁を乗せてしまっている峯神には、さぞや眩しかったことと思います。

オヤジが知らぬうちに若者にがんじがらめにされて骨抜きになっていたという、天然の勝利!となりますが、そこが軽くなく大きな事件も絡んで夢中に読めます。
個人的には、『甘い水』の遠藤(受)が出てきて警護について生意気言ったり、神宮寺(攻)がヘリからの直接降下したり(ここは触れるだけですが)とシリーズファンにはニヤリとさせられよけいこの作品好きなんです。
発行順は『甘い水』が後ですし時系列も後なのですが、『甘い水』を先に読んだり、またはその後こちらを読み返したりするとよけいにニヤニヤ出来ます。
一回目読んだだけでは『萌×2』かなと思っていたのですが、シリーズの他を読んで再び読み返すと面白さが増しました。

8

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