雀影さんのレビュー一覧

はやにえの恋 コミック

文善やよひ 

味わい深いけど

もうちょっとストーリー展開がわかりやすいといいなぁ。

ちょっとクセのある絵だけど、デッサンがとってもしっかりしていて、絵は見やすいです。
伝奇ファンタジーっぽいお話の設定も、この絵にはとっても似合っていていいと思う。
でも、
絵の上手さでとりあえず萌の基準ラインは楽々クリアなんだけど、これで、もうちょっとコマの割り方っていうか、ストーリーの展開がわかりやすいといいのに。
ホントに、ち…

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夜に薫る純白の花 小説

真崎ひかる  高久尚子 

切なさを山盛り

拾われッ子が成長したら、あんまりきれいになっちゃったので、お兄ちゃんがうっかり血迷っちゃうお話。

うーーん
ネグレクトは現代的なんだけど、、、
戸籍無しの子供を、そのまま外に出さずに育てるって、、、
それが一葉本人は無自覚な、健気儚げ系属性の魔性の受けで、
世間の男の魔手から一葉を保護する為に外には出さずにいたはずが、
保護者1の父親・康宏が死んだ後、
保護者2の息子・宏晃が、父…

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真昼の恋 コミック

草間さかえ 

スーツ萌、作業着萌

草間さんにしては珍しく、眼鏡の国のお話ではありません。

でも、スーツの尻は譲れないのさっ!!

やっぱり草間さんの絵って、色っぽいなぁ。
ちゃんとスーツの中に、骨っぽくてゴツゴツした大人の男の躰が入っているっていう感じがリアル。
うん、
肩胛骨とか、膝の関節とか、筋張った手や、硬そうな脛もいい。
眼鏡無しでも、骨格だけで、どんぶり3杯は…な、勢いで。

内容は、帯のまんま

2

あいをあの世に置いてきた コミック

殺生ヨネ 

子どもらしくって、いいんじゃない

一度死にかけて、生き返ってホントの愛を探すお話。

子どもが死んじゃうのは可哀相だから、生き返ってハッピーエンドになるのはいいんじゃない?

交通事故で死にかけた主人公・瞬介が目覚めたところはバラだらけの「あの世」
目の前にいた無精髭の男が「自称・神様」
「本当の愛を見つけることができたら、生き返らせくれる」
といった、何ともラノベな設定の作品。
設定が子どもっぽい上に、登場キャラ…

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小夜時雨の宿 CD

原作未読です。

で、本編は、きっと多分原作通りなんでしょう。

多分、この作品、原作そのものが好きなタイプのお話じゃないのかな、、
ドラマCDとしては、声優さんの演技には別に何も言うことはないんだけど、、、、、な、感じ…?

岸尾さんは、イラッイラするような女々しい受けを、
前野さんは、ムカムカするようなお子ちゃまで自分勝手な攻めを、
それぞれ、とっても巧みに演じていらっしゃるし、
下野さんの、飯…

2

座布団 小説

剛しいら  山田ユギ 

満を持して

長らく絶版だった、あの名作がついに復刊!!

絶版になって久しい作品なのに、ドラマCDだけがでて、原作本を読みたくて歯がみしていました。
その「座布団」を、続編「花扇」と同時に、同人誌の作品も含めて復刊して頂き、白泉社さんにはなんと御礼を言ってよいのやら。
実に、実に、ありがたい。

そんな期待値MAXで読んだこの本。
期待を裏切らない、
それ以上の本でした。

内容は、BLの…

3

鍵のありか 鍵シリーズ(2) CD

はかなげかげろう

儚げで、蜻蛉みたいな美人さん。
鈴村さんがそんな実浩を。
独占欲丸出し、恋に怯える男。
小西さんがそんな雅人を。
慇懃な敬語を崩さずに、実はかなわない片思いに燃える男。
掘内さんがそんな竹中を。

今となっては随分珍しい鈴村さんの儚げ美人。
何だかすごく頑張っているなー
そこへ行くと雅人や竹中のような、、ひたすらカッコイイ型の攻めは、いつの作品でも、あまり変わらないような、、

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ホームドラマ 小説

剛しいら  本間アキラ 

演じるうちに本気になって

某国の殺し屋だの、与党の大物政治家だの、外務省だの公安だのっていう、途方もない国家レベルの渦中に放り込まれてしまった真面目な外務省職員が、ひょんな偶然から転がり込んだ町医者で、ささやかでしあわせな家族を手に入れてしまうお話。

この極端に振り幅の大きい設定を、えいやって納得させちゃう剛先生の腕っ節がすごいです。

4

合鍵 CD

私の好みからすると

逆のキャスティングの方がよかったかも。

う~~ん、でも、作品的には、受けっぽいイメージのないお兄ちゃんを無理矢理的な、そんな始まりだから、これはこれで、狙っているのかも…だけど。
冒頭、キャラ説明的モノローグとか、ジャケ絵のビジュアルイメージからの第一印象は、これは逆キャスティングの方が好み、この里志のセリフ、鳥海さんの声で聞きたいって思ってしまった。
それでも、里志が記憶喪失になってか…

1

恋情のキズあと 小説

きたざわ尋子  佐々成美 

ざっくり纏まっています

山城貴臣・26才。
日本有数の大企業グループの若き後継者。
5年ぶりの休暇を一人で過ごすため、別荘に向かう途中、記憶喪失の少年・唯を拾い、やがて心惹かれていく。

ということで、お話は貴臣のモノローグで進んでいきます。
途中まで謎に包まれた存在の唯は、最初の方は受け答えのセリフさえ、極少し。
最終トラックの、遊佐さんと鈴村さんのトークでは、攻めがモノローグまで担当する作品の珍しさについ…

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