雀影さんのレビュー一覧

溺愛ハニーバンチ(1) コミック

南野ましろ 

これっていきなり始まったんでしょうか?

なんか、いろいろな状況説明なしに、しょっかーのかいじんさんとか、空に浮かんでいる男の子とか出てきて、
「見た目はチョー美しいのに食うとありえない味」の手作り弁当を作る優等生くんと、それを平然と食う彼氏くんの、シュールなほのぼの学園ギャグかと思いきや
織田父が引っ越しと聞いて動転した小袖につけ込むように、織田が初結合を果たした途端、あとは、止めどなくやりまくりになるバカップル・エロエロギャグに大…

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エンドゲーム 1 コミック

山中ヒコ 

近親系・育成年下攻めの基本形

血の繋がらない子供を引きとって、
よしよし、かわいい、かわいいって育てているうちに
自分より体格良く、逞しく育っちゃって
ぱっくりされちゃう

という、BLの王道基本パターンが、ゆっくり、じっくり描かれています。

育った子供の、育ててくれた青年に対する思いへの葛藤
とか
何故この青年が、わざわざこの子供を孤児院から引き取ることになったのか?
とか、
いろいろあっての、ゆっく…

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麗人 2010年09月号(雑誌著者等複数) コミック

祝15周年????

相変わらずって言うか、皆さん好き放題やらかしちゃっている麗人。
今回の、KING of やらかし は
血みどろホラーな 国枝さん?
それとも、ざーめんまみれの 鬼嶋さん?

国枝さんのそれは、
夏向きだけど、怖いのもいいけど、でも、15周年記念号にこれはいかがな物か?
だし。

鬼嶋さんのそれは、
確かに、ここまで思いっきり好きなだけやらかしちゃうと、楽しいのは楽しいけど、さす…

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恋について 特典

ergoにはこのようなカードが付いていました。

「まるごと木原音瀬」ergo1号の付録のカードです。
イラストの裏にはショートストーリー。

お客様のリクエストに応えて、真っ赤なバラのプリザーブドフラワー作りに挑戦する笹川だったが、、、

このあと、ちょっと直接BLとは離れた話になりますが、なぜ、わざわざ、このショートストーリーを取り上げたのか?
一応、私なりの理由があります。

その理由は、

プリザーブドフラワーを自作す…

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Mの劣情 (初回限定版) コミック

日向せいりょう 

豹変する女王様

幼馴染み再会の、王道年の差ラブ。
偶然の再会も、会わなくきっかけも、どっかで百回は見たようなベタな王道。
これが、龍司の押しかけエチのフィニッシュで「アレッ?」
後編、両思いと判明してからの恵の泣き顔で「アレッ?」
そして、想いが通じ合ってのラブエチで、下でかわいい顔してたはずが、スルッと跨って「アレッ?」
その後も、恵の、ツンとデレの振幅の大きさに、龍司と一緒になって翻弄されまくり。

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憂鬱な朝 2 初回限定版小冊子 特典

成長の過程

暁人、10歳、14歳、16歳の日常の一コマを描いたショートストーリーです。
柏木は、目線以外一切変わらないのに対し、
暁人の成長ぶりが、表情、顔立ち、体つきと、非常に繊細に、しっかりと描き分けられていて、日高さんの画力って、さすが!

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憂鬱な朝 2 初回限定版 コミック

日高ショーコ 

時代背景の説明にぴったり

桂木の身体を抱くことで、二人の関係性が徐々に変わっていく第2巻。

お話の展開に期待するのはもちろんですが、皆さんご注目されているアレ!
桂木のふんどし。
この絵ってたいして大きくない、たった一コマなのに皆さんの目が引きつけられるのは、
もちろん、柏木の身体そのものがエロいっていうのもあるけど、
このコマの小道具が、この話の時代背景を象徴していて、
それが、この話をただの恋愛物ではな…

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憂鬱な朝 1 コミック

日高ショーコ 

憂鬱な表紙

背景は真っ黒だし、タイトルはやたらと画数多いしで、
例え朝が来ても、それは憂鬱で、闇夜のままの朝って感じの表紙。

以前に一度手放したのを、2巻がでたので改めて揃えた。
この1巻は、暁人が両親を失って、久世の屋敷で桂木に出会う所から、
成長して、桂木への執着が恋だと、抱いてみて自覚する所まで。
まだ、物語はほんの導入部。
桂木を抱いた翌日の「憂鬱な朝」
「もっと やさしく接すれば良…

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ベイビ・ベイビ・ベイビィ コミック

小鳩めばる 

関西弁だからゆるされる

そんな、ノリノリでエロエロの甘やかしたがり攻め様と、ちょっとツンデレ年齢関係無しの天性子猫ちゃん達の短編集。

これは多分、関西ノリだからこそ成立している。

このコミックス、初出掲載誌のせいか、お顔はかわいいのに、思いの外ガッツリ、ボカシ極小です。
繊細な描線の、今時風のほっそりチャラっとした子が、あんな可愛らしく、頬染めてよがっている、その結合部の、蟻の戸渡り的な所まで繊細にキッチリ…

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待ち合わせは古書店で 小説

榊花月  木下けい子 

概して子供の方が

しっかりしていたりなんかして。

商店街の小さな古本屋を舞台に、妻に先立たれて、男手一つで小学1年生の息子を育てつつ、本人それなりに必死で、端から見ると、迂闊で暢気に店を切り盛りしている三十路男と、お金持ち一貫校に通う男子高校生のお話。

この三十路男・涼介が、びくびく、ぐずぐずと非常に貧乏くさい。
それに引き替え、涼介の息子・涼真も、碧郎も、実にしっかりしている。
そして、着々と外堀…

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