雀影さんのレビュー一覧

恋日和。 小説

辻桐葉  小椋ムク 

表紙即決買い

したわりには、積み本の山に紛れて、シュリンクのまま眠っていたのですが、、

当たりでした。

弘人が、保育士という仕事に誇りを持って、ちゃんと自分で生活している大人なところが良かった。
強引な伍代に、引きずられて、巻き込まれているようでも、ちゃんと自分のすべき事をやっている。
そんな弘人だから、一緒に暮らすうちに、礼央くんと一緒に伍代の人間性も、育っていったのかな。

この結末は、…

1

縁は奇なモノ美味なモノ 初回限定版小冊子 特典

書き下ろしショートマンガの他に

作者さんへの、設定についてのインタビューが載っているのがおもしろい、っていうか、めずらしい。

書き下ろしは、本編補完ラブ。
作者さん的には、かなり頑張った脱衣絡み、かな。

他に「キャラクター紹介&人物相関図」「春日聡のセクハラ劇場☆」「みんなが選んだ名シーン」

0

いじわるなくちづけ コミック

小鳩めばる 

BL初心者さん向け

この表紙、このビジュアルは大丈夫?ってちょっと心配になる位のかわい子ちゃん。
一応セーフだったんだ。
表題作「いじわるなくちずけ」の主人公、ミケくん、一応高校生で、チビなのを気にしていて、でも、言動はビジュアルを裏切らないおこちゃまぶりで、
そんなミケくんが、悪いお兄ちゃんにパックリされちゃうお話でした。
いやぁ、それにしても、このミケくんが、すっごく、ツン猫ちゃんで、かわいい。
で、あ…

0

キミノート コミック

ぢゅん子 

かわいいな、百合ップル

表題作といい、全体に攻めがかわいいオトメちゃんで、読みながら、

どっちが攻めるの?
え、やっぱこっち?
や、意表をついて、こっちが攻め★でもよくね?
つか、誘い受け?

って感じで、ワクワクと、楽しかった。

そして、暴走する十代の性♪

お顔とか、お目々大きめの少女マンガっぽいかわいい絵で、高校生ちゃん達の、きゅうううぅぅぅっとしちゃう、草食系乙女男子BL.
こういうか…

2

あまいきみがすき コミック

元ハルヒラ 

逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ

大事なことなので、2度言いました。

チビキャラに、逃げちゃダメだ。

その指導が、効いてきている、進歩の軌跡が如実にわかる初コミックス。


繊細でお上手な絵だし、ストーリーも多少もたついてわかりにくいところもあるけど、それは、書いていくうちに編集さんに鍛えてもらえるだろうし、
初コミックスにしては、上出来の部類だと思う。
表題作の、止めのアップ絵とか、すごくいい。
でも、ち…

3

美男の達人 小説

小林典雅  高峰顕 

ラブコメでおとぎ話

饒舌で、サービス精神たっぷりのラブコメ。
立て板に水の勢いで、この際だから、言いたいことは全部言っちゃえ!

ただし、それがBLとしてどうかというと、話は別で、
エロは、ほとんど出版物の体裁を整えるためのお約束のみ?って感じで、最後にちょっとだけ。
ほんとに、最後のご褒美的に。
でも。おとぎ話のおしまいは、
「二人はようやく結ばれました、めでたし、めでたし。」
それでいい。
ラブ…

1

臈たし甘き蜜の形代 小説

鈴木あみ  樹要 

第3世代?

このシリーズもずいぶん長くなって、これは第3世代?
蜻蛉と綺蝶が花降楼を出て数年、
二人のいた頃の記憶が微妙に朧になりかけている、
そんな楼での、土壇場で蜻蛉に逃げられた、あの、岩崎のお話です。

大きすぎる蜻蛉の呪縛から、二人はどうやって解き放たれるのか?
ハッピーエンドには、やはり、蜻蛉と綺蝶の登場が不可欠だったようです。


「舞台が花降楼」であれば、人を替え、時代を替え、…

3

ドント・クライ・ベイビィ コミック

木下けい子 

珍しく濃いめ

この本、主人公がサラリーマン設定だけあって、最近の木下先生にしては、珍しく、ちゃんと裸で絡んでいるシーンが多かった。
まあ、そこは、掲載誌がDear+なので、そんなにあからさまに濃い表現はないですけど。

宝井、ツンツンした言動の合間の、なんだか途方に暮れたような、口角の下がった顔が、、、
藤堂は、こういう、迷子顔にやられちゃったんでしょうね。

宝井のツンツン具合が,非常にかわいらし…

1

でも、傷つけたい。 小説

真崎ひかる  鈴倉温 

一番悪いのは

ダメンズウォーカーしている壱嘉っていうより、
見守って、慰めて、最終的な支えになっている、
5歳年下の博武じゃないかなぁ

なんというか、
逆若紫?

自分のことを、壱嘉が恋愛のの相手として受け入れられるようになる日までは、ちゃんとした大人の男に、うっかり攫われちゃわないように、周到に、じわじわと、絡め取りつつ、機を窺ってって。

それに気付かない、おバカな受けに萌えられるかどう…

0

イノセンス ~幼馴染み~ 小説

砂原糖子  陵クミコ 

ロマンティックな、おとぎ話。

だけど、地雷の人には、地雷かも。

「言葉」を持たない主人公を物語る。
作者様は、なかなか大変な作業に挑戦されたようで。

睦の中には、最初から言葉はなくて、
来栖の中では、言葉は無理矢理封印されていて。
そんな二人が、ひとときの別れと再会を経て、
とうとう自分たちの間にある気持ちが「愛」なのだと気付く。

こういう、ロマンティックなおとぎ話、大好き。

ひどいことは、全く…

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