ミュウさんのレビュー一覧

花扇 小説

剛しいら  山田ユギ 

和風で耽美

剛しいらさんの文章力には、いつも驚かされます。
シリーズによって、違う方が書いているのではないかと思うぐらいです。
剛さんの書かれるコメディー系は苦手なのに、シリアス系がいつも好みに合うみたいです。

昭和初期が舞台で、落語の噺家の話です。
落語のことがわからなくても、大丈夫です。
難しい話なのではないかと苦手意識があったんですが、読んでみたら話に惹きこまれて夢中で読みました。

3

獣・壊滅 小説

綺月陣  青海信濃 

ハードもいきすぎると、笑いに

1巻は異色の傑作なんですが、2巻は短編の集まりだからかパワーダウンな気がしました。
ハードバイオレンスエロも、究極までいき過ぎると笑えてしまうのは、なぜなんでしょう。
これ、絶対無理だろと言う事が、わかってしまうからかも。
今回も、ハードバイオレンスエロスに更に磨きがかかって、トラウマレベルのエロです。

若頭・九堂了司(執着鬼畜攻め)×三代目組長・志方廉(男前受け)
高校に行きたいと…

4

甘い烙印 上 小説

鈴木あみ  門地かおり 

孫の身代わりとして、乗り込んで

上下巻で、完結します。
門地かおりさんのイラストが、ずばりエロいです!
もちろん、それだけじゃなく、最後まで話が気になってはらはらするような読み応えのある話です。
受けが幼い頃から性的虐待を受けているので、苦手な方はご注意。

羽根木グループ御曹司で養子・羽根木清瀧(20代後半)クール不器用微鬼畜攻め×棄て児で、偽物の孫・櫻(16)強気受け
養護施設の園長に抱かれることで、高校まで行か…

2

緋色の雪 小説

いとう由貴  緒田涼歌 

愛憎共存の関係

初っ端からのパターン外しに興奮しました。
病弱な受けが弱っていたら保護して、攻めによる鬼畜三昧が多い中で、珍しいパターンです。
時代設定は、GHQや戦争未亡人などが出てくる時代です。

永井は貴文の家に恨みがあって、その復讐は成功し、一家は夜逃げをすることになる。
病弱な三男の貴文は足手まといということで、家族に捨てていかれた。
脆弱な身体から迷惑をかけていたし、それも当然と貴文は諦め…

3

甘い烙印 下 小説

鈴木あみ  門地かおり 

ついに、正体がばれる

下巻はスピード感があって、事件もドラマティックに大きく展開されます。
偽物の孫の櫻の正体がついに清瀧にばれて、鬼畜エロな展開で切なくて萌えました。

羽根木グループ御曹司で養子・羽根木清瀧(20代後半)クール不器用微鬼畜攻め×棄て児で、偽物の孫・櫻(16)強気受け
園長は更に要求をエスカレートさせて、ついに櫻の正体が清瀧にばれる。
清瀧の傍にいたいから形振り構わず、祖父に自分達の関係を秘…

1

薔薇の楔〈後編〉―薔薇の名前(3) 小説

水戸泉  青樹緫 

後編も鬼畜エロ続行中

前編で彬がフィラードに攫われて、後編でもまだ手中にいるので、今回も前編同様というか、それ以上に鬼畜エロな回です。
予想は出来ていましたが、菜津央は瀬名の敵にまわると言う宣言があります。
菜津央とフィラードと一緒の3Pや、前編の鬼畜エロな効果抜群な薬とピアスの効果が持続中なので、いいようにいたぶられます。
前編同様に、茨な趣味を持つものにとって、非常に萌える巻でした!

瀬名のことを思って…

0

初恋の未来 小説

火崎勇  小山田あみ 

初恋から8年後の再会

お互い好き同士なのに、切なくもすれ違う話です。
攻めがヘタレなので、ヘタレ攻め属性をお持ちの方にお勧めです。

塾講師・梶凍流(26)ヘタレ硬派攻め×雑貨屋店員・天国英志(26)健気受け
高校の時の同級生同士で、お互いが初恋。
夢中になって身体もつなげたのに、卒業とともに別れることになった。
8年たっても忘れられなかった天国の前に、梶が現れて。
今度は、後悔しないように頑張ると誓った…

5

夜空に咲く恋 小説

水瀬結月  山田ユギ 

可愛げのある俺様攻め

水瀬さんの書く俺様攻めは、俺様なんだけど可愛さがあるので憎めないです。

親友で棋士の不動隆洋(24)俺様攻め×自動車メーカー勤務・清野渉(24)クール天然黒髪メガネ受け
高校生の時の同級生同士で、その頃から関係があります。
でも、渉は女の代わりで抱かれていると思っていて、恋人の自信がない。
渉の会社の夏祭りに、友達が将棋の棋士ならと紹介を頼まれたら、不動本人が来てくれることに。

1

絶対者に囚われて 小説

バーバラ片桐  海老原由里 

監禁調教萌え

極道物で、受けを監禁調教萌え!
そんな嗜好の方にぴったりな話です。
バーバラさんだけあって、エッチもたっぷり濃厚で堪能しました。

西井組組長・宮脇本俊(俺様鬼畜執着攻め)×組長の次男・神城友那(大学一年)お坊ちゃん受け
昔は組にいたが、破門されて以来会っていなかった男と久々の再会。
家族の復讐をすると言いだす友那を止めたのは、宮脇だった。

幼い頃から目をつけていて、友那が美しく…

1

てのひらの涙 小説

火崎勇  ひたき 

恋人の秘密が拍子ぬけでした

恋人の部屋には、開けてはいけない扉がある。
そこから青髭のような童話を想像していたら、全然違う話でした。

グノーシスの都築×若手シナリオライター・成宮(26)
パーティー会場で大人の男・都築と出会って、成宮は初めての恋に落ちる。
愛を交わし、メールも交わし、合い鍵ももらって、恋人なはずなのに不安が去らない。
担当している脚本に出演する役者の白河とエレベーターですれ違い、もしかしてと、…

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