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定広美香
茶鬼
「下剋上!!愛する主人を辱め犯す!!」なんて、エロエロを想像してしまうのですが、いや、辱めてませんでした、、大丈夫両想いだよ。。 煽り過ぎです、この文句。 昭和18年設定で猟師と若様の主従関係。 その猟師の名前が佐助って、、この設定だけでもう悶えてしまう自分は何フェチなのか悩んでしまったデス。 徴兵される前にと故郷へ一度帰省した若様こと和泉が、間違って佐助に足を撃たれてしまい・・・ …
妃川螢 水貴はすの
科捜研と刑事っていうと、いおかいつきさんの「リロード」がありましたが、全く違って、事件にも愛憎を絡めしっかりと読ませるガツンと男、な感じにしあがっていて好印象の作品でした。 警視庁に科学捜査班ができることになり、準備として科捜研から御室という元大学の准教授までしていた男がやってきます。 刑事課の班長代理の部下の信頼熱い男・緒ヶ瀬が御室と組むことになります。 独身女性が連続して殺害される事…
遠藤りさを
遠藤りさをさん、現在は「由川リサヲ」に改名して執筆しているが、その作品の魅力は一見とても地味な見た目に反して読ませる作品になって、何らか心に残す大人なストーリーが作られるところにある。 また絵についても面白いもので、初期のものは線なども丁寧にきれいな線で描かれているのだか、後期になるほど、手が震えて描いているような重ねたような線で描かれる絵になっていて、こちらの方が初期で退行しているのでは?と思…
しみず水都 香坂あきほ
「月は執愛の闇に濡れ」のスピンオフで、本家の兄のお話になります。 逃れられない運命を厭う主人公が、それを一緒に背負わされた従者を解放してやりたいと苦しむ姿がしっとりと描かれています。 新月がやってくると体に変調をきたして苦しむ秀士は10歳になった時、側に仕える者として、父に付いている弁護士の真原の弟・透が付くことになります。 朔久原の家というのが、男子にだけ特別な力が備わって生まれ、…
鈴原ひろの
先日出た「恋人更新契約」がヒットだったので早速に読んでみました。 やっぱり面白い? 仲野の最初の登場はキリっとして男前なんですが、段々進むにつれてヘタレが幅をきかせて、そのせいで顔がネコになっていってるということに気が付きました。 松本はそんなに変わらないんですがね。 置き薬の営業で松本に押し倒されてしまった仲野は、初のネコでしたがどうも気持ちがよかったらしい(本人感想) それで流さ…
まるごと色んな眼鏡男子に眼福を味わえる一冊ですので、この本は99%眼鏡できています、っていってもいいくらいのものなんですが。 しかし・・・萌えたーーー!!! 何と言ってもダントツが恋煩シビトさんの「あいらぶめがね」です♪ ツンデレ眼鏡だの、ヘタレ眼鏡だの、鬼畜眼鏡だの、ただの眼鏡だの、様々な眼鏡が登場しましたが、眼鏡フェチをここまでいやらしく、淫猥に、その執着のすさまじさを、表わした作品…
谷崎泉 稲荷家房之介
この本は谷崎さんの初めてのファンタジーだそうで、また挿絵の稲荷屋さんも初めてのファンタジーということでお初づくしの本です。 ファンタジーというよりおとぎ話のような作品でしたが、どても夢にあふれていてフワフワした感じのするお話。 それがまた、稲荷屋さんの絵がとても素敵でぴったりマッチしていて絵本で読んでもいいかな、と思うくらいに文章も絵もよかったのです。 疾風(はやて)の国の第五王位継承権…
アクアのアンソロ”肉体派”はその名の通りマッチョ系ですが、今回はその中でもアラフォー受けという、平たく言えば”おやじ受け”ですよね。 普通の男子やおじさんの絵で展開すれば、それなりに普通のBL本なんでしょうが、マッチョにすることでその肉感や汗や体毛がやけに生々しく、イイ意味でいやらしいと思う。 中でも目を惹いたのが鬼嶋兵伍さんの「イツワリ」 大学時代自分に気のある風のゲイ男子を快く思って…
高岡ミズミ みずかねりょう
高岡さんの作品はいつも重いものしか読んだことがなかったので、割とライトな作りのものは初めての体験でした。 作品は推理サスペンス風の進行ながら、登場人物達が割と軽めな設定なので読みやすく、推理部分もきっちりと書かれていて好印象を与えます。 坂巻は刑事をやめて、元検事の友人・加納と一緒に探偵事務所を開いています。 仕事で7年前に行方不明になった当時15歳の息子の行方を調べてほしいという依頼が…
新也美樹
ネタバレ
表紙絵は、お華の先生が青年を・・・みたいな「いけませんわ!」な雰囲気ですが、とんでもびっくり本でした! むしろ帯の「花も男もまとめてガッポリ!!」が雰囲気にぴったり。 そんなギャップがすごく楽しい一冊です♪ 表題は華道の先生と生徒なんですが、何と二人なのに3P気分が味わえるお得な内容(?) 華道界の”ほほえみ王子”と呼ばれる家元・英美の教室に唯一男子の生徒がいるのだが、それが半井亮太郎…