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明治カナ子
茶鬼
ネタバレ
いつも痛いのに、今回はオヤジ攻めが4編の短編集で、結構甘いお話がほとんど。 しかし、登場するオヤジ達はみんな全然格好よくもない、ひと癖もふた癖もありそうなかなりなお年? 表題作はおじさまの愛人になる青年のお話。 おじさまはお金持ちなので、遺産目当てで近寄ってくる相手が多かったのか「好き」と言ったら別れると言われているので、青年は本当に好きになってしまっているのを言えなくて、わがままを言う…
山田ユギ
やっと、やっと待ちに待ったユギ様のオリジナルコミックであります。 「たかが恋だろ」の後書きに気になることが書いてあったので、本当に嬉しかったです。 「人はなぜ~」一連の作品は、今までの本編書き下ろしおまけみたいな構成のストーリーが続いており、ほんの数ページつづの短編ですが、ギュギュっと凝縮され的確にポイントを突いていて、リーマン&オヤジスキーにはたまりません☆ キャラもどちらかが女っぽい…
双子に飼育される青年と、その友人。 いつも痛い系の明治作品ですが、最初はモヤモヤしたものをぬぐいきれません。 イジメを助ける代償に彼らに性奴隷にされる啓冶。 自ら進んで選んだ道ですが、それが居心地のよいものとなっているのでしょう。 どんなプレイを強要されても、「嫌」と言いながらも進んで受け入れて、期待さえしている。 始めは双子2人との3Pでしたが、片われ聡のほうの執着が強く彼との1対…
河井英槻
JUNEでは全体の1/3にエロがないとという規制があるみたいで、ピアス掲載作品はエロなんですが、旧ビブロスの作品はエロ少なめです。 絵全体の雰囲気ははかなげでキレイなんですが、どの作品もみな顔が似ていて、最初全体をパラパラしたとき、全て同じ主人公の連作かと思ってしまいました。 作品は決して楽しいものではなく、「錠前屋ロック」「川辺のふたり」を除いて、全てに孤独や悲しみが流れて切なさを醸し出して…
栗本薫
はるか昔、竹宮恵子氏の表紙で出ていた「真夜中の天使」「翼あるもの」 あれっきり栗本氏の作品とは疎遠になっておりましたが、あの今西良に魅入られた男達の物語がまだ続いていたとは、そして「ムーン・リヴァー」を最後にもう読めないのですね。 良に魅入られ、憎まれ全てを失って自暴自棄な抜け殻になってしまった作曲家・風間俊介が主人公です。 前半は風間の荒れ果てた姿と、良への後悔と思慕で埋め尽くされてい…
崎谷はるひ 山本小鉄子
先月、ちるちるで盛り上がっていたので気になって読んでみました。 みなさんのレビューやコメントを見ないように苦労いたしましたよ(涙) 最初の15ページ行くまでに、この北原先生はネコだ!直感いたしましたよ。 そうしましたら、案の定でしたね~多分~ いきなりですが、きっと将来的にミオはタチもこなすようになるに違いないと自分の中で確信しております。 お話は、マンガ・CDが先のものを小説化…
義月粧子 朝南かつみ
色気のある朝南かつみさんの絵で表紙買いした本でしたが、本当に対峙具合がツンデレで、和装で萌えました(何を言っているのかわからなくなってる・・・汗、、) 義月粧子さんて、派手な感じはないですが密かに(?)萌える作品を結構書いてますね、本棚探したら何冊もありまして驚きました! 高校時代好きだった黒田に気持ちが通じなくて傷ついていた志岐が黒田に再会して、ツンツンしながらツンデレに至るという幼馴染…
大竹直子
大正の時代、浅草大衆演劇の人気役者百々之助が主人公で彼を取り巻く男たちとのお話ですが、百々之助は男にも女にもモテモテなんです。 最初の話は、百々之助に一目ぼれしてお世話係になる志賀勝とのお話。 劇団の人気女形八千代がライバル轟がいる劇団青蜥蜴に行ってしまい、その代役に少年の勝がぴったりと、百々之助がおいしくいただいちゃうお話。 二話目はその後日談、ラブラブ☆ 三話目はその続きになりまし…
樹生かなめ 奈良千春
今回は眞鍋の龍こと清和くんと姐さんは主人公ではありません。 まだ姐さんが、姐さんになる前のサメの実働部隊の隊員エビのお話でした。 アラブの皇太子が出てまいりましたが、樹生先生の個人的興味満載で舞台が甲府、まるで観光案内の如くで、エビは鎧兜コスプレまでしてしまいました。 清和の恩人の名取グループの依頼でアラブの皇太子カーミルに接近することになったのは、甲府出身のエビ。 皇太子の暗殺計画な…
木原音瀬 よしながふみ
木原設定には痛いはつきものですが、これを一体どうやって料理するのですか? 未開インディオにさらわれて現代社会に溶け込めない青年と、詐欺まがいの仕事で遺産目当ての男のお話なんて。 が、ちゃんと最後まで持って行ってしまう力にもうグーの音もありません。 子供の頃親に捨てられホームレス生活を体験した村山、詐欺まがいの訪問販売の仕事をし、ギャンブルなどに金をつぎ込みいつも金が欲しいと思っている。 …