茶鬼さんのレビュー一覧

生日快楽 コミック

小野塚カホリ 

独特の世界観

一昔前の少女マンガの男の子みたいなタッチに、
9年も前のマンガなんだ・・とビックリ。
ざっと読めば、その通りのお話なのですが、ひっかかる部分がたくさんあり、読み返すうちにその底の深さにわけわかんなくなってきちゃいました。
精子バンクつながりの森中と達也。
最後の森中育ての親の「達也くんはあなたの・・・」の、その後が気になります。
ひょっとして、9年も単行本化しなかった理由はこの続きにあっ…

2

王子と小鳥 コミック

山中ヒコ 

思わず涙してしまいました

自分は結構冷たい人間だと思っているのだが
ふとしたツボもしくは秘孔を突かれると、一気に涙腺がゆるむ。
この作品も、「亡くなったじいちゃん」「無邪気な子供」というアイテムが出てきてしまったために、自分の涙腺を刺激してしまいました。

主人公鈴木は美大生、借金のカタに売られてしまい、本当は女の奴隷を欲しがったアラブの第一王子が話が違うと怒ったため、第二王子がひきとるところから始まります。
長…

6

午前一時の純真 小説

水原とほる  小山田あみ 

やっぱり流されてました

怪我をした暴力団組長鷲谷を助けた大学生史也が翻弄されて流されちゃうお話。
今回も嫌がる受けちゃんを、責めまくる攻め様が、時には暴力的行為に走ったりしており、読み手としては一見SMを思わせるのかもしれませんが
バイオレンスもSMも、受け手がそれを快感に感じれば、合意の行為になり、一見痛そうですが、そうでもないと改めて気付かされましたよ。
ということで、史也くん嫌がりすぎです。
本当は鷲谷の腹…

9

眠る劣情 小説

夜光花  高階佑 

自分を発見できてよかったね

BLで登場する女性はゾンザイな扱いを受けることが多かったり
思いっきり嫌な性格だったりしますが
主人公晶の妹初音は、もう読んでいても
「そんなに死にたきゃ、勝手に死ねば」と突き放したくなるほど
ウザイ存在でしたね。
そして攻めの章文の婚約者愛さん、ちょっとかわいそうでしたね。
ミステリー仕立ての部分は、甘い部分もありますが
主人公の性格や遍歴から考えれば、そうだろうな~という展開に。…

5

泥棒猫 小説

鈴木あみ  街子マドカ 

ミミつきにしっぽもあって萌え二倍

謎のウイルスにより、世界中の女性が滅亡して男性だけになった世界
(あれ?どっかで見たような設定・・・)
ミミつきに生まれるのではなく、突然変異である日ミミつきになってしまう
しかも、尻尾つきですよ~!
ということは、前作はうさミミでしたが、猫ミミ以外にも
カバの耳に尻尾とか、ブタの耳に尻尾とか、
猫でもスコの耳折れなんかも、カギ尻尾もあったりするのかしら?
普通のくたびれたオッサンに…

1

交渉人は疑わない 交渉人シリーズ(2) CD

芽吹さんもとい平川さん、お疲れ様。

国際紛争と嫁姑問題以外はなんでもござれの交渉人シリーズ第二弾。
周防組若頭兵頭の過去に関わるホスト溝呂木が交渉人芽吹の依頼人として登場し、とうとう芽吹がバックバージンをロストするお話ですね。
今回も最初から最後まで、芽吹さん出ずっぱりの喋りっぱなしで、聞き終わった後、思わず「お疲れ様」とねぎらいたくなる作品でした。
二枚組だけあって、内容の編集もほどほどで原作を壊さない脚本になっていたと思い…

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