茶鬼さんのレビュー一覧

ロストチャイルド コミック

十峰くうや 

非常に残念漂う・・・

この題名よく見るな、色々な作品があるよね。最近ではももクロ!?
と思いつつSFファンタジーなのは多分、、と思いつつ何かを期待したのは確かです。
しかし、読んでみて若干こじんまりとしてしまい(こじんまりしないと前後篇の2話では終わらないし、第一に一番あらわしたいのは「愛」だし)ラストのエッチの為にこの話はあるのか、はたまた早急すぎるエッチ展開にええー!?は否めない。

何か新種のウイルス予防…

2

まほろばの日々 コミック

平眞ミツナガ 

こういうのが大好きなんです!

前作『in portrait』から二カ月連続刊行のcannaの単行本。
前作、juneを思わせる気持ちの見せ方の魅力に注目しましたが、今回もハートを鷲掴み!
1月に出た『つまらない二ノ宮さん』の中に同時収録されたパラレルSFファンタジーがとてもよかったのですが、それ系統のファンタジーで統一された一冊となりました。
そこにあるのは、ただひたすらに相手を思う気持ち。
それだけなのに、もう心が痛…

5

愛に終わりはないけれど 小説

中原一也  奈良千春 

最終章へのラストスパート

これでオヤジ開眼をさせられたという自分にとって憧れの最強オヤジ攻め斑目と
ドヤ街でほとんどボランティアのような診療所を開いて「医者」としての姿勢を貫く極貧だけどまっすぐな坂下医師の物語は、とうとう次の巻でラストになるようです。
今まで少し見えていた斑目が医者を辞めた理由に触れ、彼の師である久住という老医師の登場と、斑目が医師を辞めた原因にも繋がる医療過誤により亡くなった少年の兄が、ホームレス支…

9

片思い 小説

木原音瀬  伊東七つ生 

犬と猫、4人4様

比較的新しく腐の世界に入った身には、絶版の新装版は特に関連性のある作品が、とてつもなく分厚くなってしまったとしても一気に見られることは嬉しい。
旧版は桑原さんがイラストだったが、端正な絵柄で目を引く伊東七つ生さんのスタイリッシュなイラストになって今によみがえるのも新鮮です。
ただ、同時収録でそちらの方が評価が高かった作品はどうなるのか?ちょっと心残りもありながら・・・

【片思い】
猪突…

7

心の距離の方程式 コミック

くるりんるみこ 

ヘタレと強気の凸凹カップル

この作家さんはヘタレ×ツンデレがお好き?
この本の収録順は同棲恋人編→出会い編へとさかのぼっている。
この恋人編がエロエロ傾向なので、他もそうなのか?と思いきやきちんと青春恋愛モノに収まっていてそれが以外だったり。
かなり性格がはっきりしているので、こういうのもありだなと思いながらも、ここまでくるとひょっとしてヘタレ君はモノ好きなのでは?とさえ思ってしまった(笑)

まず恋人編の【クロー…

1

愛の在り処 小説

杏野朝水  スゥ 

二つの執着愛

杏野作品、どこか少しほの暗い部分があるのが好きです。
今回は前回のような驚きガッカリ感はどうかありませんように、、と願いながら。
これは、以外にも意表をつくものが実はありました。
二つの愛情。
それは似たようでいて、違うのです。
一瞬同じ種類のものか?とも思われるのですが、結末からも途中からもそれは見えてきます。
ただ、ここで個人の好みを出すと主人公が受け入れられるかられないか。
こ…

2

マッドビーナス&マイハニー コミック

小堀キミコ 

ちょっぴり痛くて。。。

作者さんの初コミック。
帯に「サブカルショックな初コミック」というコピー文がついてるんですが、確かにサブカルです!
サブカルといっても絵柄がサブカルというのではなくて、登場人物の気持ちの見せ方がサブカルなんです。
なので心に痛みをともないます。
エッチ・エロもほとんどありません。
なのになんとなく色気というかやらしさを感じるアングルと絵柄も見られる。
ここに収録されているそれぞれの物語…

5

悪魔との赤ちゃん戦争 小説

樹生かなめ  加賀美炬 

父親がライバル

前作で、とんでもない魔力を持つアスタロトの子供を出産した俊介。
という出産・子育て編へとつにゅうした本シリーズは、今回の題名が「~赤ちゃん戦争」ということで何だろう?チビタと呼応するサタンの子供が何かあるのかしら?
と、次なる展開を期待いたしました。

内容的には、俊介の子供=チビアスタロト→チビタ(で定着♪)がママ大好き!!なお話でもあり、
チビタの強大でコントロールのできない魔界も展…

2

-dernier-雪色の物語 コミック

純愛鏡 

どこが始まりでどこが終わりなのか

自分に足りない何かを探して吸血鬼と人間が共存するという町にやってきた主人公・粉雪。
そこで出会った男は蒼人と名乗り自分は吸血鬼ではないというのだが、なぜか粉雪のことをしっているようだ。
いったい粉雪は何を探して何をしようとしているのか、
蒼人は何を知っていて、何をしようとしているのか?
意味深に進展するストーリーは、展開につれ不思議なメビウスの輪のような様子を見せて、いったいどこが始まりで…

3

ぼくらが恋をするには コミック

青井さび(内田つち) 

臆病者の恋人たち

タイトルのように題名を思うほどに、初々しいのか器用貧乏なのか素直じゃないのか、全体的に「ああー!もうっ」って、それが切なさとともにキュンを呼ぶ一冊。
内田つちさんって、本当に一作ごとに変化していって、どんどんと新しい顔をみせてくれて断然に注目、そして成長株の作家さんのひとりだと思います!
全体的に可愛らしい雰囲気が漂うのだけど、かわいいで終わらない何かがある。
それがとても自分にとっての魅力…

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