茶鬼さんのレビュー一覧

泣きっ面にキス 小説

野原滋  森原八鹿 

父であり、母であり、兄であり、そして恋人

最悪の出会いをした主人公と、姉の婚約者の兄。
意地張って強がってる主人公が見せた本音の顔にヤられてしまったその兄が、かいがいしく面倒を見て餌付けして、主人公が初めて得たその気持ちを絵にぶつけながら彼によって抱えていたモノを吐き出し克服して、明るい未来を得るお話。
題名はまさにそうですね♪
話の展開は主人公視点なのに、何故か題名は攻め視点w

きっと恋愛的には、年上には「放っておけない存在…

5

不条理な契約 小説

佐々木禎子  周防佑未 

帯に用心!

本の帯に「おまえ、今日から俺の愛人になるんだよ! 親の借金のかたに結ばれた理不尽な「愛人契約」心とはうらはらに熱く燃え上がるサディスティック・ラブ」
裏のあらすじもみてみればそれを裏付けるような内容が・・・
しかし!
始まりはそうですが、この文章の半分はちょっと違います。
きっと、これを見ると愛人契約によってエロエロされて、トロトロにされて、それに主人公が苦悩して、買った男はいたぶりながら…

6

同居人は魔性のラブリー 小説

田知花千夏  CJ Michalski 

これでいいのか?

実にミチャさんのイラストがぴったりと当てはまるキャラクターで、いっそミチャさんの漫画で見たかった(大汗)
事の始まり、誤解、トラブルの経緯、キャラクターどれも悪くはないんだけど、恋愛とこのラストの決着の際のギリギリぶり。
これでいいのか!?ギリギリすぎて逆に臭かった。
それがとても残念。

尚吾が授業中に入った母親からの1通のメール。
突然アパートを解約して出奔した母親に取り残された高…

4

青龍の涙 ~神は生贄を恋う~ 小説

月東湊  陸裕千景子 

本来なら地雷なはずが!?

やっぱりですねーチャレンジャーでいて良かったと思いますよ(シミジミ、、、)
生贄・嫁・健気受け、これだけ要素が揃っていると大方地雷暴発パターンを予想するのですが、どこかで自分のアンテナが働いたのね(汗)
ただの生贄・嫁・健気じゃなかったんです!
どうやって心を通い合わせるか、その経緯。そしてラストでのドンデン。
こうした人外もので問題になる寿命の問題。
いろいろな問題に真摯に向き合って…

2

OPERA vol.36 縛(アンソロジー著者等複数) コミック

いよいよ、そしてやっと!

ものすごーーーーく長く連載していた阿仁谷さんの「ミクとネオ」がとうとう完結しました!!
長かったよ~。。。
コミカルなコメディかと思えば、時としてシリアスに展開を見せ、一体ミクって何者?ネオって?これってBL展開?
様々な疑問は、不定期連載であったためにストーリーのぶつ切りで中々内容を覚えていなくて、ただ不思議感覚のお話という印象だったのですが、最近やっとその中身が見えてきてとうとうでした!…

2

マイハニーエクスプレス コミック

猫野まりこ 

恋も仕事も猪突猛進!

年末『同人に恋して』と数日違いで2冊発売になった後発のほうです。
1冊目の時に時間をおいて、と書きましたがレビューを書く分においてそれは正解♪
細かく具体的に挙げれば、差はあるのですが、攻めの受けに対する愛情情熱温度が沸騰マックスのあまりおバカで突っ走る部分が似ているのでした。
しかし、基本ラブラブでおバカを見せるけどその気持ちは本物。
だからそのおバカさが横滑りすることはないんです。

5

困らせたがり症候群 コミック

山佐木うに 

たこ焼きと俺どっちが好きなんだ?

と、そんな究極な選択はありませんが(w)でも、たこ焼きが好きなことがきっかけで始まる恋です♪
やんちゃな高校生が実はじいちゃん思いで、
たこ焼きが好きで、ちょっとかわいいなって思ったのがきっかけの興味が始まりだったのが、だんだん彼自身が好きになっていって、
そして、彼等の将来に関わってくる。
そんな恋愛もありながら、それについてくる設定が彼等に関与してくる、しっかりと地に足のついた、ただ「…

3

溺れる恋の痛手 コミック

小鳩めばる 

タチの悪い男に惚れたら

ひょっとして単行本は実に3年ぶりでしょうか!?
独特の可愛らしいめばる作品の印象が強いのですが、こちらはディアプラ掲載だった漫画の他,Heartzに掲載だった作品も完結させて収録されていたり、同人のがあったり、年度も08年~11年のものまでと幅が広いので可愛いだけじゃない、バラエティに富んだラインナップで読むことができます。
そして、どれも結構いいのです!!
評価的に「萌え萌え」に近い「萌え…

4

幽霊ときどきクマ。 小説

水壬楓子  サマミヤアカザ 

とても良いファンタジー♪

水壬作品ってシリーズが多いので最近敬遠してましたが(スミマセン)単発だし、”幽霊””クマ”の単語に非常に惹かれて購入!
ただし、イラストが苦手な作家さんで(涙)クマのぬいぐるみだけ見てました(大汗)
しかしながら、非常によいファンタジーでして
以前成瀬かのさんで「ぼくはクマちゃん」という非常に痛い(?)幽体離脱ものがあったんですが、こちらは事件性があるものの、ドキワクと共に推理サスペンス風味…

7

氷の軍神 ~マリッジブルー~ 小説

沙野風結子  きりみゆうや 

まさかよもやの紙一重!?

表紙絵にナチのSS軍服風の御仁が描かれているので、思わずその時代背景のお話なのかと思ってたんですよ。
ところがどっこい!現代でした。
主人公が中小企業の危機的現状を改善したいと、かなり前向きに取り組む公務員の設定でして、その彼がドイツに招待されて視察に訪れるんですね。
そこで出会ったのが、以前からその手腕に憧れと尊敬の念を抱いていた財閥の総帥の御曹司で。
ま、いろいろありまして主人公は拉致…

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