茶鬼さんのレビュー一覧

花のみぞ知る (3) コミック

宝井理人 

まさかよもやの、ツンデレのかわいさよ♪

1巻で出会いがあり、2巻で気持ちが通じ合い告白、そして3巻。
宝井さんらしいと言ったら失礼なのかもしれないが、ゆる~りした展開にこの3巻は、怒涛の速さの展開でもあり、もうすでに2巻で素地はできあがっており、この最終巻で決着をつけるだけになっていたんだな、というものでした。
しかし、ここまで甘さを見せてくれるとは・・・
思わず御崎の色気にヤられました♪

互いが好き合っていたことがわかる有…

4

やぎさん郵便 コミック

草間さかえ 

嫉妬するほど本気

citoronで毎号コンスタントに掲載があるわけでない作品なのに、この作品は、「あ、2年分の掲載だったんだ!」と思い出すほどにそんなに時間が経ってない感じがします。
それに、以前の草間作品の傾向は登場人物のセリフが、意味ありげで何かを示唆するような言葉を使って、あとで、「ああー!」みたいな部分があって、それが少し難解に思ったりしたことがあったのですが、ここ近年の作品はそういう部分は残ってはいるの…

11

裏腹とジレンマ コミック

直野儚羅 

いろんな差があります

直野作品といえば、年齢差と身長差♪
今回はそれに付け加えて、身分差とか一部障害もテーマにしており、1冊が色々な差やギャップとなって魅せてくれます。
雑誌掲載の形が1話完結の読み切り形式なので、必ず後半にエッチがあるのに若干早急感はあるものの、それを凌駕してしまう萌えがあるのです☆☆

表題は、そのイケメン外見から誤解を受けることが多い貧乏学生の立花が、同居友人と喧嘩して住むところがなくなっ…

3

極道はスーツを愛で貫く 小説

中原一也  小山田あみ 

とうとう破滅への嵐が!

本編カプのほうは、これまでの話で榎田の芦澤と共にある覚悟ができ、榎田の芦澤を積極的に求める姿がエロさを増す、絆の深い恋人となりました。
芦澤の右腕だった木崎と悪徳弁護士諏訪の恋愛は、前作スピンオフでやっとよかったね~という結果を迎えましたが、諏訪と組長の娘・優花のことで、組員の木村を殺してしまったことが、彼らを破滅の道に導いているという、その始まりでもあったのです。
そして、今作でとうとうその…

9

生徒会長に忠告(6) コミック

門地かおり 

お願いです、もう少しスピードアップしてください(涙)

生徒会長の設定で、柔道部の設定で、だけど設定だけでそれがどうした?と言われるとそんなシーンはほとんど出てこない生徒会長に忠告。
それまでは1年に1冊は出てたのに、今回は実に2年ぶり。
しかも5巻は厚かったが、6巻は薄く、1/5はアフレコレポートと番外編。
実際のところ、内容も展開があるのは2話分くらいで、あとは番外編っぽい内容。
雑誌でたまに見ていたときも12Pくらいあればなんとか、掲載の…

4

毎朝8時に、3両目で コミック

高昌ゆり 

表紙と装丁と帯と、本の外見に裏切られてください♪

作者さんの初コミック。
素朴な絵柄に題名。本の帯は「いつもの田舎の風景が、バラ色に変わるとき」そして裏のあらすじを見て、なんとなく素朴なBLを連想するのですが・・・
あけてびっくり玉手箱♪
そんなイメージを覆す、コメディ路線だったのです!!
何か、その受けを狙った面白さやギャグがあるわけではなくても面白くなっちゃうという、そう、キャラ立ちしているのですw
このコミックスの表題の作品は、違…

6

恋をするならこの街で コミック

阿部あかね 

気配りはさすが!

阿部作品が先月からドドドーと読めて大変に嬉しい自分です☆
今回は、いや、今回も、滅茶おもしろかったーー!!
もう、キャラクターと設定勝ちっていうか、登場人物が皆いいのですよ♪
どうしてくれようぞ、この萌え萌え(笑い)

オーナーが商店街の自治会長の借金のカタに手に入れた場所にオープンしたホストクラブ。
年齢高めのおばあちゃんたちが幅をきかせる商店街にそれはありますw
こんな場所にホス…

4

となりの美しいひと コミック

佳門サエコ 

エロくない佳門作品

花音だけど、佳門さんだから、、とちょっと期待していたら、いい意味で見事裏切られました!!
本編だけだったらなんと!エロ無しだったのですよ。
しかもね、田舎から出てきた青年と都会に住む擦れっ枯らし青年の組み合わせで描かれる純愛。
これがまた、けっこういい話でね~
ベタ王道なんだけど、後味がすごくいい♪
むしろ、純愛だったので、描き下ろしの初エッチの場面がすごく萌え萌えしちゃいました。そんな…

0

逃げ道はこちら コミック

元ハルヒラ 

押して押して押しまくる☆

最初は切ない系の作家さんだったのに、改名してから本当!力が抜けて、いい意味でゆるくて脱力系の作品を描かれるようになりました。
今回の短編集も、まさにゆるゆる♪
表題なんかは、きっと普通だったらイラっとするかもしれない攻めの行動も、何か受けが流されているのと、攻めの憎めない性格で、何か許してしまえちゃう。
他の作品も、ほのぼのと、まるでハートが空気中にプカリプカリ浮いているようなw

中学…

3

足枷 小説

火崎勇  Ciel 

痛い愛だが痛くないほの暗い甘さ

今まで自分が読んだ火崎作品にしては珍しい、エッチが前編にわたって散りばめられた、訥々とした、相手を閉じ込める場面がほとんど室内で展開される物語。
こうした、監禁モノは多少読んだつもりでいるのですが、場面が室内でだけ展開されるので結局のところどれも似たりよったりになったりする既視感は否めない。
主人公が突然監禁され、鎖でつながれ、身体を開かれる。
しかし、根本には愛があるので、さほど痛さはない…

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