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木村イマ
茶鬼
ネタバレ
作者さんの初コミックにして、初BLだそうです。 ものすごく、登場人物の「心」にスポットライトを当てています。 人を好きになることって?人を愛することって? そんな色々な形が悲喜こもごも展開される、このトーンは少し昔懐かしい色を含んでいて、却って新鮮でもあるし、とても心に残ります。 完璧な人はどこにもいない、誰もが何か心に抱えている。 KARENにしては珍しく島二センセイの推薦帯がついてい…
杉原チャコ
シエルコミックは、どうにも若年層・初心者向けのイメージがぬぐえなくて、他の雑誌で活躍してる作家さんがここで描くとどうしても軽くなってしまう潜入感があるのは間違っているだろうか。 読み応えを求めちゃいけないんだけど、割り切って読むにはもったいない感が・・・ ということで、多分杉原チャコさん初シエルです。 ところが、意外にも起承転結明確な展開にとてもわかりやすく、それぞれにうまい展開が容易されて…
高岡ミズミ 禾田みちる
「鬼」という存在を茶化したり、軽めのなんちゃってで表現していない部分、かなり作者さんの”好き”という気持ちが込められた作品になっていると思われました。 高岡作品って、現代もののイメージが強いのでこうした幻想モノ風がお好きだったなんて意外な部分もり、知りませんでした! 互いの互いへの執着が強くある部分はとてもよくわかったのですが、これが性愛を含むラブになるには難しいのかも・・・何と言っても鬼の朱…
葉芝真己
約2年ぶりの続巻に、いやぁ、さすがに少しはlove方面の進展はあるだろ?と思いきや!! ・・・まだでした(ガックリ) 離婚して離れ離れになった弟の子供を引き取ることになった売れっ子作家の井筒が、金髪という外見ながら皆に好かれて面倒見のよい保育士・なっちのいる保育園にその子供亮太を預けることになったのが出会いの始まり。 井筒のいい加減な態度から女性の恨みをかってなっちが怪我をした時からはじ…
藤河るり
大型でちょっと傲慢な年下ワンコ攻めがほぼ1冊を占めた本になりました。 最近、アンソロの短編ばかりだったので久々にまとまったものを見るとやっぱり悪くはないんだと再認識です。 両親を亡くした年上の従兄・七海と、現在モデルで活躍中の年下の慶は5年前から家族の一員として一緒に暮らしている。 芸術家の両親が不在がちの為、七海が家事などをうけもっている世話焼きやさん。 慶は七海の事が大好きで執着を…
散々、泣けた泣けたとツイッタで編集があまりに言うのでひねくれ者の自分はつい斜に構えてどんだけ身内盛り上げしてるんだよ、と疑心暗鬼の固まりになってこの本を手に取った。 作家陣として、榎田氏原作のマンガ、そして木原氏の小説はきっと痛いに違いない、そして何と言ってもしばらくBLはご無沙汰のヤマシタトモコ氏が56Pもの作品を!というそれが見たくて、つい「泣きたいんじゃないからね!」などとツンデレ風味でこ…
神楽日夏 雨澄ノカ
今回は、あまり自己主張は強くないが天性の品の良さと素地をもちながらも、読者モデルの延長で男子ファッション雑誌のモデルをしている大学生の主人公と、 元モデルで、映像にも手腕を見せ今度自らのファッションブランドを立ち上げようとするマルチな才能を持った男性との 仕事を通して互いが影響しあい成長していくお話でした。 ネガティブな面はほとんど見受けられず、神楽さんらしいポジティブな姿勢が貫かれてい…
北別府ニカ
3本のお話が入った短編・中編集。 今回もちょっと切なさを含んだ優しさに溢れる胸に残るお話ばかり。 このちょっと胸が痛いっていうのが、とってもいいのですよね♪ 表題はおバカ受けです 隣に住む女性はもう引っ越ししていないのに、寒い冬の夜ドアの前で女の帰りを待っている男。 二日もそうしているから、隣に住む男は女が引っ越しした事を黙っていて彼の話しを聞くのです。 彼女に振られて落ち込んでい…
新田祐克
ディアプラがちょっと大人っぽく黒を使った装丁に変わりました! シェリプラスからの単行本第一弾は新田さんのサスペンスロマン。 なにやら霞ヶ関を舞台に官僚や国の政治に大きな影響力をもたらす占い師の存在の元、それに絡む警察官僚と整体師の恋愛がドラマティックに展開されていきます。 シリアス展開にもう目が離せない!? 一見攻め受けが最初の登場人物の印象からは逆転だったのが意外だったのですが、受け…
バーバラ片桐 周防佑未
オオカミを食らう赤ずきんなんて題名なんで、きっととっても攻めに見えない様な可愛い子が肉食男子をあれよあれよと転がしていただいちゃう話かと思ったら!? 子供の頃、体が弱くてとっても可愛らしかった1こ下の幼馴染が、突然イイ男ではあるがそのかけらもなく成長して目の前に現れて、御嫁さんにしてくれるって約束だったでしょ、と子供の頃のたわいもない言葉をたてに迫ってくる。 嫌いいじゃないけど、当然自分が突っ…