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表題作スピリチュアル ポリス 1

日吉葵,霊視をする盲目の整体師
永妻,警視庁捜査一課のキャリア刑事

その他の収録作品

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あらすじ

「嘘をつかれても、奥まで覗かれてもいい。貴方になら―――!!」

捜査一課に配属されたキャリア組の永妻(ながつま)は、先輩刑事に紹介された整体治療院で、美貌で盲目の男・葵(あおい)に出会う。葵のくれる穏やかな時間と、たくみな指先に溺れる永妻。しかし、葵には、永妻に言えない秘密があった。
『春を抱いていた』『キスアリキ。』を生み出した新田祐克が描く、抗えない、長く激しい男たちの恋が始まる―――!!

作品情報

作品名
スピリチュアル ポリス 1
著者
新田祐克 
作画
新田祐克 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+Cコミックス
シリーズ
スピリチュアル ポリス/オトダマ-音霊-
発売日
ISBN
9784403663413
3.8

(30)

(8)

萌々

(10)

(11)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
114
評価数
30
平均
3.8 / 5
神率
26.7%

レビュー投稿数10

謎の誘惑なお尻!?

わたしのだいだい~好きな 眼鏡×エリート×黒髪×美人×表は攻めっぽい、裏は誘い受け 要素が全部含めている。まさり理想!
受けは好きなら、この作品を好きになれる。←わたしの萌えポイント!


『スピリチュアル ポリス』の永妻と『オトダマ―音霊』(非BL)の永妻
そうです、同じ人です!
読んだ後気づいたけど、なんと主役の受けはもう一つの作品『オトダマ―音霊』に登場したお兄さんの刑事ー永妻!ただ顔が似ていると思った。でも、名前も同じ永妻だし、同じ刑事だし。。。ちゃんど見たら、実は同じ人物!大発見!
『オトダマ―音霊』を読むとき、とてもBLの匂いが出ていて、主役としてのまんがが出たらいいなあと思っていた。そして、新田先生が本当に描いた!!超HAPPY!
『オトダマ―音霊』(非BL)の永妻は堅いで厳しくて少し距離感があるようなタイプ。
『スピリチュアル ポリス』の永妻は真面目でエリートでクールなタイプだと思ったが、なんと純潔な少女の心なのよ!結構流れやすい!だから、2回しか会っていない葵の告白の言葉に動揺されて自分の初めて(?!)を捧げた。本当が葵のことをなにもかもしらないのに、でも葵に出会って、一目惚れだろうか?不思議だろうか?運命だろうか?恋だろうか?葵のことをすべて信じていた。
だから、そのあと、葵の正体を知って自分(永妻)が今まで信じたものはまるごとすべて壊されてしまった。そして、ショックで混乱してまた流されてあの仕事の同僚A青年、上司(?)の同僚Bオジサン、職場のおじいさんC、D、E。。。次々別の男と体の関係を持ってしまう展開になっている。(ビーチな永妻になってしまったなあ)
次々別の男と体の関係を持ったのは受け(長妻)のせいかもしれないが、相手の男も悪いと思うよ、受けのお尻を見ると、発情するなんで、しかも2回も出た!ちょっと不思議けど、とても萌えるポイントと思う。(謎の誘惑なお尻なの!)(笑)

葵:
一目で絶対ふんわりで綺麗ないい子の受けと思ったなのに、まさか先に本当の受け(長妻)に手を出すだんで、えええ。。。こいつは攻め!意外!
最初は、何か企んで受け(長妻)に接触したと疑っていたが、あとの展開を読むと、なるほど、自分も受け(長妻)みたいに攻め(葵)のことを誤解したんだ。実はとても切ないところも、純粋なところもあって、一途なのよ!おまけに、家の事情もあって、不自由でとても寂しい人!でも、やっと受け(長妻)に出会いて、2人になった。
いまの時点で、2人は会えないままけど、つづきはどうなるだろう。

3

目に見えるものと見えないもの

 新田先生が描くNOT BL作品『オトダマ音霊』のスピンオフです!オトダマの主人公の音無要と、彼のバディのヒデ(永妻恭秀)。そのヒデの双子の兄で警視正として登場していた永妻恭優(やすひろ)がこちらの主人公です。時系列では『スピリチュアルポリス』1巻が先で、2巻の途中に『オトダマ』時代が挟まっています。こちらだけを読んでも楽しめる展開になっていますが、『オトダマ』を先に読んだ私には、永妻の過去(新人時代)をこちらで読むことで、永妻という人間の根幹を知ることが出来て、その上で『オトダマ』を再読すると『オトダマ』での永妻の苦悩がより理解できました。どちらも「スピリチュアルなモノ(音)」が描かれているので、共通点も多いです。
 盲目の整体師、日吉葵は女性のような容姿の美しい男で、霊的な力を持っています。スピリチュアルなものを信じていない永妻にはうさんくさく感じるものの、包み込むような葵の言葉は心に響いて、忘れられない人になります。葵の方は見えない目に映る永妻の放つ綺麗なオーラに惹きつけられて「究極の一目ぼれ」をしたと言います。
 葵はスピリチュアルな力で永妻のことはお見通しなのか、とても積極的ですぐに結ばれます。人並みにつきあいがあったという永妻ですが(ゲイだと思っていいんでしょうか!?)、ものすごく乙女です!シャワーから出てきた姿も、葵に抱かれる姿も、「ええええ?これがあの永妻!?」とびっくりしましたよ。葵は綺麗な顔ですが、体はばっちり男でした。トロトロの永妻が美味しいHですが、一つだけ残念なことがあります。それまで葵を「先生」と呼んでいた永妻に、「イケナイことをしているみたい」だから「葵」と呼んでと言っちゃうんです!やだ~、先生のままがよかった。せめて「葵先生」にして欲しい。「あぁっ、先生。」とか「先生、もっと」とか「先生」が付くだけでエロさが2割は増す気がするのは私だけではないはず(笑)
 私、この作品はどこかを削除されたのかな?と思いました。二人が関係を持ったのが一度だけのように描かれているのに、監禁された葵に彩雲が「何度か家に泊めておったの」と葵のことを隠しカメラで監視していたことを認める発言からは、永妻が葵と関係を持ったのが数回あると受け取れます。新田先生の作品でこんな矛盾があるのは珍しいなという印象です。二人の関係が複数回描かれているほうがストーリーとして飲み込みやすいけれど、入り組んだ事件を展開させるためにエロは控えたのかもしれません。ミステリー仕立ての警察モノとして、伏線が沢山張られた1巻です。
 

3

レディコミっぽいけどきれい。

盲目の霊能者xエリート刑事の異色サスペンスもの。
刑事という仕事をするには優しい感受性を持っている永妻(黒髪メガネ)は、胃の不調に悩まされて先輩刑事に紹介された整体院へ赴く。
そこで出会った整体師日吉葵(長髪美形)は霊視で治療する霊医スピリチュアルドクターだった…
という冒頭。割とすぐに2人は惹かれあって抱き合います。
このベッドシーンが非常に艶かしい。
2人はこの一度だけの結びつきでその後運命に引き裂かれるのですが、お互いに想い合い続けるのが何とも切なく清らかともいえるくらい。
実は公安に見張られていた整体院へ盗聴器を仕掛けろと強要された永妻は、もう2度と葵に合わす顔がないと思い詰めているうちに公安にレイプされ、葵は怪しげな宗教団体?「鏡石本家」に拉致され、そのまま監禁。
鏡石本家には謎の美少年が。
鏡石とは一体何なのか。謎だけが残る1巻目です。

2

気性に惚れる、究極の愛

 新田先生のお堅い職業ものは最高ですね。表紙の雰囲気が柔らかいので穏やかな話かと想像していたんですが、180度違ってかなりシリアスな物語でした。刑事である永妻の生真面目さは最大の魅力。元々の気が優しいので、刑事であるために他人を常に疑わねばならない日々にストレスを感じ、そう感じてしまう自分は刑事に向いていないと気を落とす悪循環。そんな自分の心を癒してくれる盲目の葵に惹かれ気持ちも序盤で通じ合うにも関わらず、葵の整体院がきな臭いと2人は引き裂かれていく。

 ところで、心因性で失明することってあるんですね。初めて知りました。過度なショックで声が出なくなるようなものなんでしょうか。葵の視力は取り戻せる可能性があると知って、ほっとしました。きっと盲目でも好きな人のことなら限りなく想像できるだろうけれど、相手がどんな顔をしているか見たいと嘆いた葵の表情が胸に刺さったので。板挟みで苦しむのは永妻だけかと思いきや、実は葵の方も特殊な環境に置かれていてまだ波乱がたくさん起きそうです。2人に安穏な日が訪れることを、心から願います。

0

陰謀渦巻く霞ヶ関に翻弄される二人

ディアプラがちょっと大人っぽく黒を使った装丁に変わりました!
シェリプラスからの単行本第一弾は新田さんのサスペンスロマン。
なにやら霞ヶ関を舞台に官僚や国の政治に大きな影響力をもたらす占い師の存在の元、それに絡む警察官僚と整体師の恋愛がドラマティックに展開されていきます。
シリアス展開にもう目が離せない!?

一見攻め受けが最初の登場人物の印象からは逆転だったのが意外だったのですが、受けになる男性が段々の女性っぽくなっていくのが目について、
体つきも、胸がないだけで女性みたい!?
この主人公の顔の描写に不安定さがあり、時に別人みたいな顔になってしまうところもあるのが、ちょっと読んでいて気になる点なんですが、それを気にしなければ・・・

捜査一課のキャリア刑事・永妻は先輩の榊からの紹介で霞ヶ関にある人気で予約がとりにくいという整体院へ行く。
生真面目で心に負担を感じやすい永妻を見抜き、彼の体調不良を癒すのが盲目の整体師・葵。
二度目に訪れた時、葵が永妻に「鳥」に気をつけろという。
果たして、捜査の途中その「鳥」の名がついたマンション前で先輩の榊が怪我をすることになる。
ショックを受けた永妻は一体葵は何者なのか、確認せずにはいられず彼の元を訪ねると、そこで彼等は愛を確かめ合うことになる。
彼等が恋人関係になったことで、色々なしがらみと障害がふつふつとわきあがり、それらに巻き込まれる形で、彼等は離れ離れになってしまうのです。

自分的にあまり好きじゃない「運命の出会い」
彼等が早急に体の関係に及んでしまうのも、運命という言葉に一目惚れをつけ足せば、それで片付けられてしまうのがどうにも惜しいのだが、、、
この永妻、生真面目な性格という設定のせいか、かなりエキセントリックな感情の方向性を持つ人だな、、と思う。
多分冷静になればもう少し違うのだろうが、彼が何だかヒロインな扱い型をされ、しかもそう言う風に自分でもっていってる点が、ドラマティックを演出する点なのであるから重要なのかもしれないが、醒めた目でみてしまうと少し男として・・・な感じも否めない。

葵は永妻のオーラに惹かれたといい、それに一目惚れしたと言う。
彼のほうが潔くて男前な感じは永妻より多分に感じます。
外見は一見優しそうでこちらが受け?と一瞬思ったのですが、やはりこっちが男だった。

霞ヶ関の裏事情が絡み複雑化してきています。
永妻の先輩の榊も、公安の織部も、その存在がとてもきになるところ。
葵の周辺では、大変に大きなしがらみが働き、彩輝という青年の存在も一体どういう思惑を彼がもっているのか大変に気になるところ。

細部にこだわると、あれれ?って感じてしまうのだが、
全体を見ると、作者さんが目指したいものは漠然とではなくはっきりと、その姿を表わしていて骨太の創りになっています。
多分、2巻は更に面白く興味深い展開になっていくのは間違いないでしょう。

この本の下世話な重要萌えポイントは”誰もが惹きつけられる永妻のお尻”であったと思ったのですが・・・www

6

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