茶鬼さんのレビュー一覧

忍と若様(2) コミック

楢崎ねねこ 

究極の選択

いつものねねこさんと違ったどシリアス展開で進んだこの本も2巻で完結です。
名家の家柄の子息には、必ず忍がついている。
律もまた、日本屈指の名家の次男であるが、長男が律より劣るために跡継ぎ候補になってしまったことから起きる律への方々からの襲撃。
そして、律を愛するあまり、自分のものにしたいと、律のものになれないなら殺せという激しい愛を見せつけてくる忍の録朗。
この二人の愛に、決着はつくのです…

2

傘の下、ふたり コミック

ぢゅん子 

傘に込めた未練

今回のぢゅん子さんは、とっても切ない三角関係。
今まで本気の恋愛をしたことのない高校生が本気になった年上の大学生には、どうしようもない理由でセフレでしかいられない好きな相手がいて、それを断ちきれない。
若さからくる年下の、まっすぐな想いに年上は断ち切ることができたのか?
少し影のあるクールというよりは精一杯強がっている年上の色気を醸す切ない顔の表情がとってもいい。
年下攻めになる高校生は、…

2

白衣にひそむ熱情 コミック

葉月つや子 

白抜きです、もったいない!(涙)

表題はなく、短編集であります。
冒頭の『雷の帝』が始まりで、そこからスピンオフしながら医院ものが3本。
シングルファーザーものが1本、農業モノが1本、そして医者ものシリーズの番外描き下ろし1本という構成です。
レディコミから『腐ォロー』でBLに殴り込み(!?)をかけた葉月女史が、なんとリブレでは?という部分。
やっぱり葉月さんです。
肉体派アンソロジーで描こうがその本質は何も変わりありま…

9

ハングリータイガー コミック

CJ Michalski 

まんまやんかーーー!(爆)

「ハングリータイガー」と聞いて、某ハンバーグレストランよね?
まさか、表紙はコック服着てるし、、とおもったらまんまでした(爆笑)
鹿も登場人物の名前が、ハングとリーとタイガ(また爆笑)
とことん、ハングリータイガーだよね、とよっぽどミチャさんはハングリータイガーのハンバーグが好きなんかと思ったりしてw
さて、「森のアニマルカンパニー」の動物たちの暮らす森のお話の2冊目の主人公は虎さん達。

2

真夜中の蜜約 小説

いとう由貴  小椋ムク 

ネタバレチェックはありますが、肝心のネタバレはしてませんw

小椋ムクさんのはかなげな素敵表紙に、どんなかわいくて甘い話かしら?と期待すると、アチッチッチ!と火傷するかもしれない事を前置きしてもいいですか?
いとう由貴さん作品ということなので、ご存知の方はそうそう、こういうの!っていう”痛い”設定が備えられた作品です♪
しかしそんな痛さの中にも、もちろん甘さも常備されていますが、この昼ドラのような展開が実に面白い!
何と言っても用意されているドンデンが…

11

渇仰 小説

宮緒葵  梨とりこ 

憎しみもまた執着

この表紙がUPされた時の興奮といったら!
犬ですよ、犬♪しかもがたいいいのが首輪付けてるーーーー!!!
そして中身も期待を裏切らない作品でした。
宮緒さん、デビューも犬で、2作目が毒を持った蛇とか蜘蛛みたいな、そして今作は犬だけど、とんでもない本物の犬!!
作者さんいわく、シベリアンハスキーですぅ!
本当の犬になりたいと願うとんでもない犬!!(しかも発情しまくりw)
3作続けてすさまじ…

11

不埒な夜 小説

砂床あい  亜樹良のりかず 

小物だろうと思ったら大物が出ちゃいました(爆)

前作、コンドーム開発で初めてなのに頑張ってしまう受けちゃんが妙にツボって大変に面白かった作品の続編ですね♪
何せ、ゴム産業のお話ですから、やっぱりアッチ方面だよな~なんて思っていたら、まさかまさかの!
主人公達は、ちょっと強引な男前と、健気な天然理系君の何ともバカップルなので、更にどんなバカップルぶりを見せてくれるやらと、期待100%。
そしたらですねー!そうきたか!!
思わずニヤリです♪…

4
非BL作品

日出処の天子 〈完全版〉 第5巻 コミック

山岸凉子 

わたしは女が嫌いなのだ

厩戸の皇子の口からはっきりと、その性癖が語られるこの5巻。
毛人を巡る刀自古と布都姫と皇子
どうしてこんなに毛人はモテるんでしょうかw

何としても布都姫と毛人を添い遂げさせたくない為に画策する皇子なのだが、
毛人に激しい恋情を抱く異母妹の刀自古が、布都姫と入れ替わった為に、義兄妹でちぎるはめに!
それにより懐妊してしまった刀自古は厩戸皇子の元へ腰入れすることに。
この禁忌の妹は、或…

0
非BL作品

日出処の天子 〈完全版〉 第4巻 コミック

山岸凉子 

陰陽の存在

超人的な能力で国を左右する厩戸皇子でさえも、
まがまがしきものに囚われて身動きができなくなったり、自分だけの力ではどうしようもないことが起き、一人で苦悩する。
そんな時に現れる毛人の存在は、皇子の力を助け、それを増幅し、皇子の苦悩をも救う。
過去3巻の間でもそんな場面が多々見られ、皇子は、毛人は一体なんなのだ?
と無意識に彼を片われとして、自分が完全に一個として成り立つための必要な存在とし…

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スロウスロウ 小説

栗城偲  いさき李果 

おやじは甘えん坊

歳の差10歳40歳バツイチ子持ちのガテン系おやじ受け。
対する相手は関連業界のちょっと真面目そうな年上好きなワンコ気味の年下。
ガテン系といっても内装系接着関係の仕事で、鳶とはちょっと違う。
おやじはとても人がよく、年の分だけ分別もあるが、蓮っ葉ではなく口調はやんちゃっぽいけど基本甘えん坊の雰囲気がにじみ出ている。
そのせいか、おやじモノなのに非常にかわいらしい雰囲気が漂い、あまり汗臭いイ…

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