茶鬼さんのレビュー一覧

誘い 百年の恋 コミック

霜月かいり 

ちょっぴりデカダンス風味の近未来的ヴァンパイヤ

この作家さん初読みだったんですが、こういったファンタジーものが得意な作家さん?
07年以来久々のBLマンガなんだそうです。
ヴァンパイヤもの大好きなんで思わず手に取りましたが、絵も好きでしたーーー!!!
表のカラーはちょっとイマイチなんだけど、白黒のコントラストとか裏表紙のイラストのその雰囲気が好き♪
お話は実に短い10ページくらいづつの短編が続いています。
それでシリーズ構成をしていて…

2

理系の恋文教室 小説

海野幸  草間さかえ 

48歳非常に枯れたオヤジ受けv

この本は主人公の48歳・春日先生の一人称で進んで行きます。
48歳って、見回すと本当は働き盛りのバリバリ、そこそこ地位も得て、いいお姉ちゃんがいたら浮気のひとつやふたつくらいしちゃいそうな年齢。
実際結構モテる年齢だったりするんですが(じわりとにじみ寄る加齢臭に怯えつつw)
この春日先生、まるで58歳のように枯れてます~(涙)
一応教授なのに、話ベタで言いたい事が言えなくて、つい自分の都合…

5

からまわりのディンプル コミック

和稀そうと  

迷いがふっきれた途端に魅せる執着にある種の怖さが。。。

作者さんの初コミックです。
ひょろひょろっとした絵が特徴的で、Baby掲載時から気になっていた作家さん。
初BLの作品から最近までの時間の流れと、作者さんの作品のこなれ方の変遷が見えて、ちょっと成長を見ている感じのする一冊ですよ☆

表題はちょっとやり切りれなさが迫ってくる。
大学の時恋人になって、そして別れたはずなのに、同じ会社に就職して、腐れ縁でずっと一緒にいる。
結城は喜多川から…

3

グラフィティ 小説

いおかいつき  國沢智 

捜査協力は嫉妬があるから?

「俺が攻めるー!」と一馬が言い続けてもう6作目。
すっかり受けが板について、攻めるというセリフも二人を燃え上がらす起爆剤にしかならない飾りになってしまった神宮と一馬の関係w
今作も、恋人故のナイスなコンビネーションで事件解決しております。
もう安心の二人ですよね♪
今回は神宮視点なんですが、そういえば初めて?と後書きを読んで気が付いたくらい、そんなに違和感ないですよー。
作者さん、神宮も…

1

ワイルド&セクシー 小説

高岡ミズミ  朝南かつみ 

まさにワイルド&セクシーなエッチだよ☆

この表紙イラストがUPされた時に滅茶ときめいて期待したお話。
題名とイラストがまさにぴったりのマッチング!
しかも表と裏が続き・・・裏のカウンターにいる男は?
スリリングで色気匂い立つまさにワイルド&セクシーを絵に描いたような男が出てまいりました。
こういう不遜な、男なんて考えもしなかったという男が、ついその魅力にやられて襲いかかり、禁欲的な受けがうっかりそれに惹き込まれて積極的になるエッ…

5

かわいいかくれんぼ コミック

雁須磨子 

やっぱり、いいじゃないか!雁須磨子ワールド

久々のBL単行本に待ちわびていた方も多いのでしょうねv
07年~10年まで実に4年かけての一冊は、実は読み終えてまだまだ足りない!
この後の先生の欲望の行方や(笑)
卒業後の二人の行方や、
同僚の各務先生とか、いい味出してた家村とか、(みんなまとめてホモになってしまえ!爆!)
そんなその後が気になって仕方がない、それほどまでに引き込まれました。

自らがホモであることを隠して教師をし…

4

ロング& ビューチフルライフ コミック

山田酉子 

ギュっと胸を締め付けられる片想い

やっぱり山田酉子作品はいい!!
ほんわかふんわりしているのに、ただかわいいだけじゃない何かがある。
それが今どきの風潮のかわいい系作家さんと違う点だ。
この本のお話はすべて順風満帆なハッピーエンドじゃない。
苦しい片想いや、あきらめや、ともすると失恋ばかりが詰まっている。
ただその先にハッピーエンドがひょっとして待っているかもしれないという可能性も残しながら、実に魅せる作品達で、自分は胸…

2

恋が始まるケモノ耳 小説

髙月まつり  サマミヤアカザ 

とことんコメディ

毎年香港A型だのB型だのと色々流行のあるインフルエンザの症状がもし、ケモミミ尻尾だったら?
そんな妄想は多分誰しもが考えたこと・・・ある?
そんなウイルスに感染してしまった男子が、それが縁で永久就職先を手に入れるお話。
と書くとぶっとびすぎで、さぞかし受けちゃんはかわいこちゃんなのか?と思いますがwww
家の事情により中卒で会社の寮住まいの機械工。
しかも13年も勤めてリストラの憂き目に…

2

やがて、藍になる コミック

えすとえむ 

メイド・イン・ジャパン

えすとえむさんといえば外国モノ。
しかもラテン系のノリを持った静かだとしても燃えるような情熱がこめられた作風というイメージをもっているのですが、
今作はすべてジャパニーズ。
そう呼んでみたいほどに「日本」という外国のお話。という印象を受ける。
だからといって、えせくさいというわけではなく、だからこその日本らしさが出ていると言う、よい意味でのジャパニーズなのです。
舞台が藍染め工房の紺屋で…

2

僕はすべてを知っている2 限定版小冊子 特典

何もしなくても、そのままで大丈夫v

付録小冊子といえばエロエロをつい期待してしまうんですけど・・・
これが意外にもエロエロじゃなかった!
後日談としてのきちんとしたエピソードストーリーがなされているのに、最近のエロエロ小冊子とは違うお得感を感じましたv

浅野のEDも治って、金沢がきちんと治療してくれたことに感動する犀川に思わず笑いがこみ上げるのは、本編で金沢が複雑な気持ちで治療しているのを読者は知っているからこそww
だ…

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