茶鬼さんのレビュー一覧

SMOKER コミック

井上佐藤 

理系は男の園v

年1冊出る井上佐藤作品がいつも愉しみで、愉しみで♪♪♪
今回も首を長くして待ってました!
07年~11年まで約年1掲載のタバコをテーマにしたオムニバス4本と、
10~11年作品の猫をテーマにした3本。
以上の構成は、テーマがタバコだけに大人の男感が満載で、そしてメインクーンはちょっとファンタジーの入った猫も準主役を張っていそうな、今までにない井上佐藤作品のイメージを作ったと思います。
そ…

7

嘘とキスと野蛮人 書き下ろしショートストーリーペーパー 特典

やっぱコレでしょ。

恋人になった二人のその後。
キッチンに立つ男に欲情する、その男の野望は何と言っても「裸エプロン」でしょう!
女がやっても、男がやっても、これは永遠のあこがれアイテム!
もちろん、司も他にも漏れずそれの願望がw
そのために口説きます。
真面目な芳人のことだから、「芳人だからしたいんだ」と言われればフラフラフラ~と、思わず説得されそうに。
残念なことにその願いはかないませんでしたが、どうや…

1

嘘とキスと野蛮人 小説

  ヤマダサクラコ 

好きな人を手に入れる方法

ゴールに向かって一個一個アイテムをつぶして行って最終目標に到着する。
そんなとっても解りやすい、ライトなノリのお話でした。
主人公の物語なんだけど、その行きがかり上主人公兄の人柄も見せているような、二人の姿が同時進行みたいな部分が面白かったかも?

いい加減でだらしないけど世渡りが上手い兄をみてきたせいで優等生になった主人公の芳人。
彼が突然キスされた司という男と共に、借金を一千万抱えた…

2

好きって言われたい コミック

恋煩シビト 

ダメなやつオンパレード

恋煩さんの作品の魅力はヤンデレっていうか、デレがなくても病んだ人とか駄目な奴とか、ネガとか、そんなポジティブじゃない人が魅力なんですが。
この本は、割とそんなものに統一感がある一冊だったかな?
作品構成は08年から10年の花音掲載短編4本に、同人誌再録3本。
それがまた別の雑誌でも再録されていたりとかしてるので、既読感満載の本でした。

表題は同人『僕の着ている洋服は人でした』を改題・加…

4

ハッピーエンドアパートメント コミック

えすとえむ 

物語の中の物語

やはりこのお話もオムニバスだったのだが、単発で雑誌掲載時に読んでいた時より一冊になったほうがその味わいが深く、本来の主人公の関わり方がよくわかります。
それに一番最初の話しを読んでなかった人にはきっとただのハッピーエンド物語の短編でしかなかったとは思うのです。

しあわせ通りの突き当たりにあるアパートメント(ハッピーエンドアパートメント)が舞台。
男に捨てられ追い出された小説家志望のルカが…

6

大人の特権 コミック

文月あつよ 

臆病ものはマダオでした

ガッシュマニア、装丁をピンクから大人っぽい紫にかえたんですね。
こっちのほうがアダルティでいいよ♪
ということで、表題は大人っぽいお話でした。
あと一本が学園モノの眼鏡×眼鏡v、そして色鉛筆と鉛筆削りの擬人化です。

元カノとのトラブルでトラウマを抱え、女性で勃たなくなり、恋も仕事もどうでもよくなった会社員の主人公・新山。
まだ30なんですけどマダオですw
別に男が好きってわけでもな…

1

あたらしい日々に それが愛だとするならば番外編ペーパー 特典

もうっ!一筋なんだから!

本編を読んで、本当に透は奥園に気持ちが揺れなかったんだろうか?
ってすごく疑問に思ったり、それが知りたいと思ったのですが、その答えがここに・・・
透は決してゲイではなくて、哲也だから哲也が好き!ということがわかったのです(ガックリ、、)
そして、ちょっと天然で疎いってことにも・・・

透が哲也の元に引っ越してくるとき、哲也の同僚の伏島と奥園が手伝いに来てくれるのです。
哲也の入院の時以…

2

それが愛だとするならば 小説

ひのもとうみ  小椋ムク 

胸が締めつけられた

最初一読した時、というより、冒頭からもうデジャブ感満載で、前述お二方と同じ作品が頭に浮かびました。
それらの作品の断片がそこかしこに、設定からして思い浮かんで比較してしまいます。
それでもやっぱり自分的に、こういうたぐいの苦しい恋愛のお話、片方が傲慢で鈍感で、そんな痛いお話はとても好きなのです。

幼馴染のその慕う気持ちは”頼りになるお兄ちゃん”からいつの間にか”好きな人”へと変化している…

5

大黒様の華麗なる事件簿 小説

鹿能リコ  北沢きょう 

ミイラ採りがミイラになる

新幹線開通と東京オリンピックの前の年、昭和38年を舞台にした作品ということで、おっ、なかなかに面白い時代設定だな~なんてww
丁度戦後復興から高度成長期に差し掛かる真っただなかで、古いものと新しいものが混在する、この時代設定は果たしていかされていたか?
物質的なものというよりは、主人公達のその境遇(特に主人公の)に反映されていたようですね。
それが主人公の性格をとても一本芯の通ったものにして…

1

SとMの蜜月 コミック

オオヒラヨウ 

ようこそ、こちら側へw

『SとMの恋愛』の続きですー!またこの二人に会えて非常に嬉しいです♪
外面はものすごくイイ人なんだけど、本当は腹黒くて真性Sの須山と、須山に執着されて手の上でころがされているM気質の武藤。
武藤が須山に押し切られて流されている感満載だった二人の関係が今回で前進します!
前回は男同士セックスの下準備解説が須山によってなされていましたが、今回はドライオーガズムについてプチ講習(武藤開発されてまし…

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