茶鬼さんのレビュー一覧

恋は鍵屋を嘲笑う 小説

浅見茉莉  いさき李果 

会社として、職業としてどうよ?と追及したくなった

冒頭でいきなり間違いらしい表現を見つけてしまうとちょっと萎えてしまう(涙、、)
主人公の真聡は出張先のシアトルから帰国すると、なんて始まりなのに帰国後スーツケースの鍵を失くしてその足で鍵屋へ出向くのだが、そこで本社のあるベルリン出張からの帰りと説明している。
おいっ!!国も違えば全然方向も違うぞ!!
これは主人公がドジっこだからなのかwww
気を取り直して読みなおしです。

一体どこに…

3

偏愛メランコリック 小説

夜光花  蓮川愛 

偏執愛と無神経の絶妙なマッチング

夜光さんも引き出しの多い作家さんだな~とその作品を読むたびに魅力を感じる作家さんの一人だと思います。
今回人形作家が攻めとして登場するのですが、読んでるうちに剛しいら作品かと勘違いしていました(剛作品に人形モノが多いので、、汗、、)
全体の雰囲気はこれはトラウマも含んでいるもののコメディか?と思えるような随所随所に笑いを誘われて、「不浄の回廊」のような愉快さがあるかも?
1度目に読んだ時はさ…

3

オレンジとレモン 坂田靖子よりぬき作品集 コミック

坂田靖子 

ウィットに富んだ素敵たち

いかにもJuneらしい、そして坂田靖子さんだからこそのウィットが光る作品の数々。
愛だの恋だの、あれやこれやしている最近のBLの合間にこうした作品はとても新鮮で気持ちを和らげてくれます。

魔のものに魅入られてしまうお話は定番ですね。
そして、不思議な空間と世界のお話も。
南極で助手を必死でひきとめようとかいがいしい努力をする教授の話は思わずクスクスと笑ってしまう。
「デカダン」がテー…

4

薔薇の陰謀 小説

夜光花  奈良千春 

夢中になる展開に!!

もう何をどう書いていいやら、今回の巻は色々なものが大きく動いて、謎も見え始めたし、キャラ萌えはするし、色々ありすぎて書ききれません!!
お話もすごく面白くなってきましたヨ。
このシリーズの中で一番萌え萌えして熱中して、のめり込んだ巻になりました。

一番の色恋部分の軸は、薔薇騎士である啓が守護者であるレヴィンとラウルのどちらも決め切れない部分ではあると思うのですが、その感情が愛なのか、それ…

4

警視庁十三階の罠 小説

春原いずみ  宮本佳野 

シリアスな仕事の現場が魅力的

前作「警視庁十三階にて」は瑞木警視正の強引ぶりに愛を感じないわーなんて、ちょっと渋い評価をしてしまったのですが、外事課の仕事としてはリアルを感じて好きな分類ではあったのです。
前作で”愛”なんて甘っちょろいものにこだわってしまったからいけなかったんですね。
今回2作目を読んで、この作品の、そして主人公の魅力にはまりました!!

「抱きたいから抱く。壊したいと思うから抱く」瑞木警視正のその態…

3

Dr.の傲慢、可哀相な俺 小説

樹生かなめ  奈良千春 

薫くんのモテ期は厄なのかw

近刊の「Dr.龍」シリーズにて、やけに明和病院医事の薫くんが出張って災難をかぶってまして、思わずレビューで薫くんと深津先生の話が、、、なんて書きましたら、樹生作品に「だぜ!Dr.」シリーズがあり、そこで主人公だったということを教えていただいて、それは是非読まねば!なんて思ってるうちに新刊でちゃいました!

薫くんの通る先におとなのおもちゃが落ちていたり、深津先生はセクハラ三昧するし、カビの生え…

0

2011英田サキフェア小冊子 特典

椎葉にツボる☆

「エス」と付くだけでもうあさってしまう自分、それほどまでに大好きな作品なんですが、もちろんこの小冊子も見逃すはずはありません。
本自体は、ドラマCDに掲載されていたショートの再録ではありますが、たとえどんなに短かろうと、宗近と椎葉に再び会える書き下ろしが一編入っていれば、ファンとしてはどうしても欲しい!

さて、その新しい書き下ろしですが、震災チャリティーで配信されたSSで椎葉が怪我をした話…

8

誘眠ドロップ 小説

崎谷はるひ  山田シロ 

おかん攻めw

攻めの分類に「おかん攻め」なんてあるかどうか知らないが、確かに攻めは”おかん”です、受け限定の(爆!)
表紙が山田シロさんだったので、シリーズものじゃないなと確信して購入。
なんとも若い高校生の、甘い甘いお話だったのですが、本編が短いだけに少ないエチシーンの、あの崎谷作品独特の受けちゃんのエロい口調が、何だかAVもどきの「えっちな子」口調がやけに懐かしく感じられた作品、、、と思ったら10年前の…

1

gateau Vol.3 コミック

やっぱり秀良子さん作品がずば抜けてイイ!!

今回のgateauの表紙は小椋ムクさんですよー!
絵が細かいし良く見ないとわからないけれど、それでも何だかほんわりした絵で思わず額に入れて飾っておきたいような花の雨を降らす絵です☆
いや、本当に切り取って飾っておきたいかも?

多分、今回のこの本の目玉はありいめめこさんの単行本『ひとりじめボーイフレンド』のスピンオフ、大柴のお兄ちゃんとパシリの勢多川が主人公の『ひとりじめマイヒーロー』

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愛人関係 小説

椎崎夕  水名瀬雅良 

は、はやく~続きをーーー!!

この本、まさかよもやシリーズものだったなんて!
そういう意味で、ものすごくものすごく先が知りたい終わりでこの巻はラストを迎えています。
そこへ至るまでの登場人物達の生い立ちや過去、気持ち、色んなものが次々と明らかになっていく中でその終わりに、一体どっちなの!?と滅茶苦茶ヤキモキして身をよじるほどのジレッタサと苦しさで見悶えしました(汗)
椎崎さんの作品はいつも熱い熱というより、ジリジリとじん…

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