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水無月さらら 一ノ瀬ゆま
茶鬼
ネタバレ
実はこの本、最初読むのにすごく苦労して、何か主人公達に共感をおぼえなくて放ってあったんですよね。 でも、寝かせて再度読んでみたらすんなり入ってきました。 作者さん1年半ぶりの作品です。 劇団員の望は、花が欲しくて道を徘徊していた時、車に当てられてしまう。 相手は電話中で忙しく英語でやりとりをしていて、互いの住所と電話番号を交換してその場は別れる。 しかし自宅に望が帰ると、実はひどい怪…
やまがたさとみ
この世界観はこの作家さん独特のもので、懐かしい匂いのする作品でした。 作品自体が10年以上前のもので中断されていたものに描き下ろしを付けて決着を付けているので、若干絵の変化がみられる個所もあるが、それは仕方ないでしょう。 また、このエンドにどうしても二人をくっつけたい人には不満が残るかもしれないが、やまがた流といえばそれも納得できるのです。 ただ、多分に雰囲気の世界なのでかなり推測と想像で、…
綺月陣 亜樹良のりかず
前作で、じろちゃんラブの小悪魔ぶりが、いかにも子供の傲慢さに感じて余り好きなキャラじゃなかったんですが、いよいよ思春期を迎えて颯太も苦しむお話になりました。 そして、颯太の初体験はじろちゃん・・・・ではなかった!? みたいな意外性に、チクショー!綺月さんにしてやられたぜwwwなんて、この展開が嬉しい自分です。 また、とーっても気になっていた黒崎医師ですが判明しました!! 彼は作者さんの衝撃…
ヤマヲミ
初読みの作家さんでした。 描き下ろしのまるっと1冊ですv 線が若干細く、一見ちょっと古い印象を与える絵なんですが、すごく丁寧で、その古さが主人公の住む六畳一間のアパートとか、主人公の37歳独身ニートになんだかぴったりで全然苦にならなくて、むしろ好印象。 おまけにストーリーにもグイグイひきこまれて、その展開に思わずキュゥゥンとしてしまった!! スピンオフ1本の作品にもキュンと萌えがあり、すご…
杏野朝水 やまがたさとみ
互いにないものに惹かれて恋人だった時が、相手の酷い仕打ちによって心に大きな傷を残し、それをまだ引きずって癒されないで苦しんでいる時、その相手に再会してしまった! 主人公だけでなく、その相手の男もまた、病んでるとしかいいようのない、重苦しい関係とその思考に、痛いな~と想いながらも、そのネガティブさが思わず快感な一冊(!?) さわやかで明るい、きちんとした恋愛作品が好みの方にはちょっと向かないか?…
いおかいつき 高橋悠
いおかさんらしいというか、とても爽やかな1冊。 受けが40歳のおっさん(外見的にはとてもおっさんとは言えないが)なのに、全然オヤジ臭くないし、エロの欠片もないし、むしろ大人の男らしいちょっとしたズルさも持ちながら、枯れているとは言えないがそれでも性欲の微塵も感じさせないおっさんだったからかもしれませんね。 いっぽう、攻めとなった高校生もその気持ちは全然見えないし、でもたまに顔を赤らめてみたりし…
ルネッサンス吉田
『茜新地花屋散華』の続編になる。 失踪した開高十三が戸籍を買い”吉行零”として生きている、その世界に現れた捨てた男・深沢にそっくりな二三(つぐみ)との出会いと、この二人の再生のお話です。 茜新地より、非常にわかりやすい展開だったと思います。 あそこでは、こむずかしい哲学や理論をびっしりと文字の表現として埋め尽くし、混沌とカオスをかもしていたのでしたが、よく考えればそんな難しいものではなく、単…
今回の雑誌カバーイラストも、およそ雑誌らしからぬとても雰囲気系のおされな表紙が目を引くgateauです。 やっぱりこの雑誌の系統は、秀良子さんや雲之助さんに代表されるような、優しさにあふれたものがテーマなのかな?(一般作品は) なので、今一番目を惹く新進作家さんが集まっている雑誌という位置づけでやはり注目なのです。 何と言っても今月号の注目は鬼嶋兵伍さん!! あのがっちり筋肉でエロの濃…
わたなべあじあ
エロ全面出しのピアスシリーズの中でも、やっぱりあじあさんの作品は全然別格!光ってる!! 前作の『縛って愛して』があって二人の関係がわかっているからかもしれないが、ただ二人がエロ行為をしているだけでも、全然飽きなくてそのひとコマひとコマが逐一萌えるのですよね~vvv さて、本作品は同人作品が4本と、07年のピアス掲載が2本、そして描き下ろしが一本の合計7本で構成されています。 同じ29歳な…
鳩村衣杏 沖銀ジョウ
執事になるべくして生まれたような、見目も麗しくその仕事ぶりも頭脳も優秀で、あこがれてしまう執事様~♪♪ でもね、全然恋愛に突入しなくて(職務をまっとうしているから)やきもきさせられて、ラストの堰を切ったような愛の姿に、ほっとすると同時ににんまりした作品でしたw 貴族の家柄ながら父親が俳優になりたい為に出奔して、その血筋を知らないまま育ったデクランが祖父の死によりその居城や遺産を受け継ぐこと…