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西条公威 小菅久実
茶鬼
同じ作者による『現のヤマイ』にも表現されていたことですが、この一冊は”支配”と”隷属”がよりわかりやすく、さらに具現化して表現されているように思えます。 それぞれの本の後書きに、作者が過去隷属を強いられた立場であったことが綴られ、その恨み(なのだろうか?)が隷属の立場からではなく、支配する立場の表現でどうやって隷属させられていったかをまざまざと見せつけることに成功しています。 単なるハードコア…
榊花月 ルコ
ネタバレ
この物語の主人公にはきちんとした、愛だの恋だのという感情や言葉は一切ありません。 むしろ、主人公達の周りの人間達のほうが真剣に悩んだり一喜一憂したりしている(おっさんなのにw) 登場人物は、主人公・藍と、一応今のところその恋人といえるバーのオーナー・吉成、藍にちょっかいを出すギタリスト・真木、吉成の友人達3名の計6人がメインです。 皆が吉成のバーに集まってああだこうだとやり取りするシーンがメ…
しもがやぴくす みらい戻
ヤることしか考えてない、頭の中が性欲の煩悩まみれの少年達だらけの一冊。 元々、そういう作風の作家さんですが、思わず親の気分になって、もっとまともな青春もしろよ!って説教垂れたくなっちゃう(汗、) 表題、一体どこが毛並みのよい通い猫なんだか? テクが上等ってこと?毛並みの良いというと、生まれ育ちがイイとかって連想しちゃうんですが。 せっかくの独り暮らしで恋人のフリーターとエチし放題と思っ…
原作、西田東さんの傑作中の傑作(と思っている)のドラマCDは、3本まとめて聴いて欲しい! 作品中に出てくる、とぼけた西田表現が一体どうやって表現されるのか? 絵で表わされているので、CDはどうしてもそれを言葉で補完している為イメージがつきにくいとは思うので、漫画を知っていて聴く方がよりイメージは膨らむとは思います。 売れない下手くそなゲイのピアニスト・祐介に鈴村さんなんですが、ひょうひょ…
西条公威 烏山千歳
一冊の中におさめられている全ての話が怖いホラーです(霊とかではなく) 以前、木原作品に心のホラーの表現が云々、、と書いたことがありますが、あちらはそれでも救われるのですが、こちらには救いがありません。 暗闇へまっさかさまに堕ちて行きます。 それが、まだ未成年の少年達の姿で表現されるのだから怖いのです! 出版元は今はない会社ですが、今なら作品として出なかったであろう作品が96年にこうして世に…
今回は阿仁谷ユイジさんがメディア初のインタビューということで、期待大! 表紙は、ドラと要のラブ甘ツーショットv 良く見ると左手に指輪~~!!! ということで、描き下ろし漫画はこの二人でした♪ しかしながら、このインタビュー最近ドラマCDが出た「男子迷路」を中心にしたインタビューで、その中から阿仁谷さんの色々な苦労や経歴なども語られてはいますが、あくまでもその作品を中心に聴き手が質問している…
山中ヒコ
たたみかけるような切なさの1巻から、2巻で何か劇的に変わるものがあるかと思えば、それは「変わらない気持ち」がより強固になったことかもしれません。 克哉は、透の隠した克哉に関する真実を聞かれるまで答えないと決め、決して「好き」とは言わないと決め、 真実が克哉に解ってしまった時も、かたくなに態度を変えませんでした。 むしろ克哉が、真実を知り、絶望し、透を憎みたくても憎めず、結局は想いをあきらめき…
つげ雨夜
この作品は作者さんの巧妙なトリックだと思う! 一見二人が出会い、受けの抱えた傷からの脱却を図り二人は結ばれるという、流れなのではあるが、そうさせるためにいかにも配置された脇キャラ設定。 ものすごく静かに、ひたひたと浸食していくような雰囲気を醸し出しながら、その実それは計算されているという部分に、これは恋愛物語といっていいのか? やけに回りくどく感じてしまい、萌えには・・・(涙、、) 絵はき…
田亀源五郎
上巻だけでもすさまじかったのに、まだまだ繰り出す凌辱の数々。 上巻なんか、かわいいもんだった(?) どうして神をつけたかというと、ラストで泣いちゃったからです。 それもまたどうして泣いちゃったかというと、「戦場のメリークリスマス」にはあった情けがなかったからです。 ↑意味不明? 再び薬の為に米軍中佐に身体を差し出す椿中尉ですが、 ここで、おや!と思ったのは、中佐が椿にキスを要求した…
全てに容赦がない作品。 ゲイポルノですので要注意、っていうか値段も半端なければ、その残酷さも半端なければ、体毛も半端ないという、 ハンパない嵐なんです! この本は上巻だけで挫折してしまってはラストの行きつく先があっての話なので、必ず上下巻揃えて読むのをお勧めします。 なので、購入して読むこと自体に覚悟が必要かもなんですね。 ストーリー的には、凌辱強姦の典型場面として、南のG島での米軍…