子供のような笑顔に惹かれ――

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表題作夜は君色

下宿の店子の図書館員 本郷彰・25歳
下宿先大家で大学講師 大宮司・33歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

恋人と別れたばかりの本郷 彰は合コン帰りの雨の夜、不思議な魅力を持つ大宮 司と出会う。本郷は招かれるまま彼の家へ行き、酔いに任せて思わず押し倒してしまう。翌朝、酔いも目も覚めた本郷は、動揺したまま慌てて家を飛び出し、職場へと向かう。そこで自分のアパートが火事になったことを知り、仮住まいの大家のもとを訪れると、そこにいたのは大宮で??!?
(出版社より)

作品情報

作品名
夜は君色
著者
つげ雨夜 
媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
発売日
ISBN
9784861344312
2.6

(11)

(0)

萌々

(3)

(2)

中立

(5)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
6
得点
23
評価数
11
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数6

あぁ麗しのw

麗しの未亡人(`・∀・´)はオイシイ件w
久しぶりに、つげ雨夜さんの本であります。
そう、この綺麗な絵柄が好きだったのだ。
最近新刊みてない気がするな~出るのかなぁ。
おいといて

恋人に振られ、あまつさえ家は火事で無残なことに
そんな日に出会った麗しの未亡人。
相手は男なのに見とれるほどの美しさ。
それがなんたる悲劇、酔っての乱暴をしてしまった上に
あまつさえ同居生活まで始まって!?な今回。
過去に囚われたままの未亡人との駆け引き。
ひとつのまとまりある作品としては個人的には嫌いじゃなかった。
ちょっとセンチメンタルなテイストではありますが
好きな人は好きかなと思うお話なのでした。
最後の合体~の展開はちょっと物足りない感は否めませんが。。

0

すべてはお膳立てされていた

この作品は作者さんの巧妙なトリックだと思う!
一見二人が出会い、受けの抱えた傷からの脱却を図り二人は結ばれるという、流れなのではあるが、そうさせるためにいかにも配置された脇キャラ設定。
ものすごく静かに、ひたひたと浸食していくような雰囲気を醸し出しながら、その実それは計算されているという部分に、これは恋愛物語といっていいのか?
やけに回りくどく感じてしまい、萌えには・・・(涙、、)
絵はきれいで好きな作家さんなんですが~

雨の晩、自分の傘を通りすがりの女子に上げて自分はずぶぬれでいる男性・大宮に出会う本郷。
偶然その晩アパートが火事で、引っ越しを余儀なくされた本郷の新しい新居候補は、大宮の家だった。

この大宮の家に下宿している3人の人物がいる。
一人は養父への報われない恋心を抱き家を出ている少女。
一人は、初恋の相手を探す為に上京してきた一途な想いを抱く高校生。
そしてもう一人は、大宮の失踪した妻の友達。
この三人の役割が、何とも必要を感じないストーリー運びの為の要員なんです。
大宮の妻が失踪して生死不明で7年も経つのに、大宮には妻をあきらめきれないモノがあって。
しかし、店子になっている彼等3人には、初めて家に連れ帰った人間が本郷であったことから、彼に大宮の過去からの脱出を助ける役目を無言で敷いているようなのです。
そして大宮をこっちのほうへと手招きすべく、妻の友達という久我山が大宮の代わりに語るのです。

肝心の当人同士は、熱い想いがあるでもなく、ただきっかけがあれば何となくの雰囲気をみせながらで、いかんせん決定打もない。
もったいぶって、もったいぶって、妻の失踪とその直前の二人の関係をにおわすのみの不親切さ。

静かに始まって静かに流れて、静かに合流して、
大人の恋愛を描きたかったのかもしれないが、この下宿人達によって進められていくのは、読者的に不本意だ。
ヘタレ同士だから~周りが押してあげないと動かないのよ~というには、余りに、、、
きれいなのはみかけだけd、中身は上げ底だった、な作品でした。
残念でした。

4

ビターな話でした。

下宿人・本郷彰×大家・大宮司です。

うーん・・・結構シリアスで「萌」とはちょっと違うかなぁ・・・と思いましたね(^^ゞ
淡々と話が進んで、淡々と終わりました・・・

ていうか大宮さんは男に襲われて、なんで抵抗しなかったのかのと
その後、めっちゃ平然としているのかが不思議でした・・・
私の理解力がないだけかもしれませんが・・・

下宿人の一人の大柴くんが他誌で立派なホモになっているらしいので
正直な話そちらが気になりますね(^^ゞ
あと響ちゃんがめっちゃ可愛かったです(*´∀`*)

「このBLがやばい!2012年腐女子版」で紹介されていたので購入したんですが・・・
私には、あまり合わなかったかなぁ~と・・・(^^ゞ
ストーリーが大人すぎて・・・。ヽ(´Д`;)ノ←すみませんorz

1

んー、微妙

いわゆる下宿人と大家による、めぞん一刻的ひとつ屋根の下ものです。

先にレビューされてるお二人と同じような感想になるんですが、全体的に盛り上がりなく終わってしまったなと感じました。
ひとつ屋根の下もので大事なのは下宿してるメンツの個性とか、やりとりの楽しさだと思うんですが、その時点でつまずいてるような気がします。
で、みんながみんな主役カップルに都合のいいように動いてくれるんですよねぇ。「アイデンティティが定まってて達観してるように見えるけど、実は過去に色々あってそれぞれトラウマや悩みが…」というお決まりの人物造型だし。
いわゆる「まっとうさ」とはかけ離れた価値観を持つ変人な面々なんだけど、「まっとうで保守的で真面目で堅実な価値観(つまり主役の攻めが最初に持ってた価値観)」との相対化がちゃんとなされていないということにも強い違和感を感じました。一方的に攻めの価値観が否定されるような形で話が進むしさ。そこは攻めが踏ん張って「保守的な価値観の良さ」をみんなに説いて互いに認めあう形にしてくれないと、一つ屋根の下の醍醐味が薄れてしまうし、多様な価値観を許容しあおうというこの作品の裏テーマ?そのものを裏切ってるような気がします。

1

大家さんはとても好みだっただけに惜しい。

家を火事で焼き出された主人公が、前に会った事のある少し影のある青年が大家をしている下宿にお世話になる事になり、次第に大家の事を意識し始め……という結構王道パターンなのですが、女性のDVは異色でした。
DV自体がネタとしても苦手なのですが、女性ならばまあまだ許せる範囲な気がしました。これが過去の男が……というパターンだったら最悪だったかもしれません。

まあ、色々あって二人は纏まって、めでたしめでたしなのですが、この下宿のメンバー構成が何というか、私には痒かったです。
高校生の頃に考えてしまいがちな疑似家族設定をみているようで。
正直、メインにスポットを当てるだけでいいと思うのですよ。あまりキャラを好きになれなかったからかもしれませんが、紅一点の恋愛は特にどうでもいいかなあという感じです。こういう話をはさんだ所為で、散漫な印象になっているのは否めないかもしれません。
大家さんはとても好みだっただけに惜しい。

1

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