茶鬼さんのレビュー一覧

ミ・ディアブロ コミック

梶本レイカ 

表紙がカラーで見たかった

商業誌で衝撃を受けた作品の元の同人誌。
元々webで発表されていたが、商業誌が出たことで撤去されてしまい見られなくなったところ、運よく同人誌を入手。
最初の1話が収められている。

感想は、商業誌のほうに書いてあるので割愛するが、
やはり、この1編だけより商業で補完され彼等の世界が重厚に語られることになった意味はとても重要だったと思えます。
本当、bebyの編集部さんはイイ作家さんに目…

2

裸足の誘惑者(セドゥットーレ) 小説

浅見茉莉  一馬友巳 

イタリア男らしい恋愛

携帯配信小説だっただけあって、実に恋愛にピンポイントを置いている作品。
滑稽なほどに、ロマンチックな恋愛駆け引きが~~!!
という甘甘な、超甘甘な展開のお話。
じっくり読みたい派には物足りないかも?
でもロマンス派には、こんなシンデレラBLはあり?

シューズメーカーの社員の香樹が、会社としてイタリアの有名デザイナーを冠した新ブランドを立ち上げたいという意気込みの元、そのデザイナー・ア…

1

熱傷 小説

高槻かのこ  亜樹良のりかず 

親友と恋人の違い

この作品の主人公(受け)に関与する男性は二人出てきます。
一人は親友を貫く幼馴染の男。
一人は主人公の嫌うヤクザとして彼の目の前に現れた、何故か惹かれる男。
この二人に対しての主人公の気持ちの違い、ポジションの違い、そんな対比をしながら読めて、ちょっと趣深い作品でした。

環は有名な彫師の息子で、家にヤクザが出入りすることから幼い頃からいじめられたり、仲間はずれにされたりしてきました。

5

治外法権な彼氏 小説

佐々木禎子  有馬かつみ 

健全(?)なBL

父親が大使館員、母親も元外交官、親類関係も、とそんな環境で生まれて育った主人公が、公務員試験に落ち小国の大使館に通訳としてバイトで入り自分の将来を見つめ直すことができたという、青年成長物語。
エチはもちろんあるけれど、すごーく健全といった印象でした。
ただれたおばさんには物足りなさが・・・

子供の頃駐在していたセシリア国で大使館に父を訪れた時にテロに会い、それのせいでテロに対し敏感になり…

1

残りモノには愛がある!? コミック

彩景でりこ 

メチャ萌える、萌える、萌える 要素テンコ盛り

方言でしょ、友達片想いでしょ、黒髪眼鏡攻めでしょ、女装でしょ、ヘタレ変態でしょ、極め付け観覧車エッチでしょ♪♪♪♪
このアホアホカップルが見事ジャストミート!
アホエロ面白くて、言うことなし!!
な、彩景でりこ作品は、本当大好きだーー!

彼女が出来ない為に高校時代に結成した「カップル撲滅連盟」もとうとう残り2人に。
もう、2人でデきちゃえばいいやん~♪の周りの言葉に本当にデきてしまっ…

3

ブルーブラッド 小説

火崎勇  佐々木久美子 

抱く側だったつもりが抱かれてしまった誇り高き王子ww

きっと、要は問題はそこだったんだよな!www
間違いなく2人は愛し合っているはずなのに、初めてがそんな風になってしまったのでオレの気持ちは何処へ持って行ったらいいんだ~!?な王子の苦悩。
また相手の男性も、これまた不器用で一種歪んだ人で鬼畜(?)で、一筋縄ではいかない人で。
それらが、アラブの王族であるという設定であるから起きるすれ違いでもあって、うまい具合にアラブが使われている、好きなアラ…

1

ブルーデザート 小説

火崎勇  佐々木久美子 

こんなアラブならOK!だった作品

アラブは避けている自分が佐々木久美子さんのフェロモン全開アラブ男の表紙の絵にクラクラ~として入手した本ですが、これは好きvと思った作品デス。
アラブ物とは言っても、登場人物がアラブの人で王族で、確かに自分勝手な人なんだけど、王位継承権が11番目の現在の王の弟で大人で、っていう設定だし、舞台は日本だし、拉致とか媚薬とかも出てはくるけれど、その使い方は攻めが相手を攻略するために使うものではないし、、…

3

ラヴァーズワールドエンド(Lover’s World End) コミック

松木加斎 

バラエティに富んだ一冊

実はこの表題は描き下ろしです。
短編集なんですが、04年から現在までのものがちりばめられていますので、その絵の変化は面白いです。
シリアスだったり、ショタ風だったり、表題においては松本ケンタロウさんか、中村明日美子さんか、みたいな画風も見られます。
しかし、初めて読んだ『ハッピーエンドにしちゃわない』がとても気に入った作家さんだったので、とても期待していたのですが、それは裏切られることはなく…

5

汚された聖王子 ~黒犬婚姻譚~(下) 小説

矢城米花  佐々木久美子 

犯られまくりの、ヘタレまくりの、ツンデレまくりの~ww

エルフ耳、ケモ耳尻尾、にエロエロ三昧で「おっ!」と思った上巻の続きです。
下巻になっても身体に埋められた”幽淫草”の影響で、フィリスは最初から最後まで犯られまくられておりました=3
しかも、従者夜刀とも気持ちが通じているはずなのに、誤解は続いたまま、ヘタレまくり、ツンデレまくり、それさえもラストまでww
もうっ!と思いながらも実は再びニヤニヤして読んでしまいました。
あれだけやられてもめげ…

2

Citron VOL.5(アンソロジー著者等複数) コミック

作家インタビューが他にない特徴

ここ3号連続して巻頭に特集インタビューを持ってきているCitron
これは、他の雑誌にない試みで気になる旬の作家さんの、マンガ家になるきっかけやら、萌え、作品を作る上での作家さんの思い、果てはアトリエや用具の写真などもあり、実に作家を身近に感じることのできる良い特集だと思います。
今回は北別府ニカさん。
インタビューを読むと、そのひととなりが感じられて、作品に投影されている部分というのを改め…

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