茶鬼さんのレビュー一覧

えだぼん 榎田尤利デビュー10周年記念小冊子 特典

表紙のやきのりがかわいいー!!

榎田尤利さんの10周年記念の小説b-boyの付録小冊子。
これだけの為に買いましたとも!!
しかし・・・薄~いぃぃ(涙)
ルコちゃんシリーズが一番人気なんで、それが一番フューチャーされているんですが、自分的には「ビューティフルプア」が好きなんですね。
書き下ろしの「pieta」の東海林とルイコちゃんのイタリア滞在の話に、チラっとアロウが登場しているのに、ニサニサしましたとも!←ちょい嬉しか…

1

親友恋愛 小説

李丘那岐  田倉トヲル 

失恋の立ち直りは親友で

前作『兄弟恋愛』の続編というかスピンオフになる作品。
前作で、佐倉家の3男・桐が血のつながりのない兄・峻也と結ばれて、桐を愛していた双子の兄・藤は失恋してしまったのですが、そこで気になった藤の恋愛と自立のお話です。
前作を読んでなくても、多分大丈夫。
前作は、わけあり兄弟の恋愛だっただけに恋愛というよりは、家族の青春、って感じの印象が強かったのですが、こちらは、そういったしがらみに悩みながら…

1

永久磁石の法則(文庫版) コミック

鹿乃しうこ 

鹿乃さんの切なさの原点?

鹿乃しうこさんが、「初田しうこ」名義だった94年に出版されたコミックスの文庫版。
どれもが90年~92年頃の作品なので、すごく、すごくノスタルジックな絵と作風に、今のあの肉体派の絵の欠片はみじんもなく、当時の流行の絵柄に思わずニヤニヤしてしまいます!

学生なのに画家として知名度を上げかけている嵯峨が拾った、親を亡くし親戚からも捨てられた少年・郁夫と養子縁組し親子関係になりながらも、本当の”…

1

ピジョン・ブラッド 小説

吉田珠姫  門地かおり 

超ぶっとびエロス

両性具有(ふたなり)、近親相姦、乱交、が飛び交う本作品。
2作目の『ブラックオパール』を読んでから、この1作目に戻って読んだのですが、こちらは飛びぬけてエロでした!!
絵が門地さんなのがやはり効果絶大ですよね♪
ちょっとショタっぽい色気に水気多目の表現は、2作目のあっさりしたみなみ恵夢さんの絵に比べても本作にぴったり☆

ふたなりにも男性優勢タイプと女性優勢タイプがあるのですが、この主人…

8

図書室のお兄さん コミック

真行寺ツミコ 

まさか、この本で泣くとは!?

この本、基本年上受け(おっさん受け含む)なのだが、そのバラエティの豊富さはまるで宇宙旅行のように、点在する星々を巡るような、そんな感覚(行ったこともないのに..)を与えるのです。
自分の中ではラストの「MAJESTIC」が最高でしたが、どの作品も映画のショートムービーみたいにその短さの中に登場人物の気持ちと推移がはっきり見えてちょっと感動ものなのです!!
ひたすら神に近い萌えです!

ビッ…

3

溺れる人魚 小説

いつき朔夜  北上れん 

遊びと本気の境目はどこなのかな?

方言が特徴で、それがとっても効果を魅せるいつき作品という認識が自分にはあるのですが、今回は、主人公がちょっと緊張したりうろたえたり、素に戻った時に出る方言にはさほど魅力を感じず、それは、エチシーンにのみ色気を発揮するだけで、多少効果は薄かったかな?という印象。

確かに足に痛みがあり、それで泳ぐことができない特待の大学生・眞生。
だけど、全く原因がわからない為に水泳部内で微妙な立場にあり、誰…

3

空気の存在 下 コミック

定広美香 

タブはどうなるのかな?

このⅡのエンド、90年代前半だから許されたのでしょうか?
ドラマチックです!!

学内の麻薬売買で死亡者まで出る。
極めつけは、タブの更生に援助してくれた、売人をしているメランコリーの妹・アンジーまでがオーバードーズで死んでしまう。
タブが麻薬をしていたことを知り自ら体を張って犠牲になろうとしたドック。
こんなに沢山の人が傷付いて、死ななければタブは再生することができないのか?
その…

2

空気の存在 上 コミック

定広美香 

やっぱりガチンコ青春ものは定広作品だな~♪

80年代の香り漂う作品。(背景の映画の看板がセントエルモスファイアーだったりww)
当時の少女漫画(Lalaとか)の作風が、絵が懐かしさを誘います。
表題は同人が初出なんですね。

主人公は高校のホッケー部の仲間であるドックとタブ。
彼等は恋人同士なんだけど、それは人に知られてはいけないと隠している。
まだキスしかしない間柄の二人に、かつてタグの恋人(?)だった体の関係があったロイが科…

1

狼たちの秘密 小説

五百香ノエル  高橋悠 

嗜虐と加虐の見事な愛に感服しました!

23世紀という未来のアジアを舞台にしながら、そこはかとなく現代に近いSF設定の作品。
猟奇犯罪を担当する狼と呼ばれる部署の刑事・ソジュンとその恋人のマフィア・ユーリが犯罪を背景にいかに二人が愛し合っているかを描いた作品だったな、という印象です。
加虐嗜好のユーリと被虐嗜好のソジュン。
単純なSMではなく、殺したいほど愛してるユーリと、殺されたいほど愛してるソジュン。
彼等の絡みのシーンはゾ…

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天の邪鬼の純情 小説

砂原糖子  一城れもん 

あっち向いて、こっち向いて、グールグル!

作者さん、初のB-BOYノベルス作品。
砂原作品につきもの(?)の病んだ人というかちょっとずれた人を軽いコメディに仕上げると、こんなにもややこしくなるのか!?と驚きました。
お互いが一筋縄でいかない性格同士だから、何だか言ってることが訳わかんなくなっちゃって、”えっとー”、、って何度ページを遡って会話を復習したことか。
自分の頭の理解力が足りないだけか?

受けの一思の天の邪鬼、まず小さ…

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