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水原とほる 葛西リカコ
茶鬼
いつもの水原節ではないですね~ あれ?この作家さん誰?みたいなストーリーで新鮮でした。 『災厄を運ぶ男』という題名はその通りで、そしてもう片方は『災厄に自分を殺した男』とでもいいましょうか(?) 堕ちたというでもなく、引きずり込まれたというより、本人の選択ですから、それはまさに以前の自分を捨てるという行為により、殺すという言葉がぴったり。 トーンは、彼らに色々な苦難が降りかかるのに、全く暗…
梅松町江
この作品はこの作家さんの初コミックになるそうです。 ここで書くことではないでしょうが、どうも最近の作家さんの絵柄がどれも似ているのが気になります。 この作家さんの絵もしかり。 ストーリーも切なさを含んだものですが、生徒×先生、幼なじみの再会、と何故かデジャブ感がぬぐえない部分があります。 そういう意味で新鮮味というものはちょっと感じられないかな? この作家ならでは、という独特なものが出て…
九號
近未来の日本(?) 病気の弟を思いやりヤクザ兵頭の庇護を受けるユキ。 ユキを守りたいと思うテツ。 そんな二人の少年の前に現れたユキの過去に深く関わる父親という不気味な阿成という男。 ゾクゾクさせながら展開した1巻の続きがでました! 今回は、ユキの過去が少し明らかになり、また運命が動き始めました。 どうして阿成はユキに執着していたのか、それがわかりました。 ユキの母親・椿に激しく執…
樋口美沙緒 街子マドカ
登場人物達が、シジミチョウ科やらタランチュラ科やら、スズメバチとかベッコウバチとかヘラクレスオオカブトとかカマキリとかetc、、、 擬人化のような要素を持ちながら設定が、人類が氷河期を迎え節足昆虫と合体して、その特徴を持ちながら人類が進化した姿みたいな設定。 でもSFではなくて、舞台はまるきり現代風。 それがすごく親近感をわかせるのですよね。 で、その昆虫の珍しや特徴なんかで完全にハイクラ…
直野儚羅
ネタバレ
やっぱりオヤジはいいなぁ~シミジミ、、 直野さんのオヤジツンデレは時々ヘタレて、理想のオヤジ受けの一つです♪ まるで、どっちが年上だよ?みたいに年下攻めがしっかりしてるっていうかオヤジを翻弄してるんですが。 翻弄されてるオヤジはそれだけで、もうラブ♪ってことですよねww 時々ギャグテイストでチビキャラになる部分も照れを表わすのに有効的! 今回のオヤジは、しっかりした引き締まった肉体でタル…
定広美香
冗談や半端が一切ない、真摯で時に攻撃的でさえある性格の人物が多々登場する定広作品はいつもパワーに溢れている。 それは画力ももちろんのこと、ストーリーもがっつり骨太でただのエロに収まらない力を持っているのです。 そんなガチンコ登場人物達が奇跡を起こすのだが、まさに今回の表題は「奇跡」を扱った「アニュス・デイ」=神の子羊 世の罪を 除き給われる 神の小羊 私達を 哀んで 下さい な…
水原とほる 高緒拾
この本の発売、待ってました! あの名作「箍冬 cotoh」「夏陰(cain)」のコンビで、極道の世界に生きる男と大学生の物語。 ここ最近の水原作品は健康的(?)なものが続いておりましたので、また鬼畜野郎と健気受けが読めるのかと大期待でした。 でも、そのまんまでいったらいつもと変わらない展開で面白くないわけで、この作品は、今までの容赦ない部分、健気な部分も残しながら、攻め様を二人にしたことで、…
チロル
デビュー作品『コトリの丘』が入ったこの作家さんの初コミックになるのでしょうか? 全く作者さんに関する情報がないのでまっさらな目で見ることができますが、全体を通して少年が出るものは甘くてかわいらしいものばかりだと思います。 かといって、カワイイだけで終わるのではなく、それなりにほろ苦さや切なさも見えます。 表題を冠にした作品はなく、この怪しげな薬をドラマの主人公達に売る薬局が出る話が冒頭か…
楠田雅紀 陵クミコ
この作品は作家さんが3年前「シャレード新人小説・期待賞」をとった作品だそうです。 言われてみるととても新鮮で、BLである為に、ノンケの男同士がどうやって意識したのか、男同志だからこうあって欲しいという部分が明確に表現されていて、とても面白くスイスイと読めてしまいました。 また主人公の気持ちもとても感じられて一緒に胸がキュンとしてみたり、やはりこういうポイントは大事ですよね。 それにしても”バ…
吉田珠姫 高座朗
「それは禁じられた愛と性の物語」という帯に、裏を見れば、「2000年代初頭核戦争勃発。人類、生物はすべて死滅した・・・」などとものすごーく興味をそそられるあらすじに、BLのSFファンタジーだから心の窓を広くして、どんな設定も展開も許そうと、寛大な心で読み始めたんですが・・・ あまりのトンチキに読んでて頭が沸騰しそうになりました。 いやね、設定とかちょっと突っ込みたい部分もあるけどいいんです…