茶鬼さんのレビュー一覧

やすらかな夜のための寓話 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

エロい!糖尿病になりそうだよん

もう満腹でございますww
臣さん、ありがとう。
多分これでご本人も書かれている通りにシリーズはコンプリートした形になるのでしょうか。
作家さんの人気で読まれる方もあれば、初読みでもこの二人の関係が気になってこれから本編へ傾れる方、崎谷作品の他のものに手を伸ばされる方、そんな崎谷さんの戦略というか、出版社の戦略は成功していると思います。

もう分厚い本ですが、ひょっとしたら半分近くが臣さん…

1

人生は薔薇色だ(新装丁) コミック

本間アキラ 

熱血ダメリーマンが愛のエネルギーで突っ走ります

2003~4年の作品なので、まだ少し耽美をひきずっていますが、他3冊に比べると「兎オトコ 虎オトコ」に近いコメディタッチの作品で、とても面白かったです!
ワンコみたいなダメリーマンが愛の力で(?)突っ走っていく姿にとても好感がもてます。
それにしても、本間さんの描く人物・・・白ヌキのサラサラヘアの受け様や黒ベタの攻め様はどの作品も顔が似ていてちょっとデジャブ感を呼んでしまいます。

ダメ営…

2

裁かれし者(新装丁) コミック

本間アキラ 

濃ゆいです!耽美です!

4冊同時新装丁でここに入っている「白き幻影の如く」がデビュー作品です。
地味~な表紙ですが、ページ開けて表題、、、「おおー耽美!!」本間さん色遣いに黒が多いですが、顔が濃いは、陰がたくさんあるは、、耽美好きな自分としてはゾワゾワしました。
しかも、お話もちょい暗~いです。

地検特捜の恭が、聴取に代議士の藤堂を訪ねると、彼は昔施設で一緒だったことを思い出す。
しかも藤堂は恭を激しく憎んで…

5

俺はあなたの犬だから コミック

深井結己 

陰と陽の両極端が印象的な本です

この表題「俺はあなたの犬だから」と「ティータイム27:00」はバッドエンドまるごと一冊の「晴れたる青空」にも収録されています。
なのでこの本は、バッドエンド2本、コメディ2本というとても対照的な組み合わせの構成になっているので、その点珍しい一冊かもしれません。

表題作
兄貴・小田の為に、命を張って仕事してもけなされ、蹴られ、それでも犬のように慕う舎弟の戸越。
でもその影には憎しみだけで…

0

侍ラヴァー 小説

水月真兎  みずかねりょう 

ハリウッド映画のようなアクション主人公は17歳

いきなりゴメンナサイ!ダメでした~読むのにものすごく時間かかった、、
刀だの拳銃だのライフルだの、銃刀類は大好きですが、「斬鉄剣」好きですが、萌えは呼ばなかったデス。

遺伝子組み換え作物で、巨大企業になったハミルトングループの若きCEOリチャードと、その義理の弟でボディガードの志乃のお話です。
リチャードは日本好きで、ともすれば勘違いガイジンの域いってます。
志乃が後妻に入った母をもう…

1

マサツグ君の生理的事情Returns コミック

石原理 

羊だから食べたいと思うのか?それとも愛だから食べたいのか?

表題「マサツグ君の生理的事情リターンズ」はこの本が発行される時に描き下ろしされた、元作品の続きでたった8ページのものなので、リターンズを含めて「マサツグ君の生理的事情」の1本になると見たほうがいいです。

大学で何やら怪しげな研究をしている、まるでサン●ラザ中野みたいな双子の ”ジキルハイド研”で開発された薬。
それを飲まされたマサツグ君は狼に、友人のトモヒロは羊に変身!
で、マサツグ君の…

2

最後の肖像 新装丁 コミック

本間アキラ 

読ませます!心に入ってくるストーリーが秀逸

「兎オトコ 虎オトコ」で大変楽しませてくれた本間アキラさんの過去作品が表紙と後書きを変えて新装発行されましたので入手。
04.05年の作品ですが、そんなに古さは感じません。
少し暗めの作品ですが、ストーリーとか登場人物の性格や環境など納得させる腕があり、やはりイイ作家さんなのだと再認識いたしました。
絵はもちろん、うまくて言うことありません。

表題は、義理の兄になる男性に恋をした青年・…

1

ホストクラブより愛を込めて 小説

樹生かなめ  沢路きえ 

愛している人より上に立ちたいって、我儘?

ここに出てくるホストは変です(何といっても樹生さんだから)
主人公はふんどしがトレードマークの「汚れ」ホストです。
仮装をして、唄って踊って漫才して、お客様を楽しませて、でも性格も生活もそうかといえば、全く違います。
笑いとノリで入る注文は、半ば強引で、それって強制だろー!笑顔の脅迫だろー!訴えられるぞ、とさえ思いますが、お客はイイ人達ばかりなので、皆喜んでいます。
そんな彼・蘭丸(敏史)…

2

背広のハウスキーパー コミック

こだか和麻 

ケ・ケ・ケンシロー!?

95年と97年に刊行されたものの新装版です。
いやあー、登場人物の服装とか髪型とか、色々すごく時代を感じます。
御姐様がたには、懐かしいわぁ、と思われるかもしれません。
こだかさんの特徴の少年漫画ぽさが前面に出ていて非常に読みやすいです。

「5時からウルフマン」は同じ主人公の「背広のハウスキーパー」のシリーズ作品です。
モップで有名なD社の栗原課長は超綺麗好きの潔癖症、デスクが汚い部…

2

盗っ人と恋の花道 小説

剛しいら  葛西リカコ 

作者原案タイトルは金魚姫だったそうです。

ここ二カ月続いて時代物の刊行ですが、今度は時代が江戸は元禄の頃。
材木問屋と盗賊と火盗改が絡んだお話です。
時代物ですが、攻め様の男気がなかなか粋で、受けちゃんもかわいらしく純真で、気持ち禁忌の匂いも漂わせ、ちょっと切なさも取り混ぜてなかなかに良い出来の作品になっておりました。

環は小さい頃実の父親に芝居小屋に売られ、またそこから盗賊の草(手引きする間諜)として買われ、羽振りの良い材木問…

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