茶鬼さんのレビュー一覧

そのキスの裏のウラ 小説

火崎勇  羽根田実 

本当に好きなのはどっち?

題名もこじゃれてますが、内容もなかなかに謎解き風に進んで楽しませてもらいました!
それにしても、全部いたしてしまったのに全く記憶がないって、あなたどうよ?みたいな感じもありますが、イケメン二人の恋のさや当て合戦に巻き込まれた(?)主人公のお話、最後に選ぶのは・・・

主人公百瀬が朝目覚めると見知らぬホテルのスイートのベッドの中。
全裸で身体に違和感なので、何があったか予想はできるものの相手…

2

地味カレ 小説

榊花月  新藤まゆり 

ホヤホヤの新入社員が上司に認められるようになるまでのお話といってもいい

いつもコケてしまう榊作品、でもつい表紙と題名に惹かれて・・・今回は新藤まゆりさんだったので・・・
いや~もう、題名にぴったりの地味~なお話でした。
中々の進展のなさにイライラしつつ、ドキドキしつつ、で最後にアララ、、と言う具合で、後半まで丁寧に引っ張り過ぎたですよ。

新興の外食チェーン本社の企画部で社内報を作る広報に配属された一意ですが、見た目も雰囲気も怖い女上司に仕事を回してもらえない…

1

駄目ッ子インキュバス 小説

海野幸  琥狗ハヤテ 

インキュバスの名も、帯のあおりも見事に裏切った潔さ

インキュバス=淫魔 で、ダメっ子ってことはひょっとしてお仕置きモノでエロエロなのか?と思いましたが、以前の作品でもファンタジーはちょっと、、とおっしゃっていた海野さんの再チャレンジ魂と、ケモミミや人外の絵で定評のあるククハヤテさんの絵に興味をそそられ、自分もチャレンジ。
予想外の展開に安心してみたり、、

主人公のタキは曲がりなりにも悪魔の仲間なのに、人間くさくて不器用です。
シナを作って…

3

タナトスの双子 1917 小説

和泉桂  高階佑 

ずっしり読み応えアリ、はっきり言って良かった!!

途中、何度も前の巻に戻って読み返したり、愛なのか憎しみなのか、そのどちらもが存在して複雑さを呈している為に2巻通して読み終わって、かなりの満足感があります。
ただラストが・・・多分幸せになったのだと・・・信じたい。

記憶を失っている為、弾圧側にいるユーリに素直に元のような愛情を感じられず、ユーリが好きなマクシムを寝取るマネをしたミハイル。
再会の喜びに愛情からロシアから逃がしたのに、マク…

4

美貌の誘惑Ⅱ エピキュリアン 小説

遠野春日  ライトグラフII 

快楽主義だけに365日24時間いつでもどこでもです・・・ってコンビニエンスですか?

まったくもって、アラブだけに油田を掘り当てただけで当人仕事もしないで毎日遊んで暮らせて、秘密の道楽が盗みだったりとか、毎日恋人と処かまわずいちゃついて、ロマンの極みいってます。
でも嫌味がないのは、自分に少しでも乙女なところが残っているから?それともただのエロ好きだから?・・・悩むところではありますが・・・
現実味がない分、割り切れて清々するからだとも思います。

一作目でファイサルの兄・…

2

愛罪の疵痕 小説

桂生青依  朝南かつみ 

マフィア×刑事ってどうしても甘くなっちゃいますよね☆

朝南かつみさんの絵だとつい手が出てしまいます。
マフィア×刑事って、何となく予想ができて、案の定デジャブるような内容が満載で、ちょっとお決まりだったかな~?

律は刑事ですが3年前同僚で先輩の田村と事件で監禁され、田村は死亡・律は重傷という過去を背負っています。
警察内部の不手際の結果ということで律に特別待遇がほどこされているということで、過去の事件を調べるため単独行動が許されているという…

4

THE.BL 4 (合同誌) コミック

井ノ本リカ子  BENNY'S 

病みつきになるエロです。

「3」の続きになりますが、こちらも単発全然OKです!
お二方ともナニに黒棒で線入れてますけど、これってある方が卑猥ですよね?
同人だし、なくてもいいって思うのは自分だけでしょうか?
今回もエロ爆発してますよー!

<井ノ本リカ子さん>
今回は秋山(攻)→山田(受)の組み合わせ
雨宿り先の体育倉庫で、小さい頃の思い出話しながらエチ突入。
「3」の時の田村と違って愛を感じるエチ?
”…

1

THE.BL 3 (合同誌) コミック

井ノ本リカ子  BENNY'S 

スガシカオの歌が頭に流れてきた

<魂の双子> 井ノ本さんとBENNY'Sさんの合同サークル誌3冊目。
くじ引きで組み合わせを決めて、なんてルールがあったみたいですが、もう3角関係で色々突き進んでます。
前作読んでなくても全然OK!単発で抜け、、いけます(汗)

<井ノ本リカ子さん>
秋山(攻)→山田(受)→田村(攻)
今回は山田と田村の組み合わせ。
田村はちょっとヒドイな~ヤリながら彼女と電話してるの。

1

タナトスの双子 1912 小説

和泉桂  高階佑 

『大河ロマンBL』 的位置づけ作品です

この本の背景になるロシア革命は帝政ロシアがなくなった年を指しますが、1905年の「血の日曜日」に始まり、同年日露戦争終結、その後社会主義が広がり、上巻の1912年はレーニンのボリシェビキ、プレハーノフのメンシェビキの活動が始まる頃に該当し、下巻の1917年はロマノフ王朝が崩壊する年になります。
歴史的背景がベースになっているので波乱にとんだ展開を生み、最後まで飽きさせず、思わず夢中になって読んで…

3

SM-スキモノ- コミック

天城れの 

SMじゃなくて、ただのいじめっ子気質でした

ひょっとして、題名のインパクトで表題にしたかもしれませんが、どっちかというと 「葬儀屋の息子シリーズ」の方がよかったです。
葬儀屋シリーズがあったから萌え評価です。

表題は、16歳で女に逃げられた子連れの片山がモデルの南に拾われて、それ以来ずっと隷属している話です。
触らせてもらったのは、最初だけ後はおあずけなんだけど、それが快感に変わっている片山はMかもしれませんが、南に心酔しているの…

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