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表題作愛罪の疵痕

香港マフィア「夜蛇」のボス 黎王藍
警視庁捜査一課 中條律・28歳

その他の収録作品

  • 侵愛の刻印

あらすじ

香港のマフィア組織『夜蛇』に相棒を奪われた刑事の律。仇をとろうと捜査を続ける律は、手がかりを辿って大財閥ルクタスグループの総帥・黎と出会う。モデルのような完璧な容姿に謎めいた眼差し…それは昔の記憶と重なり…! 真相を求め黎に接近する律。しかし黎の巧妙な罠に陥り、律は二週間彼の恋人になることを強要されてしまう! 「私は君の愛の奴隷だ」黎の濃密な愛撫と蕩けるような愛の囁きは、律の失っていた記憶と欲望を暴き──!?
(出版社より)

作品情報

作品名
愛罪の疵痕
著者
桂生青依 
イラスト
朝南かつみ 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784862636973
2.5

(2)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
2
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

マフィア×刑事ってどうしても甘くなっちゃいますよね☆

朝南かつみさんの絵だとつい手が出てしまいます。
マフィア×刑事って、何となく予想ができて、案の定デジャブるような内容が満載で、ちょっとお決まりだったかな~?

律は刑事ですが3年前同僚で先輩の田村と事件で監禁され、田村は死亡・律は重傷という過去を背負っています。
警察内部の不手際の結果ということで律に特別待遇がほどこされているということで、過去の事件を調べるため単独行動が許されているという設定付きです。
宝石店での強盗事件で出会った男・黎の匂いに記憶をほじおこされて、その身辺を探るところ、連れていかれていきなり身体を奪われて。
さらに二週間限定で恋人になれと言われ、何としても正体を突き止めたいがために限定恋人になる。
律が感じやすい人なのでエロいです。
結構がっつりやっているので、張り込みとか仕事に支障をきたしています。
でも周りの人間に少し注意されるだけで済んでいるところが甘いな~と、、
条件付きの恋人なのに気になりはじめ、そして当時の事件の真相を思い出し!

黎はマフィアのトップでもあり、香港大企業の総帥でもありと危険なセレブですが、何だか優しすぎる。
と思ったら、やはりそうだったか・・・3年前の事件に絡んでいて、しかも律に一目惚れに近い形で好いていたらしい。
こうなると相対する職業ですから、恋人になるにはどちらかがどちらかの仕事をやめなくちゃいけないですが、そうはもってこないところは定石でしょうか。

で、書き下ろしで一カ月後いきなり律の部屋に忍び込んでエチしにくる黎の話が・・・
しかも朝律が起きると黎の姿はなく、代わりに左の薬指に指輪が!結婚指輪か!?
香港=日本の超遠距離恋愛ですが、マフィアという面は律にしかバレてないので、こんな感じでラブラブが続くんでしょうね。
というお話。

似たお話に英田サキの「いつわりの薔薇に抱かれ」がありますが、作家の技量でしょうか、あちらの方がストーリーの持って行き方がドラマチックで見せ場があった気がします。
こういう比較がされてしまうので、似たシチュというのは難しいですね。

4

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