茶鬼さんのレビュー一覧

三上くんのおもちゃ(表題作 イジめられる方にも問題がある) コミック

カシオ 

三上くんはエロジャイアン!?

カシオさんの10年からの作品が掲載されたピアス作品。やっと単行本化で嬉しい♪
結構エロエロでかみゆまむ作品の雰囲気もあるのですが、そこはやはり何故か何となくカシオ作品らしさが出て、切なかったり痛さがあったりエロかったり。
そこの奥に隠された感情は読者には丸見えなので安心できるのです。
ただ、不器用すぎて三上くんが暴走するので、玉緒が可哀想!って思うシーンもあったりするかもしれない。
基本、…

5

舌先の魔法 小説

火崎勇  湖水きよ 

火崎さん、グルメレポーターしませんか?

などというおバカなタイトルをつけてしましましたが、なかなかにショコラや食べ物の味の表現が自分の頭の中と口の中で再現されそうなほどのモノを感じまして、こうなったわけです。

出版社勤務で今回ショコラティエの小笠原を取材して彼の本を出そうという編集・玉木楓が甘いもの嫌いのチョコ嫌いという設定。
生粋ゲイの小笠原は今まで恋愛というものをせずにセフレ関係ばかりをしてきた男だったのだが、この楓は好みド…

4

在りし日のふたり 嘘をほどく、真昼の檻 初回特典ペーパー 特典

間違いない当時からの相思相愛

本編の主人公が高校生だったころのお話です。
これを見るだけで、本編は本当にもったいないことをしたよなーと再び思わずにいられません。
もう会社設定をやめてこの路線はこの高校生設定で行けばよかったのに。
そう思うほどに、こっちのほうがしっくりくる。
かといって評価が上がるということはないのですが(汗)

高校生の恭一郎が友人にAVの話からズリネタのおかずは何かという話になるのですが、ちょっ…

1

こっち向いて笑って コミック

市川けい 

この結末に満足しています。そしてこれからを期待♪

『スロースターター』でゆっくりした高校生の恋愛を描いて胸を撃ち抜かれてしまった作家さん、市川けいさんの2作目単行本。
実はCitronにて全話既読であります。
いちばん最初の始まりはインパクトありました。
ろくに話もしたことのない、愛想の悪いバイト先の後輩・筧がいきなり「俺、アンタのこと好きなんですよ。」
言われた方・浅野は「なんで俺が?」ろくに話したこともなければ何も相手のことも知らない…

2

銀の雫の降る都 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

全体の雰囲気に酔う話

一読し某作家さん2名の某SFファンタジーBLが似ている感じがすると思われました。
作者さんは、今回は萩尾望都「マージナル」の辺境伯へのオマージュということを描かれておりましたが、もうすでにマージナルが忘却のかなたの作品なので再読してみないことには比較のしようがありません。
さておき、とてもゆっくりとした時の流れの、とてもきれいでとても優しいお話だったと思います。
ただ、冒頭の入り。
こうい…

10

ヒマなのでハジメテみます。 コミック

左京亜也 

左京作品の何がすばらしいのかという部分がより明確になった作品

この表題の前振りにあたる【ヒマなので屋上にいます】は別冊マーガレットに掲載された作品なんですって!
そこはかとない、どうみても腐臭しかしない幼馴染の様子がムフフな雰囲気で展開されるんですが、
以前少女漫画のbl展開作品を読んだことがあって、やけに主人公がキラキラして描かれているのが特徴的だな~と思ったのですが、これも希がやけにキラキラに描かれてませんか?
そして、左京さんといえば圧倒的な画力…

5

理想の恋人 コミック

斑目ヒロ 

調教します!

案外に、この一方が一方的に振り回されているカプというのは、実は振り回されていると思っている方が振り回しているのだったという、
若干すれ違いにも似た、イラっとするタイプの話結構好きだったりします
特に班目作品だとそれが切ない系で走るか、ユーモア系で走るかによって、ガラっとトーンが違ってきてしまうのですが、今回はコメディ系。
だけど、やはり読んでる身にはちょっと痛さを感じるのかもしれないですね。…

4

ハカセの交配実験 小説

バーバラ片桐  高座朗 

女体化といっても現実ではなく、どうしてまさかの触手プレイ(爆)

このお話、「ストーカーはじめました」に近いコメディタッチのお話。
なんか、どっか、トンチキなんだけど文句を言いたくなるほどのトンチキじゃなくて、愉快で面白い方向へ流れていくトンチキ(いいトンチキですね♪)
作中に女体化の表現があるので、苦手な人には苦手な部分があるかもしれませんが、触手は登場するは、このブットビ設定ならでは面白さで進行していきました。

近未来設定で少子化が深刻化している時…

6

妖狐な弟 小説

佐々木禎子  佳門サエコ 

タイトルのまま

超ブラコンの是枝兄弟。それには訳が!
弟の葉には耳と尻尾があるのです。
葉に何かあったときのため医学部を目指した兄の幹と、自分の生まれを知りたくて民俗学に興味のある葉。
本当は葉は尻尾や耳はコントロール出来るのですが、大好きなお兄ちゃんに誰かの臭いがつくのが嫌でわざとかまってもらいたくてやっているようなのです。

いかに彼らが思いやりを持っ兄弟であるかがずっと綴られます。
民俗学の准教…

5

めんたいこな夜 コミック

朝日奈ミカ 

タイトルへの期待が超過すぎて・・・

この作家さんの2冊目のコミック。
そういえば、デビュー作品はとても辛口に書いてしまったのです。
それはもういろいろと。
今回も惜しい線までいっている作品はあるんだけど、ユーモアを狙いすぎてかえって平凡で落ち着いてしまってつまらなくなってる。
突飛設定はそれなりに、はじけたものを見せてほしいとはおもうのですが。

特に表題。
この「めんたいこ」というだけでどれだけたくさんのものが連想で…

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