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花川戸菖蒲 山田シロ
渋茶
ネタバレ
お山の神様・深山が、自然の中のものと会話ができる祥との出会いを長年待っていて、彼を見初めた結果お大事さん(お嫁さん)としてお山の世界へ連れていく話。 話の中盤で大祭りのエピソードもその後の展開に合っていてすんなり読めたし、全体に甘々な一冊。 深山は祥を自分の世界へ引き込んでからは無理やり抱いたりってのもあるものの、単なる俺様なだけではなくて祥を幸せにしたいって気持ちもしっかりしているし…
バーバラ片桐 朝南かつみ
第一次世界大戦後の東欧を舞台とした正統派の吸血鬼もの。 他作品の吸血鬼攻めって、基本にプラスアルファでオリジナル設定を付け加える事でそれぞれ差を出しているが、この作品のトランシルヴァニアの領主・フィレンツはそういった飾ったところのないまんま正統派で渋い。 バチカンから派遣された祓魔師・瑠架の出会いからを、お互いの心情を織り交ぜて静かに進行していく。 この話の目玉としてよく触手プレイが…
髙月まつり 駒城ミチヲ
下町商店街を舞台に繰り広げられるラブコメ。 祖母と共に煎餅屋を切り盛りしている勇輝は兄弟同然に育った灯夜に対しての恋愛感情を隠すのに精いっぱいな日々。 勢い余っての告白をあっさりと受け止めてもらって嬉しいと実感する間もなく、灯夜との思考のずれに悩む羽目に。 この話の攻めの灯夜の思考回路って、変というよりもなんか不思議ちゃんっぽい感じ。 (変なのと不思議ちゃんの違いってのも上手く説明…
天咲吉実
上下巻まとめてのレビューにて。 血ではなく、相思相愛の人物の精液を糧にして生きてきた異端の血族ジェイ。 相手となる彼南も、つらい過去に自暴自棄だったところにジェイに惹かれ、連れ合いのダークハーフになる。 絵の面ではゴシック調テイストでヴィジュアルのこだわりが感じられる。 更にはエロシチュエーションまでも作者・天咲さんの萌えが目一杯詰め込まれたコミックス。 …それにしてもやたらとエ…
ごとうしのぶ おおや和美
番外編でガッツリ真行寺、三洲メインだけではなくギイ、託生、野沢、駒澤も顔を出している。 3カップル分登場しているのに今回は別々に顔を出している。 二人のすれ違いというよりも、真行寺、三洲を別々に捉える事が出来るので「Pure」よりはとっつき易かった。 私にはシンミス萌えがなかったので長い間未読だったのだけど、初めてこの文庫版で読んでみてこれはラスト前に読む必要のある番外編だと改めて気が付…
(がっつりネタバレ内容です) 忠告その1 文化祭前夜、ひょんな事からギイのいる隣のクラスに差し入れをする羽目になった託生。 その差し入れを持っていくのを赤池くんに手伝ってもらう道中で、「朝比奈には気をつけろ」と忠告を受けることになる。 以前から赤池、矢倉は最近の朝比奈に対するギイの対応の冷たさを見て何かあると勘が働いた 様子。 忠告その2 一方、ギイのほうも担任の松本先生より…
文化祭前にしてはちょっとのんびり気味で、何故か昼休みの弁当会の話題がメイン。 ちなみに今回は渡辺&中郷の明るい一年生コンビが出てこなくて何気に寂しい(笑) この後の「リスク」と比べると話の緊張感が薄い気がするから、中休み的で妙な静けさを感じる。 ここにきて前巻ラストでチラッと登場した彼が気になる。 このシリーズは毎回新キャラが登場する割りに個々の外観の人物描写が少ないので、おおやさ…
前巻「プロローグ」からの続き。 一年生の渡辺くんに感じる錯覚の原因も分かり、託生の心のざわめきも無事に収まった様子。 これでお互いの気持ちが打ち解けて仲良くなったことからギイにとってはあまりホッとできないみたい。 この渡辺くんと中郷くんの一年生コンビのやり取りは読んでいて微笑ましい。 皆が賑やかに文化祭の演劇合戦の準備を進めている一方で、夏休みに託生と将来についてじっくり話し合えな…
表題作を含む短編4本が4月半ば頃の時期に戻った上に、なんとかギイ×託生が読める「ストレス」ではGWに一緒にどこか出掛けようなっていう話題のみ。 確か脇キャラの出番が9割並みだったよなと再読してみたが、これはこれで個人的に再び楽しめたし、それぞれのキャラが想う相手の距離感を感じ取る繋がりになっているのかな?って考えて読んだ。 片倉くん、岩下くんは、それぞれに好意を寄せられている子がいてもちっ…
前回の「jealousy」の続きだけど、今回は新1年生が拾ってきた子猫の世話話。 (注・矢倉×八津の続きはひとまず次の「花散る夜に~」へと飛びます。) 3年生編2冊目にして最初に接触した新1年生チェック組がいまいちなのと、本編から逸れていった話なのには内心トホホだったりするが、ほんのわずかに、託生のそばに気軽に居られなくなったギイのそわそわしている様子が楽しめる。 あと、この巻に収録され…