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渡海奈穂 夏乃あゆみ
渋茶
ネタバレ
家事全般が得意な和志と人気作家の姉、その姉の新しい担当編集・伊勢の三角関係ものかと思いきや、あまり人間関係がこじれる印象もなく、すんなりと読めた。 まず、この話はどのキャラに共感を覚えるかで感想や評価が変わってくると思う。 ちなみに私的には、 攻め・伊勢=○、受け・和志=△、姉・寧子=×、寧子のヒット小説の中のヒロイン・ユイコ=× だな。 カップルのほうは、亭主関白っぽい伊勢に惚れ…
森本あき 香林セージ
最近何冊か読んだ森本さんの小説の中で、2008年刊のこちらの話のほうが一番読みやすかった。 正直序盤で、受けの星斗の心配性の度が過ぎた性格、周りが何かと構ってやらないといけなさそうな面倒臭さは感じたけれど。 普段なら最初の部分で引っ掛かりを感じると『趣味じゃない』って評価に傾きがちだけど、耐との出会いから話が引っ張られると一気に読む事ができた。 性格で損している星斗がリゾート地の休暇…
新也美樹
パッと見で男役、姫役って並んでいるとなんか宝塚を連想するものがあるなー、と。 いや実はバレエも宝塚もてんで無知だけど(;^ω^)。 2004年刊って事で今読むと何となく時代の流れは感じてしまう。 2000年頃のコミックスってこんな感じでみょーにキラキラしていたんだよね…。 ダンサー達のキャラもそれぞれ立っていたが大穴は振付師のメガネの人で、名前が無くてお相手がいないのが惜しい位(笑)。…
このコミックスを一言で言うと、日本語が話せない英国人旅行者×世間知らずなご令息が繰り広げる、ドタバタコントなノリのBL。 一応ご令息・ヨシフミの傍には執事・栗山もついているものの、坊ちゃま一筋な突っ走りぶり故にてんでフォローになっていないので、矢印付きの注釈(→○○ってカンジ)がなんとも親切ざんす。 ちなみにmy脳内ではこの注釈部分、吉○新喜劇みたいに笑いの音声として再生して楽しみました。…
夜光花 高階佑
夜光さんの小説は毎回ストーリーもエッチシーンも読み応えがあって満足できているが、今回は作中の登場人物のエゴのほうへ目が向いた。 わがままな妹に、彼女をどう扱っていいか途方に暮れる晶の家族、挙式間際に婚約破棄する攻めの章文。 …といった感じで、この話はいいふうに共感できるキャラがひとりもいないのだが、そんなに明るくない割にさらりと読めたのは、脇役の久緒のおかげだと思う。 一人構わず我が道を…
鈴木あみ 香林セージ
普通なら兄弟の結婚や家庭に口を挟むのは余計なお世話と一蹴されてしまうもの。 …という一般的な理屈はさておき、受け・水季は弟の結婚及び花嫁(注・男)に納得いかん!! って勢いで結婚式をぶち壊しに式場に乗り込もうとしてトラブルに遭う。 車の接触事故の加害者・頼人に事情を説明したら、当たり前ながらドン引きされたってのに、たまたま居合わせたってタイミングで巻き込む羽目に。 しかし、何かの拍子で…
夜光花 蓮川愛
唐突だが、よく夜光さんの小説を語る上でもよく出てくる<執着攻め>って、一途すぎて○○~ってパターンの事なのだろうか? だとすると、これから夜光さんの小説をいろいろ読んでいくにあたって、どれだけ攻めが相手を想う一途さ故に暴走したり引きずられるパワーがあるのかってのが、なんだか楽しみになってきた。 今回の攻め・夏目については、まんまタイトル通りの人形を通した偏愛。 長年人形を…
いおかいつき 鬼塚征士
いおかさんの小説でよく見る年下攻め×なんでも屋の男前受け。 年下攻めの嘉納はワンコというよりもポーカーフェイスというか、淡々と気持ちを伝える中に落ち着きがあり、悟ったかの雰囲気があるのであまり坊ちゃん臭さを感じない。 嘉納は廉慈の事を、代議士の父親のせいでボディガードという天職を追われたと思い込んでいるが、そもそも二人には直接の接点がない。 廉慈に近づきたくても、まずは嘘の調査依頼をあっ…
ふゆの仁子 奈良千春
最初のうちは、受けの遥がまだ20歳の大学生って事に引っ掛かりを感じた。 そもそも遥が、自分の一族が経営している百貨店を何とか立て直そうと躍起になる気持ちはともかくも、まだ大学生の身の上で経営に口が挟めるって設定に無理がある。 これでウエルネスグループを相手にした大人の駆け引きを仕掛けるには早すぎるんじゃないか?、 遥の年齢設定を24歳位に引き上げたほうがもっとすんなり読めただろうになぁ……
ウエルネス・表バージョン(と、勝手に命名)で、メインとなるヨシュア×遊佐のカップルの話。 時事系列でいくと『龍』の四冊よりあとの話になるらしい。 こちらから読んだほうが裏バージョンももう少し解りやすかったのだろうか、とその時はちょっと後悔したかな。 (でも、『龍』のほうを先に読んだ代わりに、表側ではティエンの猫被りっぷりを楽しめるって見方もあったりする。) 駆け引きとはいえ、しょっぱな…