渋茶さんのレビュー一覧

極道は蜜を暴く 小説

秋山みち花  周防佑未 

喜多村さん、強敵登場ですね

草薙にとって胃袋を満たす贅を尽くした手料理も欲求を満たす濃厚なエッチシーンも健在だが、今回はいつもの喜多村の飄々とした軽快さはなりを潜め気味。
最終巻として喜多村の弟の死の真相に絡むクライマックスとなる。

この巻では喜多村の片腕・高倉の登場と二人の過去、弟の真聖が亡くなった経緯から輝かしい経歴を捨てて裏社会に身を投じる事となった経緯が明らかになる。
ようやく期を熟して復讐を企てようとする…

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極道は愛で縛る 小説

秋山みち花  周防佑未 

喜多村さん、一枚上手ですね

相変わらずシェフ真っ青の料理上手なヤクザ会長の喜多村と、餌付けの成果ですっかり喜多村に惚れてしまったSAT隊員の草薙。

ヤクザという立場柄、事件に巻き込まれるも常に上手く立ち回る事のできる一枚上手な喜多村。
なのに、草薙のほうが正義感の強さと愛する喜多村のピンチ!!と事件の渦中に飛び込んでしまう。
特に今回は、草薙はマフィアに媚薬は盛られるはチンピラに拉致されたりで逆に喜多村に助けられる…

1

極道は愛を捧げる 小説

秋山みち花  周防佑未 

喜多村さん、手際がいいですね

切れ者のヤクザ会長×SAT隊員というカップル。
短編2本収録という形なので、受け・草薙がSAT隊員という事で起こる事件があっさりした展開で済んでしまう点はもの足りない気はする。

攻め・喜多村は、ヤクザらしいオレ様ぶりとヤクザらしくない料理の腕前で「喜多村さん、美食家ですね」ってつぶやきたくなるこまめさ。
本業のほうも手の込んだ食事の準備もそつなくこなして、組のトラブルにも手回し万全で、出…

1

きらめく夜の純真 小説

桂生青依  高星麻子 

ワンコにデレる一冊

夜の公園で偶然にホテルの支配人・東馬と出会った新米トリマーの歩。
その時に東馬が連れていたトイプードル・アプリを通して、初めて会った時みたいにお互いの仕事帰りに夜の公園で会話を交わすのが日課になっていく。

この話はあっさりとしていて一気に読めたのでキャラクターの心情に過度に入り込む事はなかったが、最初、大人な男のはずなのに自ら壁を作っているかのように感じた攻め・東馬が結構好印象だった。

1

ヤクザ、集団感染 小説

松雪奈々  高城たくみ 

きちんと病気療養しているんだか、していないんだか…

まずインパクトがあったのは、強面なヤーさん達が病院の初診受付に集団で押しかける冒頭の場面。
ドスもハジキも恐れる事のなさそうなイメージのヤーさん達が「もしかしたら俺も結核かも」と怯える中で、何人かが隔離病棟に放り込まれたパニックからくるコメディものかと期待していたのだけど…。

唐突に降って湧いた入院生活の中で、受け・椿組長は意外に可愛い?見かけを自覚せずに頑張って強面な輩を面倒見ている一方…

2

ケダモノ執事は御曹司を飼う 小説

橘かおる  駒城ミチヲ 

なんとなく執事あるある!?

この話で目を引いたのは、執事×箱入り御曹司の恋の行方よりも、若くて有能な執事・牧野の活躍ぶりかも知れない。

主である陽二の衣食住から性欲処理の面倒までこなすだけでなく、大学院生として好きな研究に明け暮れている彼の事を御曹司と身バレしないように『奨学金とバイトでやりくりする苦学生』という噂を広めておく計算高さ。

陽二がピンチに陥っていても颯爽と皆の前で解決して見せる名探偵ぶりを見せてくれ…

1

帝王と薔薇の花嫁 小説

海原透子  周防佑未 

薔薇に込めた想いが健気

マフィアの帝王として君臨しながらも孤独を抱えているベルナルドと、薔薇の育種家になりたいという夢を家族に理解されずに海外留学に出された光紀。

留学先のグラームズ王国で荒れ放題となった薔薇園を偶然見つけた光紀は、何の見返りもなく庭の手入れをするようになったところを主のベルナルドに見初められる。

話の中で、弱った薔薇を綺麗に咲かせてあげたいとか、薔薇を愛でる人に悪い人はいないって発想とか、と…

2

呪われ社長と嘘つき花嫁 小説

月東湊  香林セージ 

若社長の優しさに救われる

表紙からしてイクメンものかと勘違いしそうな感じだけど違っていた。
代々嫁いだ花嫁に呪いがかかるという家系にまつわるオカルト要素と、それぞれにナイーブさを持つ登場人物のバランスが上手く取れている。

カップリングもひねってあって、女装は完璧で繊細な攻め×襲われる側だけど優しく包容力のある若社長という組み合わせ。
普段なら攻め受け逆のほうが私の好みなんだけどな(笑)。

ちなみにこの話は、…

2

色彩の檻(ラヴァーズ文庫) 小説

西野花  國沢智 

鬼畜なはずの父親が切ない

以前他レーベルで出た分の再販とのこと。
初期の頃からさすがのエロパワーだったのねと思いつつ、今回はしんみりする面もあった。

長年続いている実の父親と息子の禁忌関係に第三の男がどう絡んでくるかってところに、じめっとせずに堂々と3Pに持っていく清々しさが何だか西野さんらしくて好きだ。
読む側としては3Pはちゃっかり楽しんだのだが(笑)、今回の話はどうも父親と息子の葛藤ぶりをもう少し読んでみた…

2

Try Me Free 小説

松前侑里  高星麻子 

古き良き時代の少女漫画のようなキラキラ感

大人(25歳)×高校生(15歳)の年の差もの。
偶然の出会いをきっかけに高校生・冴のほうからの一目惚れで、隆司の大人の男の立場として一線を引きつつも冴の想いが心に浸透していく様子が書かれている。

七回のお試しデートっていう発想に変に気負ったところがないし、行動も何だか可愛くて、15歳に出来るアプローチとして微笑ましい一面に感じた。

冴の趣味が植物観賞や植物画を描く事だったりと何だか乙…

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