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表題作極道は愛を捧げる

喜多村雄二,35歳,元弁護士,暴力団喜雄会会長
草薙郁也,27歳,警視庁特別機動隊SAT隊員

その他の収録作品

  • 極道は恋に染める
  • 極道の回想
  • あとがき

あらすじ

「治療代の代わりに、おまえの体を抱かせろ」
SAT隊員の草薙は、事件の調査中、勢力拡大中の暴力団組織の切れ者会長・喜多村に助けられる。しかしその代償に思うまま身体を嬲られてしまう。
屈辱を感じつつも、焦らすような喜多村の甘美な愛撫に支配される草薙の身体は、意思とは裏腹に散々喘ぎ啼かされてしまい…!?
抱かれるほどに離れがたくなる二人だが、相容れない立場同士の愛は許されるのか――!? 書き下ろしは喜多村視点の極甘Hv
(出版社より)

【秋山みち花先生コメント】
エリート極道×SAT隊員2人の波乱万丈な恋をおいしいレシピとともに楽しんでいただければうれしいです。

作品情報

作品名
極道は愛を捧げる
著者
秋山みち花 
イラスト
周防佑未 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイSLASHノベルズ
シリーズ
極道は愛を捧げる
発売日
ISBN
9784862638892
3

(21)

(0)

萌々

(7)

(9)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
8
得点
58
評価数
21
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数8

喜多村が可愛い

攻めの喜多村、、、極道の会長なんですが、まぁそりゃ可愛いんです!
何がって受けでSAT隊員の郁也に対する愛情の注ぎ方が…

極道と付いてますが、確かになんでも解決できちゃうのは極道の会長のせいで、力もあるし、男前だし、元弁護士、、なのに郁也にメロメロ過ぎて怖さが皆無。
いえ、ちゃんと事件も起こるし、郁也以外の敵?には容赦ないんですけど。

郁也は先輩が重傷を負い、犯人を検挙したかったのに、上層部の陰もあってうやむやになった事件のために単独で動きます。でもまぁ失敗します(笑)
それを助けてくれたのが喜多村。何とかする代わりに抱かせろと。
ストーリ自体はパターン化されたものですが、素直にならない(ま、当たり前ですが)受けに"餌付け"します!

喜多村は料理もめちゃ上手い。
まんまと郁也は餌付けされました!?

ヤクザと警察官、今まで読んだBLのパターンにハマらずで面白いです。シリアスじゃないし(^^;)
尽くしまくる、包容力のある喜多村は良い男ですわ~。

次作も読みます!先輩隊員が郁也と喜多村の関係に気づいてるので、その辺が深堀されるのかな。楽しみです♪

0

餌付けされる警察官w

秋山さんの作品は花嫁モノより極道モノの方が好き!
ということで今回、極道×警察のかなり好みの作品が登場して何だか久々にワクワクしました♪
作品的には高尾理一さんの『愛咬の掟』に似ているんですが、でも好物シチュなんで、似たようなモノでもすごく満足v
どうもシリーズものになるらしいので、その後も期待大です!

今回の主人公は警視庁特殊機動隊(SAT)という職業。
珍しいですよね。
テロとか立てこもり犯の犯罪なんかに駆り出される役職で、その勤務自体が秘匿されているという役職。
早々そんな凶悪事件が頻繁にあるわけでもないので、日頃訓練を積み重ねることが日常業務だという、その割と警察の割に時間の自由が効くという点が、他の刑事モノと違う点でしょう。
とある事件で主人公・草薙の信頼する先輩が草薙のミスで重傷を負って入院してしまう。
その犯人逮捕は上層部の圧力によって強制終了させられ、草薙は犯人の目星をつけ休暇をとり、その男を追いかけていたのですが、尾行が見つかり窮地に陥った所を助けてくれたのが、元弁護士で新興ながら実力のある組を取り仕切っている喜多村だったのです。
怪我の手当ての代償に身体を奪われ、そこに愛人として住むことを強要されるのですが、草薙の追う男が喜多村の組の客分であることから利害関係が一致し、不本意ながら世話になることに・・・

ヤクザ×警官 なんてシチュだとすごくシリアスで重たいものを期待しそうなんですが、これははっきり言って軽いです!
でも、その軽さも自分的に主人公が萌えツボなんで全然気になりません。
むしろ美味しく頂く為にこの軽さは必要かと・・・ww
だって、この草薙がすごく潔いんですv
不本意とか言いながら快楽に弱く、ツンデレの典型?
しかも、うじうじしてなくてサバサバしていて、貪欲なのは性欲だけでなくて胃袋もって言う点が、自分的好感度高い点です。
しかも肝心のところでちょっとヘタレて、それで良く出来た攻めの喜多村に助けてもらうっていうのもww
また、喜多村もヤクザにしておくにはもったいないほどの料理上手で、職業間違ったんじゃないか?と草薙に言わせてますが、毎回凝った食材と料理で草薙を餌付けしてるんですよ。
こういう餌付け作戦、すごい好きなんです~!
喜多村が元弁護士なのにヤクザになったという理由、うっすらと草薙に惹かれた理由の元と、大事な人の死という部分に繋がってはいるのですが、今回のこの本の中ではきちんとした説明はないのですが、きっとシリーズ化していく中で明らかにされていくんでしょうね。
車の中での本格エチはやけくそから本気になってしまっていて、思わず読んでる自分が心配しましたw
いっしょに乗り込んでる舎弟、たまったもんじゃなかっただろうな~って(爆!)

そして、後日の話に草薙が慕っていた入院していた先輩が退院してくるのですが、喜多村との関係がバレて~!?
この先輩、草薙が好きで一度振られてるんですよ。
今回は苦言を呈して、ちょっと見てる感じだったけど、今後に何か影響してきそうな予感もして、それも期待させます。
草薙は、SATを辞めたくないけど、辞めてもいいと思うほどに喜多村にはまってきています。
もう辞めちゃったほうがいいと思うんだけど、そこはやはり男の矜持というものがあって、上手い方向で対等の関係が気づけるようになるといいなとも願うのです。

この一冊を読んで、次も!ととても期待が膨らんでしまいました。
秋山さん!うまく収集つけて楽しませてくださいねー!!期待してますぅ。
それにしても、格好良くて頭がよくて料理が上手くてエロくて、いうことない攻めなんですが、弱みは好きな人だけ、というこういう攻めの姿、大好きですーーー!!

7

極道というよりも…!?

ヤクザ×SATなんていうと対立関係の硬い話かと思いきや本書はそうではありません。
あとがきで、作者さまも書かれているのですがヤクザの組長×年下警察官で「治療費は身体で払え」なところまではかなりの王道展開に見えるのですが。
そこから先が一味違う。
というか、この組長が一味違う。
元々は弁護士なんかやってたエリートで何か事件があって裏社会に堕ちるぐらいならありそうなのだが。
受に対して甲斐甲斐しすぎるんだ!!
会った瞬間から惚れたんだってのがわかる感じで(受にはわかってませんが)
気に入ったらモノにする。
俺様な感じの押せ押せのようでいてそれだけでもなく。
何しろ、料理がうまいんだ!(笑)
受のために築地で魚仕入れてきてさばいちゃったり、イタリアンのフルコースを作っちゃったり。
どんな腕前なんだ!という。
なので、あんまり組長としての威厳みたいなのが感じられないというか…。
いや、あるのはあるんだが、そんなに極道シーンがないせいもあって、常に受に対して料理をしては美味しそうに食べるのを見て喜んでる印象というか…。
裏の暗いイメージよりは恋愛がんばってますvみたいな人に見えて仕方ないのだ。
そういう意味で言えば受の方がまだお堅いイメージというか。
たぶん、ツンデレ系なんだと思うんだけども。
最初は仕事のためだとわりきっての潔さで情報提供のために関係を持ち。
しかし、そこからズルズルと快楽の溺れ気持ちが流され。
それでも、はっきり好きとは最後まで言わないんだよね。
この関係を失いたくないとは思っていても。
明確な「好き」はないけど、赤面したり、ベッドに入って素直になることもある。
そういうところがきっと攻には面白くて魅力的で飽きない所なんだろうなとも思う。
あと、攻はなかなかの絶倫だと思う。

5

餌付け

SAT隊員の主人公が料理好きの極道男に餌付けされる話。
攻めの喜多村が料理好きで受けの草薙にかなり甘く、いかにも極道モノという感じではなかったです。
受けの草薙がつんつんしてますが一般的なツンデレとは違うつんつんでした。
草薙の事が好きな先輩がもっと絡んでくるのかと思いきやそうでもなかったですね。
とにかく喜多村→→→←草薙くらい、喜多村は草薙が大好きで甘甘でした。
雑誌掲載作品の「極道は愛を捧げる」、「極道は恋に染める」、その中間の時系列の短編が入っています。

2

組長はシェフ?!

この作家さんは以前に一度ドラマCDを聴いたことはあるのですが、小説として読んだのはこれが初めてでした。
文章は直接的な表現が多く、読みやすいと思います。
ただ好みとしてはもう少し装飾的な表現があった方が好きかも…。

タイトルからも分かる通りヤクザの組長(とはいっても非合法なシノギはしていない)と警察の特殊部隊の隊員とのお話。
裏社会モノも好きだし、こういう決して馴れ合ってはいけない者同士のお話も大好きなんですが、思っていたほど緊張感漂う作品ではありませんでした。
抗争や暴力シーンが出てくるものが苦手な方にも入っていきやすいかなと思います。
蓋を開ければ、攻め様が受け様にとってもメロメロなお話でした(笑)。
攻め様が受け様にそれはもうプロ並みの料理を振る舞うシーンが何度か登場するんですが、攻め様は一体どういう経歴を辿ってきた人なんだろう?ととっても興味を惹かれました(元弁護士ということにはなっているんですが…)。
受け様は強気なツンデレと思いきや、実は結構乙女なところもあります。真正ツンデレとはちょっと違う感じ。意地っ張りなところもある。
この意地っ張りな受け様に結局は振り回されてる強面の攻め様がなんとなく可笑しくて、微笑ましい。
極道モノなのになんとも甘々な作品でした。でも強くて怖そうな男が受け様にだけは甘いというところに萌を感じるのです!(笑)

2

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