M+Mさんのレビュー一覧

じゃじゃ馬花嫁 小説

秀香穂里  水名瀬雅良 

それほどじゃじゃ馬じゃなかった

表題作と、甘い後日談の2作品が収録されています。

和紗は妹が逃亡したため、その身代わりに結城の花嫁となります。これが本当に「花嫁」でして、こういう花嫁ネタでは必須の初夜はともかく、結婚式にも出席します(ベールのけてキスもします)し、仲人夫婦と食事会をするという化けっぷりです。

二十歳なり立ての弟ならともかく、二十代後半の兄としては、はっきり言って無理ある展開なのですが、そこを突き詰めて…

1

駆け引きはバーにて 小説

義月粧子  サマミヤアカザ 

健気にも程がある

元彼が忘れられない経営者×健気なバーテンダーの話です。
表題作と続編の2本が収録されています。

「駆け引きはバーにて」
水嶋(受け)の目線で進んでいきます。
水嶋は高校時代の片思い相手の後輩・設楽(攻め)に請われてバーテンダーとして店を手伝うことになります。相手の弱味につけこむ形でセフレになるも、設楽が別れた恋人・鳴瀬を高校時代からずっと好きでいると思い知らされる日々に疲れます。好きだ…

4

我が儘な食卓 小説

秀香穂里  緒田涼歌 

未練たらたら

1冊丸ごと表題作です。槇の目線で進んでいきます。

高校時代は恋人同士だった二人。当時から躰だけの関係が平気だった槇(受け)に対し、芳沢(攻め)は初めての肉欲込みの関係にハマり一途に思いをぶつけてきます。どんどん惹かれていく槇ですが、元ノンケの芳沢がやっぱり女がいいと言ってフラれたら…と不安のあまり酷いセリフをぶつけて別れてしまいます。それから12年後、雑誌編集者になった槇は同僚と偶然入ったレ…

2

女王様と犬 小説

中原一也  立石涼 

与える愛が心地よい

1冊丸ごと表題作です。

庵野(受け)の片思いの相手・長谷川には妻がいる。実らない恋は分かっているので躰だけでも満足しようと行きずりの相手と身体を重ねる日々を過ごしていた。ある日、具合が悪くて休んでいると、村上(攻め)が通りかかり…。

庵野の「特別な感じ」が良かったです。普段ならノンケには手を出さない。初めて自分の感情が把握できない。そして、村上から受ける初めてのLOVEに満たされてほだ…

2

スペース No.1 (「保健室まで何m?」 スピンオフ作品) コミック

麻生海 

予想外な主人公

コミック「保健室まで何m?」のサブキャラ番外編です。
同じ大学にも受かったという話だったので、てっきり藤生と宮下の話かと思っていたのですが、表紙イラストの新しく登場した桐野が主人公でした。

桐野は両親がおらず、今住んでいる亡き祖父の家も、高校を卒業したら追い出されてしまいます。クラスメイトの藤生が好きですが、就職と進学と進路も違えば話もろくにしたことがなく、宮下を大切にしている様から見てい…

0

僕が愛してあげる コミック

梅太郎 

嘘つきな男が主人公のスピンオフ

千束×波平シリーズのスピンオフ作品ですが、シリーズ未読でも本編では特に支障なかったです。ただ、描き下ろし「I pray…」にはシリーズの主役二人がメインで登場しますので、読んでいないと誰これ突然になります。

シリーズ4冊目「もう君を待たない」で千束の初めての相手である四の宮が主人公です。その本では、彼曰く、千束との関係をばらされないために、自分に好意を持つ友人・ヒルマンとキスをしていて彼氏の…

1

CHECK コミック

東宮千子  葉芝真己  戸川視友  立野真琴  篠原烏童  木村千歌 

楽しんでいる感100%

今では(当時も?!)豪華なメンバーが参加されている1冊です。
短いものは6ページ、長いもので東宮先生の33ページが収録されていました。

コメントや「たんば」では互いにあれこれ話しているものもあり、仲の良さを感じられる本になっています。東宮先生のコメントには爆笑でした。立野先生は本のトップを飾っているのに原稿が仕上がったのは最後だというのが面白かったです。

いくつかの作品の感想です。

0

ひとりごとの恋 小説

榎田尤利  鳥人ヒロミ 

主人公は自己完結型

1冊丸ごと表題作です。表紙イラストから受ける印象そのままの作品でした。

友也(ともなり・受け)の目線でストーリーが進んでいきます。

友也は片思いの相手・牧野のために自分を犠牲にすることを厭いません。身を粉にして倒れるまで働きます。そしてそのことを牧野には隠し通そうとします。そしてそれは自分がしたいからしていると満足をします。どことなくユーモラスな思考のためか、健気というより、自己完結型…

0

嘘を見つけて 小説

火崎勇  西村しゅうこ 

嘘つきとケダモノ

「彼を思う場所はベッドでしかない」という帯に惹かれて購入しました。

1冊丸ごと表題作です。…とはいえ、表題は「嘘を見つけて」なのですが、目次の題名は「嘘をみつけて」でした。作者様のあとがきでは「見つけて」だったので、そちらが正しいのかな。

小沢の目線でストーリーは進んでいきます。

小沢(受け)は他人の女であろうが誘われたら手を出す館山(攻め)に反感を抱いていました。でもそれは、中…

0

そこからは熱情 小説

きたざわ尋子  佐々成美 

攻めに振り回される受け

「同じ声を待ってる」のスピンオフです。
私は前作未読でしたが、特に支障はなかったです。訳知り顔で登場するキャラもいなかった気がしています。

表題作と続編の中編2本が収録されています。創哉の目線で進んでいきます。

「そこからは熱情」
創哉(受け)両親の海外赴任を機に、従兄の貴成(攻め)と同居する事になった。憧れのお兄ちゃんだった貴成に強引に抱かれうようになってから9年。セックスはする…

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