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水名瀬雅良
ふばば
ネタバレ
表題作と、短編が1作収録されています。 「愛執」(あいしゅう) このタイトルと表紙の黒いイメージから、愛と執着のドロドロ、サイコもの?みたいな先入観がありましたが、読んでみたらそれほどでもなく、あっさりと読めました。 高校の時恋していた安良垣仁(今は人気俳優)が羽地馨のバイト先に押しかけてきて、そのまま自宅に連れ込み、何故連絡せずに自分の前から消えたのか、と怒りながら強引に関係する。 …
鳩村衣杏 奈良千春
関連作の「好きだなんて聞いてない」の方を先に読んでおりまして、そちらにチラリと登場した年若い社長が主人公。 「好きだなんて〜」の乾利臣と同期の若さなのに何故社長になったのか、の経緯がわかりました。 「氷の秘書」の異名を持つクールでスクエアな男、厳原誉。 秘書たるもの、の意識が強く、社長がいつ家に立ち寄ってもいいように一戸建てを買って、いつも綺麗に掃除し、料理も習うようなやりすぎのカッチカ…
んんん〜。なんというか…攻めも受けも、不憫で不幸で切ない… 攻め+受け以外の登場人物、みんなひっどい人ばっかり…。 子供が邪魔で、男と暮らすためにその子(壮真)を捨てる母親。 仕方なく引き取ったという事をことさら強調して虐げる伯母。 その伯母は、実子(朔矢)すら病弱を理由にほったらかし。 家の中のスパイみたいに伯母に告げ口する家政婦。 家の事に無関心な伯父。 この世の地獄みたいな…
女性からモテモテの超絶イケメンが、実はずっと昔から親友に片想いをしていた…という、設定は王道系なんだけど、読んでいくと展開はなかなか!一味違う面白さがありました。 まず、想われている側の渚は、普通の明るい男の子。そこは普通。 恋をこじらせてる大駕は、牽制が凄くて周りは結構気付く位渚以外には冷たくて(本人の渚は全く気付かず)。 そんな渚が元カノから大駕と寝たと聞いて荒れて、酔って大駕の部屋にき…
鳩村衣杏 大和名瀬
リーマン同士のお話ですが、本作はそれほど「お仕事BL」の側面は感じられず。 それよりも、兄貴肌すぎて少々そそっかしい?男前すぎる受けと、普段は従順な後輩、いざHとなると言葉責め、焦らし、強引な攻め、のお互いのギャップを覗き見する、という気分になりました。 乾利臣(受け)は、天性の営業マン。出る杭のように思われながら結果をしっかり出して周囲からも一目置かれるチームリーダー。 そんな利臣が10年…
絵柄はきれい、当て馬なし、軽い行き違いの後の甘いハッピーエンド。初心者の方にもおすすめの作品です。 タイトルが「大嫌いなアイツ!」で、表紙に冷酷そうなエリートメガネ、ある意味鉄板の俺様攻めか、と思いつつ読み進める。 役者の卵で時間の融通のきくバイトしかできず、ハウスキーパーとして週2程度で働いている千尋。今回の依頼主は千尋と同い年の24才ながら、一流企業勤務・タワマン在住の顔良しスタイル良…
鳩村衣杏 石田育絵
鳩村衣杏さんではレア物?の高校生CPもの。 いつもの「お仕事BL」で散りばめられる金言、はあまり見られないかもしれませんが、受けの心理模様が丁寧に描かれていて、年相応の悩み、戸惑い、意気がり、焦り、淋しさ、そんな空気と包んでくれるような恋に揺れ動く感じ。 鳩村作品に余り感じない類いの、いわゆる「胸キュン」を味わいました。 受けの桜井八紘は、幼い頃に両親が離婚し母親の実家で暮らしていたが、…
今では長身でイケメンの竜平が小学生の頃から同居して、母は既に亡く父は不在がちの竜平の生活の面倒を見てきた尚。 竜平の就職が内定したので、家を出なければ、と考えているが、竜平は必死で引き止めてくる。 なぜ親戚でもない尚を家に入れたのか、尚が男性と楽しそうに笑う写真は何なのか、尚を付け狙うストーカーの存在など、どこかミステリー仕立てになっています。 読者もミスリードされて、両親を亡くした尚が竜平…
表題作ともう1編が収録されています。 「ラヴァーズ・ポジション」 ずっと好きだった男・隼人の恋人、の場所に立てたはずの潤。 隼人は潤が同じ高校の後輩という事も気付かず、酔って寝た後も潤が俺の事を好きなら付き合ってやる、みたいな俺様。だから潤もいつも遠慮がち… そんな傲慢攻めと健気受けの物語ですが、物語の構成的に隼人の真意や元カレ基(もとき)の事情など分からず、どうなるのかな、とヤキモキ…
人気俳優阿川竜仁は、モデル出身の新人深水レイから何故か懐かれ戸惑い…という冒頭。 レイと同居しているのは「叔母」の名目の女優中田亜紀。でもどうやら亜紀は実の母?竜仁は一度亜紀と関係したことがあって、もしやレイの父親は俺、なのか? という流れ。少し推理・サスペンスっぽい空気もあります。 レイは何かを知っているような素振りを見せつつ竜仁に告白。自分が父親かもしれないと引く竜仁に父親じゃなかったら…