ふばばさんのレビュー一覧

言ノ葉ノ使い 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

カンナはちゃんと人を救えたよ。

「言ノ葉」シリーズ3作目。
本作も全く新しいCPのストーリー。ですが、2作目「言ノ葉ノ世界」に登場する人がこちらの作品にも出てきます。
本作での「能力者」は、生まれつき能力を持ち、しかもお母さんも「聞こえる人」だった、というカンナ。
カンナはその能力を人に役立つように使いたい、という気持ちを強く持っていて、そのためにいつも自分は貧乏くじ。関わった人が気味悪がったり怒らせたりで、全く上手くいか…

4

妄想エレキテル(4) コミック

ねこ田米蔵 

受けくさ〜い甘さを持つ攻めがいい!

1〜4巻までのレビューとさせていただきます。

幼馴染みから恋人へ、の王道的カップリング+ラブ展開かと舐めてかかってはいけません。
この作品には一の矢、二の矢とトラップが仕掛けてあります。

いかにも受けくさいふみが攻め。
腐女子の妹。応援するのか邪魔するのかはっきりせいっ!
妹の貸してくれる、リアルゲイ事情の「how to s○x」本。やおい穴の否定ですよね!
ヤッても、はじめは…

4

リスタート 新装版 コミック

日高ショーコ 

万人に広くおすすめできる。

日高ショーコ先生の絵は本当に美しい…
すでに旧版は手元になく、加筆修正を見比べながらの読み方は出来なかったのですが、未収録作も入って充実・満足の一冊です。

「リスタート」……「ステップ」「クリア」「リバース」「contact」
美形モデル2人の両想いラブ!眼福ですね〜。
元は自分が売れっ子で今はすっかり追い越された、という一種切ない設定ですが、読んでる側が辛くなるような葛藤や行き違いは…

6

言ノ葉ノ世界 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

愛とは信じる事

「言ノ葉」シリーズ2作目。
といっても続編ではなく、全く違うCPのストーリーです。
設定は同じで、「声」が聞こえる人間と、聞こえない普通の人間が出会い、惹かれて求め合うのだけれど、能力につまずいてギクシャクし、また許しあう……というような展開です。
今回は攻めの方が「能力者」しかも生まれつき「聞こえる」人間です。そして、受けがゲイという設定。
ノンケの攻めが、受けに興味を持つきっかけは、心…

4

言ノ葉ノ花 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

神様は気まぐれすぎる

本作は、私がBLを読み始めたごく初期に読みまして、その時は「これがBLの切なさ!これがBLの萌え!」と感動してキュンキュンしたものでした。
今再読して感じるのは、余村さん卑屈過ぎ…という事。
確かに、自分の悪口的心の声を聞いたらショックを受ける、というのは当然です。でも、聞こえてくる声は楽しい事、笑える事、微笑ましい事、ブラックな事など様々だったはず。
あと、引っかかったのが「なぜ長谷部は…

7

運命の男 コミック

大槻ミゥ 

キラキラネームの攻めと瞳キラキラの受け

レビューも粗筋も読まずに読みはじめました。
ゲイバーで出会った儚げ美人が、カフェの常連の美形+メガネ+スーツ男だというのはすぐに分かりましたが、彼が隠しているクローゼットの中身や、男は初めてという言葉の真偽について、私には全く予想もしてない展開でした〜。勘悪すぎかなぁ?
確かにアノ顔で、アノ性癖……だから浅彦も必死に隠してたんだよね。
でも、それを知ってもロミオは離れていかなかった。
男x…

2

Chika Chika Exciting!! 小説

秀香穂里 

R18、濃いわぁ

時は3月。
会員制男性限定高級SMクラブ「ゼルダ」のスタープレイヤー チカは、センちゃんと暮らす超豪華マンションのキッチンでクッキーを焼いていた。
それは、バレンタインに奴隷たちから贈られたチョコレートのお返し。
チカの仕事の事はなんとか理解しているつもりだけれど、自分と住むようになる前はチョコレートをくれた奴隷に公開フ○ラチオをさせてあげてたと聞いて、ちょっと嫉妬のセンちゃん。
そんなセ…

2

世界はチカでできている 小説

秀香穂里 

世界はお互いでできている

「世界はセンちゃんでできている」の続編。

「世界はチカでできている」
表紙は光る高層ビル群をバックにした、ラメラメの濃い藍色。(真夜中と夜明け?)

あの夏の夜、チカのマンションを飛び出したセンちゃん。一度も会わず、もう12月。
チカからは留守電にメッセージが時々入っていたけれど、こちらから連絡して『いまさらどういうつもり』とチカに返されたらと思うと怖くて、とグルグル迷っている。

1

世界はセンちゃんでできている 小説

秀香穂里 

センちゃんも怒ると怖い、の巻

すっかり「誓約のうつり香」チカxセンのファンになり、同人誌も買っちゃってます。

「世界はセンちゃんでできている」
ピンク色で、キラキラのラメが散らばっているような表紙です。(朝焼けと夕焼け、かな?)
デイトレーダー?とSMクラブのスタープレイヤーチカの超豪華マンションに同居している、普通のサラリーマン(出版社でスポーツ誌の編集者)センちゃん。
ある夏の夜、帰宅してビール飲んでさあお風呂…

1

願いごとはひだまりで コミック

かつらぎ 

愛の長い旅路

2016年9/18付BLニュース「敬老の日に!白髪キャラのBL漫画5選」の記事より、この作品だけ読んでなかったので……
特にシニアBLマニア、というわけではないんですが。

「願いごとはひだまりで」「願いごとは星の数ほど」
幼い頃から50数年の付き合いの2人。小学生から大学も一緒、仕事も出版社の営業と作家でつながっていて。そんな2人が60位になって両想いに気付く、というお話。
長い長い両…

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