マキヲさんのレビュー一覧

こどもの瞳 小説

木原音瀬  街子マドカ 

多重のタブー

表題作、同時収録作(スピンオフ)合わせて、木原音瀬さんは世のタブーに挑戦することを命題としているのかな、と思わせる一冊でした。

これを面白いと感じる自分、どうなの?と思いつつ迷いに迷って「萌x2」にしました。まあモラルだなんだと言い出すとBL界隈ではキリがないので、ラブコメと思って読めば(ガチ兄弟が地雷という方以外は)楽しめる作品だと思います…。街子マドカさんのイラストで背徳的な雰囲気がかな…

5

さよなら一顆 小説

一穂ミチ  草間さかえ 

静かな緊張感

ノンケのイイ年したサラリーマン同士、ふとした出会いから始まるラブストーリーなんて、激しい一目惚れとか、監禁しちゃうとか、やたらセックスシーンが多いとか、記憶喪失とか、男を引き寄せるフェロモンとか、実は義兄弟とか宇宙人とか多重人格とか、そういう要素でもない限り退屈なものになるんだろうなーと思って手に取ったのに。いやぁ…悔しいほど面白かったです。

タイトルの印象の通り、静かに時間が流れていく物語…

4

男子迷路インアウト コミック

阿仁谷ユイジ 

迷路の出口

2010年2月発行のコミック「男子迷路」の続編に当たる作品です。「男子迷路」の続編としては2012年10月に「完璧な飼育」という作品が発行されているのですが、こちらは厳密には短編集になっていて一部が「男子迷路」のその後のお話に当たる、という構成なので、「男子迷路」→「男子迷路インアウト」と続けて読めば取り零しはありません(同人作品除く)。

「完璧な飼育」に収録されている以下の2話は加筆修正さ…

2

狼の妻籠み 小説

高尾理一  沖銀ジョウ 

人狼世界

人間と人狼の混血である主人公・瀬津と、純血種の人狼であり人狼族の若きボス「アルファ」である真神との物語です。

私はモフモフ萌えはしない方なのですがそれでもかなり面白かったです。人狼にまつわる設定がしっかりしていて人狼ゆえの苦悩なども描かれているので、トンデモ設定という印象は受けませんでした。獣化するシーンが度々あり、その際の描写も丁寧なので、映像で見てみたくなりました。ボスらしくキリッとして…

2

奪われることまるごと全部【付録CD】Dear+2010年10月号ふろく CD

エロく短く

9分弱とは思えない聴き応えのあるCDでした。エロエロ甘々な展開も良かったですが、本編CDよりも優しさの増した美長の声のトーンがたまらない仕上がりになっています。鳥海さん、さすがだ~。「かーわいいなぁ」の言い方がもう、大好きです。受けて立つ鈴木さんの鷹緒も相変わらずアホエロ全開で可愛いです。

尺は短いですが、短いからこそリピートし易いのはいいなと思いました。日頃、特定のトラックだけ聴くという聴…

0

はじまりは窓でした。 小説

名倉和希  阿部あかね 

吉国課長

ガテン系の年下ワンコくんと堅物のエリート課長さんのお話です。

とんでもない出会い方からの吉国課長のテンパり方や、生真面目ゆえに何事にも一直線な吉国課長の悩みっぷりや、兎にも角にも吉国課長が可愛くてたまりませんでした。あ、白柳くんは吉国課長を愛するとてもイイ男です。それより何より吉国課長が可愛いのです(もういい)。

阿部あかねさんのイラストもエロく優しく、作品の雰囲気にぴったりでした。巻…

2

刑事と花束 小説

火崎勇  夏珂 

花屋さんの一目惚れ

面白かったです!火崎勇作品をいくつか読んで「合わないかも~」などと考え始めていましたが、諦めずに読んで良かったです。

殺人事件の調査をする刑事・相澤と、事件現場の近所で花屋を経営する主人公・小日向のお話です。小日向は、小柄で強気な相澤に一目惚れしますが、惚れた腫れたの独りよがりな展開はなくストーリーはあくまでも殺人事件の調査を軸に進んで行きます。小日向が賢いキャラクターで、大人らしい冷静さを…

1

イエスかノーか半分か CD

木村さん…!

原作既読です。木村さんの演技が素晴らしすぎて、皆川に乗り換えるのもアリなんじゃ!?と一瞬頭を過ぎってしまいました。原作ではそんなこと1mmも思わなかったのにな~。改めて、声優さんってすごいですね。

計の阿部さんは原作のイメージ通り、潮の川原さんはちょっと色気過多のイケボすぎかもと思ったんですが、聴いているうちにハマってる気がしてきました。計の表と裏の顔(声)の切り替えが楽しいやら微笑ましいや…

5

ジェラールとジャック(文庫) コミック

よしながふみ 

ドラマティック

CDが聴きたくて原作を読みました。傑作と聞いていたとおり面白かったです。BL作品としてだけではなく、フランス革命前後の緊張感のある物語が読み応えたっぷりでした。

よしながふみさんの淡白な絵柄と、人間が持つ負の部分や不幸にまつわる容赦ない描写が苦手で、素晴らしい作家の一人と思いつつ、著作はメジャーな一般作品しか読んだことがありませんでした。本作を読んでもその印象は変わらなかったのですが、その分…

3

恋人はファインダーの向こう 小説

金坂理衣子  みずかねりょう 

関西弁萌え~

表題作の展開がわちゃわちゃしていてちょっと残念でしたが、恭平の関西弁と珍しい年上ワンコには非常に萌えました~。

どう言えばいいのか…あらすじに書かれたエピソードは中盤あたりに出てくるのですが、そこからのお話がスピーディーすぎて登場人物の感情がよく分からない&読者も追いつけないような感じがしました。隆士のパーソナリティがよく分からなかったのも一因かなぁ。ただ、二人の出会いエピソードはとても微笑…

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