marunさんのレビュー一覧

追憶の残り香 小説

松雪奈々  雨澄ノカ 

香りが呼び起こす淡く苦い思いが幸せの香りになる

淫魔でイロモン的な印象がなかなかぬぐえない作家さんなのですが、今回のお話は
長い時間をかけて初恋の相手と再会し、すれ違っていた思いを通じ合わせる、
そんな切なくも甘くて思わず金木犀の花の香りが漂ってくるようなお話でした。
正統派なラブストーリーって言う感じが1番しっくりくるような内容でした。

前半部分は攻め様視点で、現在と過去が描かれていて、後半書下ろしは受け様視点。
前半部分で、医…

2

砂漠の花嫁男子は、ワルツを踊る 小説

藤村裕香  イソノ 

身分違いの恋?その結末はいかに

花嫁ものなのですが、ちょっと違うのは、花嫁候補が沢山いる事なんです。
そして花嫁を貰う王子も何人もいる、まるでアラブ王族の合コンか集団見合いです。
そんな面白設定の発端は、王族の人間が増えすぎてしまったからで、王様があまりにも
お盛んなので、生まれた王子が30~40人もいて、王女も含めると100人越えの
子だくさん王様なんです、少子化に一人でこれだけ貢献できるなんて拍手もの。
しかし、国…

2

傲慢な龍の背信 小説

鹿能リコ  樹要 

義弟の裏切り、楊駿の悲しみ

シリーズ7作目になって、王の義弟で楊駿の恋人の小野が裏切る展開になります。
かなりシリアスな感じと、小野の嫉妬心から闇が広がっていくような雰囲気です。
前作で、恋人の楊駿が自分を忘れたように主である王を助けに行き、そこで怪我をして
帰って来てから、小野と楊駿との間に、拭いきれない深い亀裂が入った感じでしたよね。
それが今作で、いよいよ行き詰った小野がとんでもないことをしでかすのです。

1

南の島は恋の罠 小説

黒崎あつし  かんべあきら 

やんちゃ強気なオレ様だけど男前ブリも発揮

就職浪人の老舗呉服屋の長男で、書店でアルバイトをしてる受け様は、
南の島ご招待のキャンペーンに書店アルバイト仲間に誘われるまま応募するが
5人で応募したのに、当りを引いたのが受け様一人、周りに勧められるままに
一人旅行に参加する事に決めた受け様でしたが、それは3年も前から受け様に求愛
している攻め様の企てによるものだったんです。

何も知らずに個人所有の南の小島にヘリコプターで連れてこ…

1

公爵様の羊飼い (1) 小説

秋月こお  円之屋穂積 

やんちゃな若様は意外に策士?

この作品はキャラ文庫でなくとも、同じ徳間書店のデュアル文庫で出しても
違和感の感じられないライトノベル系の匂いを漂わせてる中世ヨーロッパが舞台の
ストーリーで、主人公の第三王子であるフリードリヒが、修道院に入れられ10年後に
城へ戻り、行方知れずになっている母親を探し出そうとする冒険要素も含んだBLです。

7歳で修道院に入れられ、城へ戻る日に出会った、流人で、羊飼いのヨールと出会い

5

諸行無常というけれど 小説

谷崎泉  金ひかる 

波瀾に満ち満ちた受け様の日々

旅行会社のトラブル処理係の受け様と外務省勤務の攻め様との何の因果でこんなことに
ってしまったのかと言うような淡々としていながらも何処かコミカルでシュールな作品
著者の既刊の「ナアレフの恋人」シリーズに通ずる流れと雰囲気があるお話でした。

受け様は大手の旅行会社の出世間違いナシと思われていたバリバリの営業マンだったのに
有る事が理由で、次第に運気に見放されたようになり、今では左遷先と言わ…

3

小説家とカレ 小説

渡海奈穂  穂波ゆきね 

ガキ大将みたいな分かりにくい愛情表現

小説家とリーマン、幼なじみでお隣同士で家族同然の二人の不器用すぎる恋のお話。
小説家の受け様は学生の頃に新人賞をとってそのまま小説家になったのですが、
幼なじみでもある攻め様からはいつも小説家なんてやめて真っ当な仕事をしろと
嫌味を言われるんです、そしていつも上から目線で傲慢俺様、最高に口が悪くて
受け様はいつも口では敵わない。
でも、高校生の時からずっとこの最悪に性格が合わない攻め様の…

5

憂鬱な嫁入り 小説

森本あき  日向せいりょう 

呪われた双子の幸せは結婚?

ほんと7月になってから森本先生の作品を何度も読んでる気がします~
そして今回は花嫁もので、王道系設定なんだけど、一捻りですね。

受け様は資産家の双子の子息なんですが、代々受け様の家に伝わる言い伝えと言うか
実際に起きている呪いとでも言うか、双子の男児は三歳になると亡くなってしまう、
そんな不可思議な家で生まれた為に、戸籍から全て女の子として育てられている。
もちろん双子ですから、二人…

2

銀狼王子の許嫁~あなたに恋する満月の夜~ 小説

真先ゆみ  サマミヤアカザ 

定められた番に戸惑う受け様

ガッシュ文庫もふもふフェアの2冊のうちの1冊はネコちゃんでしたがこちらは優雅で
洗練された姿も美しい狼もふもふのお話です。
大好物が連続して読めるなんてなんて素敵な企画なんでしょうね。
もふもふ好きの購買意欲をこれでもかと言うくらい掻き立ててくれます!

お話は、日本の学園が舞台、それも獣人だけが入れる夢のような学園です。
おとぎ話や神話に出てくるような祖先を持つ者もいたり、黒豹さん…

3

緑水館であいましょう 小説

谷崎泉  楢崎ねねこ 

カメレオンみたいな受け様なのです

ペットショップで哺乳類のワンちゃんネコちゃん担当だった攻め様が爬虫類部門の
担当者病欠の為に、急きょ部署替えをされて、ヘビが死ぬほど苦手な攻め様は
かなり移動に困惑するのですが、渋々ヘビ以外の面倒を見る事になる。
そして爬虫類でもヘビ以外はわりと平気に面倒が見られることに安堵する。
特にカメレオンを可愛いと思うようになり始める。

少しずつ慣れ始めてきた攻め様は、カメレオンの前でじっと…

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