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15/36(合計:351件)
ヒロハルヨシ
銀次郎
ネタバレ
身体から先行した関係を持て余し、お互いに処理をしきれずこじれてしまう。 うまく言葉にできなくて、勝手に突っ走って。 感情という、複雑で簡単には言語化できない部分を、しっかりと描き切ってくださいました。 上巻ではどうしてそうなった?!と少し疑問に思う部分がありましたが、下巻でそれはすっきりと解決させてもらえます。 肉感的で柔らかい身体も、最初は少し抵抗感がありましたが、下巻までくれば…
夏下冬
1巻を読んだとき、これは続きがある程度出てから読むべきだと感じたので、4巻が出るまで待って一気読みをしました。 徹底的に作り上げられた世界観と、何がどうなるか予想がつきそうでつかない展開に、どきどきとさせられます。 恋愛に特化したBLではないので、そこを求める方は物足りなさを感じるでしょう。 さらにオメガバースの世界ですが、それを強調してもいないので、オメガバースらしさを求める方も同…
淀川ゆお
結末が楽しみなBL作品の1つです。 1巻からずっと攻めの感情部分が不思議でした。 始まりが身体からだったので、受けに執着できるだけの根拠が少なく感じています。 ただ、4巻ではそんな不安が払拭されました。 受けに対する感情を露わにしていて、そういうことだったのかと安心します。 ちょいおじ自衛官が見せる嫉妬は、なんだか可愛くて。 パンデミックで殺伐としているはずなのに、普通にえ…
うづきあお
事故により記憶喪失になった受けと、そんな彼を献身的にお世話していく攻め。 そこだけみれば、お互いに愛し合った純粋な恋。 でも表紙の傷だらけの受けを見ればわかるように、読んでいるとどことなく違和感を感じます。 受けを部屋から出さないくらいの愛は、執着の強い攻めに見える。 全てを受け止める受けの姿勢は、記憶喪失だからこそ? けれど実際は... 内容としては、よくあるパターンかなと。…
博士
初めて読んだポメガバース。 今回も博士先生ワールドを存分に楽しむことができました。 考えるな感じろ作品だとは思うのですが、攻めも受けも癒しに溢れていて、ポメの姿も合わさりただただ幸せでした。 けれど、ただ感じろ作品でないところはさすが博士先生。 攻めのおばあちゃん関連で展開させて、ポメをただの癒し漫画にしないところは脱帽です。 攻めも受けもどちらも癒しですが、やはり受けの仕草…
藤間みお
オメガバースの世界だと、発情したΩのフェロモンに負け、抗えずにそのまま本番... なんて展開はよくあるものだと思います。 けれどこの攻めはそうではありません。 発情に苛まれて苦しむΩを、楽にしてあげようと指やおもちゃを使いますが、決して最後の一線は越えようとしない。 即物的な展開でなかったところは、好感が持てました。 ただこれも、攻めは死別したΩと番の解消をしておらず、フェロ…
ぽけろう
最高でした... 厚みのある体で上背のある攻め、そして線が細くて小柄な受け。 体格差好きとしては、見た目だけでもう究極の萌えでした。 受け手にはかなり負担のある体格差だとは思うのですが... 攻めの体躯にすっぽりと隠れてしまうくらいの体格差が大好きです。 淫魔きっかけのトンデモ話ではあるのですが、この淫魔が良い悪魔すぎる! 勝手気ままで傲慢なところは、まさに悪魔。 けれど主任…
タイトルの、”大嫌いだった”が本当に可愛くて良い。前巻を受けて、ちゃんと過去形になっています。 今作は、2人が大学生になって同じ部屋で生活していくところからはじまります。 攻めは、元から家事力カンストのスパダリα。 能力的なαという特徴はありますが、同い年ということもあり年相応な振る舞いに好感が持てます。 受けは、世間知らずなツンデレΩ。 一緒に生活してみると、お坊ちゃまな生活力…
安寧
この本を読もうと思った時点で、ここのレビューは神評価しかなく興味を持ちました。 読後は、ほんとうにこの本は170ページほどのお話だったの?!と驚きます。 内容がぎゅっと凝縮されていて、かなり読み応えがありました。 物語として完成されていて、それでいて心情描写もしっかりと。 綺麗なだけではないお話は、その残酷さもきちんと描かれているので、人物の境遇がよりリアルに映ります。 人だった…
占地
感情を育てていく過程が本当に丁寧で、読みごたえがありました。 攻めは、それまで食べ物だと思っていた生贄を、唯一の個として認識し愛していく。 受けは、愛されなかった家庭から生贄へと放り出され、生きていることを実感し愛を感じる。 もう、めちゃくちゃ愛の物語でした... えっちの回数が本当に多いのですが、これ受け死んじゃうんじゃ...って心配になるくらいには濃厚で激しかったです。 さす…