フランクさんのレビュー一覧

バンフォード侯爵家の執事 コミック

池玲文 

「No.99:人間玩具」の続きが読めるので

「No.99:人間玩具」の表題作のスピンオフ。
バンフォード侯爵家を舞台に2組そして、フィンがお屋敷にやってくる前の世界を舞台に1組、全部で3カップルが描かれています。
表題作の執事グレアム(髭が好みではないのです…)がさほど好みではないのに、こちらの作品を読もうと思ったのは、「No.99:人間玩具」に登場したレナードとフィンの続きが読めるから。
貴族のお屋敷が舞台という事もあり豪奢な世界で…

3

砂の下の水脈 コミック

深井結己 

深井さん流・総ハッピーエンドの一冊

久々に読み返しましたが記憶にあった内容よりも、登場人物たちが辛い目にあっていてこんなハードな内容だったけ??と驚きました。
あとがきで「総ハッピーエンドの一冊」と描かれていますけど、深井さんらしいハッピーエンドといいますか、そう易々と幸せを掴ませてはくれず、ちょっと気の毒になるほど辛い目にあった末にようやく得るハッピーエンドって感じです。

高校の同級生同士を描いた【0.02】、家庭教師と教…

2

ごめんしたって許さない コミック

博士 

見た目はDQNギャル男の方言萌え

受けが青森の田舎から出てきた天然で人を疑うことを知らない純朴な子でして、何も知らなかった子が都会の毒牙にかかってあれよあれよとゲイ相手にウリをする…といういわば転落ストーリー。

あの「紅い椿と悪い虫」を描かれた博士さんの作品なので、いわゆる病み堕ち系の読んでて胸糞悪くなるような転落だったらどうしようか…と思ってましたが、そういうヤバい香りのする作品ではなかったです。

方言丸出しの純朴な…

6

ブライトライトスプラウト 上 コミック

市川けい 

明るくて哀しい

お店で品物を買ったらお金を払うという事と全く同じ感覚で、何かをしてもらったら身体でお礼をするという事を当然だと思っている受け。

家庭の味を知らない、湯船に浸かった事もない、テレビも見た事がない、普通の家庭を知らない。世間一般の「普通」を知らずに育ち、異常な状況を普通だと思っているから悲壮感なんてカケラもなく、あっけらかんと無邪気に笑っていられる。

「おじさん」に衣食住を世話してもらい、…

3

ハッピーエンドを信じてる コミック

藤峰式 

夢見る腐男子の押せ押せパワーがウケる。

幼馴染がガチの腐女子で、彼女の部屋にあったBLを読んで「天啓」だと雷に打たれたような衝撃を受けた花本。それ以来、せっせと読みまくって生粋の腐男子になります。

そしてゲイである花本は「彼氏を作る!!!」という燃えるような野望を抱えて、大学進学のために上京。
着いて早々、電車で痴漢にあってしまい助けてくれたサラリーマンの土谷に運命を感じて…。

散々読みまくったBLのセリフやらシチュ、そし…

2

少女漫画家の恋 コミック

紺野けい子 

好きです

短編集です。6つの作品が収録されています。
好きなものを抜粋していくつか。

【少女漫画家の恋】【少女漫画家の恋〜寝ても覚めても】【おまけ】
デビューして四年目の漫画家と編集担当のお話。
もっと売れる漫画を目指してホモネタを加えましょう、という担当のまさかの提案に戸惑う漫画家。そしてまずは自分たちで経験してみようと触り合いっこをする事になった二人だけど…。

仕事だからとクールな態度…

1

君の名はスター コミック

紺野けい子 

不器用さがいい

長編です。丸々一冊、広川×須藤というリーマンカプを描いています。

広川は偶然、吉祥寺の街角で楽しそうに歌う路上ミュージシャンを目にした。それは綺麗な顔で女社員を食い散らかすという悪評高い須藤だった。
会社では投げやりで太々しい態度しか見せないけど、路上パフォーマンスでは弾けたような笑顔の須藤。そしてそのギャップが気になり始めた広川。

ノンケだけど同性愛に抵抗がないと言う須藤と、同じく…

1

恋と罪悪 コミック

たうみまゆ 

斬新な「攻め×攻め」がお見事!

5つの短編集。
そのうちの好きなものをいくつか。

【恋と罪悪】
真面目な優等生と色んな噂が絶えない不良少年。共通項は「同種」ということで何度か寝たけれどそれ以上、交差する事はなかった二人が、30年を経て約束の日に再会します。
方や警察署長、そして方や中国マフィアの大物となった男が再会して…。
悪っぽく見えた少年の「好きでもない男とセックスできるほど不真面目でもなかったんだぜ?」という…

1

YOUNG BAD EDUCATION コミック

ダヨオ 

次巻があってこそ

次巻の「YOUNG GOOD BOYFRIEND」を先に読んで、そっちが超神!!!このカプさいこー!!!の胸熱状態になりました。
だから次巻を読んでいない状態でのレビューではなく、過去編を遡って見たような感想になってしまうのでご了承を。

37歳の高校の先生と17歳の教え子水沢とのお話で、先生はずーーっと一年のときから水沢のことを見てた。
でも教え子だし…男だし…20歳も年は違うし…で諦め…

6

マリーゴールド コミック

イシノアヤ 

微笑ましいカプ

池袋のジュンク堂では20周年を記念して、店内には500名の作家さんから寄せられた直筆POPが飾られています。イシノアヤさんはこちら「マリーゴールド」の表題作の二人が一本だけ立てた人差し指を寄せ合って(親指側をくっつけあって)互いの手でVサインで2を表しているといった微笑ましいPOPでして、そういえば作品そのものも微笑ましかったなぁ…と読み返してみました。
(POPは10月2日まで展示されてまして…

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