クリボウさんのレビュー一覧

「こっち向いて笑って」特典描き下ろしペーパー●妄想男子!:筧ver. 特典

妄想、ところかまわず。

ペーパー読みたさに2冊め買ってしまったεー(´∀`;)

筧は妄想で腹が膨れる系だそうですが、私の財布は痩せました…。

悔いはない!!
貴腐人の生き様を見るがいいわ←

有隣堂特典は筧視点。
職場でバイト仲間と話す顕太をスタッフルームに呼び出しオイタしちゃう…という妄想。

この子、CoCo参番屋妄想の時もそうでしたがパブリックな場で強引っぽく喘がせちゃう的なのがお好み?

頭の中では限りなく攻…

4

今宵おまえと 最終章 コミック

木下けい子 

恋人は友だちの延長ではない件(今さら)

両想いになってからの残酷さがスパイシーに描かれている今巻がいちばん好きです。

片想いだと相手との距離感が都合のいい状態にねつ造できるし期待も裏切られない。

むしろ両想いになって相手を知るに至ってから『なんで?』という一方通行だったりします(笑)

どちらにも言い分がある。
リクローにはリクローなりの、ヤスにはヤスなりの事情があってどっちも間違っていない。
ただタイミングがズレただけ。

そんな…

8

光降る朝、初めてきみと コミック

深井結己 

深井先生、メガネと乳首が少ないです。

深井さんといえばメガネと乳首とすね毛のイメージですが(失礼)、今回はメガネ成分が足りないのが残念(泣)

『待ってる人』たちが登場しています。
彼らはみんな自分の気持ちの置き場に迷って戸惑いながら、やっとのことで相手へ近づいていきます。
そのゆるやかさが心地いい。

【光降る朝】
既刊【コールミーダーリン】に収録されていた【光追う夜】の後日談的な話。
続きが読みたかったので嬉しいー!

こちらだけ…

5

氷面鏡 小説

水原とほる  真生るいす 

陸が幸せになる話が読みたい…

『お互いのみが必要』と思い込んでいた双子のの虚無と覚醒。彼らの成長が綴られています。

高校生の陸と郁は事情により離れて暮らしていたが再会後は自分の分身を取り戻すかのように共に過ごし、ごく自然に体の関係を結びます。

このふたりって恋情以上に相手の中に『そうだったかもしれない自分の姿』を見つけて慈しんでいるのかな、と思いました。

陸は郁の中に母と住んでいたかもしれない自分を、郁は親戚に預けられ孤…

1

街の灯ひとつ 小説

一穂ミチ  穂波ゆきね 

一途と執着の境界

27冊目のジャンクション。
口絵が素晴らしい!

一途と執着の境界は街の灯の曖昧さと似ているような気がします。

気乗りしないまま出かけた同窓会で酔いつぶれた初鹿野(受)は見覚えのない元同級生に持ち帰られます。
翌朝、土下座して「ずっと好きだった」と告白してきた相手は逢いたくなかった片喰(攻)だった。

このふたり、過去に親同士の因縁があって、その一件は初鹿野に真剣に恋愛に向き合えない傷を残しまし…

6

王子の箱庭 コミック

緒川千世 

執着の行方

監禁=エロと考えていましたが、くすぐったい執着でした。

表紙のデザインが素敵。
白い空間が彼らの空白の時間に思えて、そこへ鎖で優しく押さえつける岩瀬(攻)の表情に萌えます。

譲(受)は昔のままの無垢な坊ちゃんとしか自分を見ていない岩瀬に苛立ちを募らせます。

無垢なんてもの、とっくになくなってしまっているのだから。

やさぐれた自分を誇張して露悪的に振る舞う譲はいつも笑っていますが瞳は醒めてい…

2

不器用なサイレント(4) 特別版 コミック

高永ひなこ 

長かったf^_^;

前巻に引き続き、生徒会長:加賀見さん×ゆうちゃんからの始まり。

加賀見さんが相変わらずゆうちゃんlove!で一生懸命、押して押して押し倒しています。

連れ込み方が用意周到なのがケモ耳小冊子の狩猟犬を彷彿させる(笑)

それをゆうちゃんがギャイギャイ怒りながら流されるという安心お約束の展開ですが卒業後の進路の件から、やっと自分の気持ちに気づいたツンツンツンツン(以下、複数唱える)…デレゆうちゃん…

3

ごめんねって言われても コミック

木下けい子 

始まらなかったふたり。

ほろ苦い行き止まりのその先を読みたいです。

ノンケ同士、部活と帰り道が一緒なだけの特に仲良しでもない山崎の突然の告白により敷島にもたらされた戸惑い。

同性に告白されてどうしていいかわからず素っ気なく返事したり恥ずかしがったり。

ちょっぴりギクシャクした日を重ねたある日、山崎から告白を『なかったことにして』と言われ、何も考えていないと思っていた山崎が自分のことを気遣ってくれたことを知る。

告…

4

花が咲こうと咲くまいと コミック

こめり 

日常の隙間。

ほのぼの(少し微妙)3人と1匹の年越し。

隣人(生徒)目線が新鮮だった【泣きたくなる程晴れた日に】で岸田(攻)と浅野(受)の遠恋が決まった後の話。
本編の収録されている書き下ろしの前に入ります。

冬休みを一緒に過ごすために浅野の実家に向かった岸田は途中で『独り年越し』に途方に暮れる島崎を拾います。

島崎は浅野への微かな想いを自覚していて、岸田もそれには気づいているのでカマをかけつつ牽制すると…

3

meet,again. 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

評価に悩む…

私にとってBLではなかった。
しかし!萌えなくても面白かった。という作品。

読んでる間、ずっと得体の知れないザラザラとした不安感と不快感に抱きすくめられたような気分になりました。
つまった喉をケホッと吐くと砂が出そう。
 
短めの文が淡々と繋がれて読みやすい綺麗な文章だと思います。

栫の静かな荒廃感漂うキャラクターのみがハッキリと印象づけられるのに対して話は嵐の母の資質・栫の家庭環境を含む生い…

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