今宵おまえと 最終章

koyoi omaeto saishuushou

今宵おまえと 最終章
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神38
  • 萌×248
  • 萌17
  • 中立4
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
24
得点
437
評価数
112
平均
4 / 5
神率
33.9%
著者
木下けい子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
今宵おまえと 一章
発売日
ISBN
9784813030188

あらすじ

H&C Comics/ihr HertZシリーズ

十年間の片想いを乗り越えて、保孝の親友から恋人になった陸郎。
だけど、恋をするのは難しくて、友達のままなら我慢できたことも、
一度気持ちが溢れてしまうと、嫉妬も独占欲も止められなくなる。
好きなのに、好きだからこそ、相手を傷つけてしまう。
保孝は泣いて友達でいたいって言っていたのに……
親友で、恋人で──想いに揺れ続けるふたりが出した結論は!?

表題作今宵おまえと 最終章

西島陸郎 営業職会社員
和久井保孝 百貨店販促部勤務 10年来の親友

その他の収録作品

  • あの日からおまえを

レビュー投稿数24

リクローもヤスもリアルで人間臭くて愛おしい

リクローとヤス、ふたりの一筋縄ではいかない最終章、文句なしの神評価です。
とにかくネームの勝利だと思います。木下センセーさすがです。
リクロー目線で終わった二章ラスト、リクローとヤスの関係はリクローの願い通りになり、このままうまくいくんじゃないかと思わせておいて、そうは問屋が卸さない。
初っ端、ヤス目線で話が進んでいくのが大きな鍵となってます。

ヤスのやらかしっぷりがよくわかる最終章最初のモノローグ。
結婚まで考えてた相手を怒らせて別れてもその理由がわからず、果ては「恋愛運がないらしい」。
後輩・加藤の泣き脅しに同情して「1回だけだ」と身体を許して、「正直、流された。まあやってみたら案外気持ちもよかった」。
リクローに対しても、友だち同士から恋人同士になった途端、いろんなことが「めんどくせーな!!」。
まさに『THE オトコノコ』ですよね。すっごくリアル。

逆にリクローは、ヤスを大事にしたくて堪らない感じです。優しくしたいし気持ちよくしてあげたい。
その純粋な恋する気持ちとは相反する形で存在する男のプライド「ヤスの初めての男よりもイイって思って欲しい」これが曲者。
なんせ、加藤と致した時のヤスの感想が「気持ちよかった」ですから、リクローが「負けてられない」と思うのも致し方ない。
ちぐはぐなふたつの思いを抱えながらも、なんとかヤスに自分を恋愛対象として見て欲しいとがんばるリクロー。
そんなリクローの切羽詰った想いに対して、ヤスのモノローグが
「俺、殺されんじゃねーかな」
「なにクセエことしてんだバカ」
「どんだけ恥ずかしい奴だよおまえ!!」
てな感じで、微妙に伝わってない。
『THE オトコノコ』なヤスは、恋する男(リクロー)の一生懸命を容赦なくぶち壊してくれてます。
まあ、10年間友だちやってたら、急に甘くされたり大切に扱われたりされると「キモっ」と思ってしまうのもわかる気がします。

それでもやっぱり、ヤスにはリクローから注がれる溢れんばかりの想いは十二分に伝わっていて、ヤスもまたその想いを受け止めたいって思ってる。
ヤスがリクローを好きだから、単純に大好きだから応えてあげたいっていうのは読んでてすっごく伝わってきます。
でも、リクローにしてみれば、とにかくヤスには自分に恋して欲しい、恋愛の対象として好きになって欲しい、その想いが強いんです。
なんといっても10年分ですから。
この【好き】の捉え方の違いが生み出す様々な問題こそが、友だちでもあり恋人でもあるふたりをラブラブモードにはしてくれない。
好きだって言ってんのに、何で信じられないかなあ、とか。
どうしてこの場面で地雷踏むようなセリフ言っちゃうかなあ、とか。
めんどくさがらずにもうちょっとちゃんと向き合えばいいのに、とか。
地団駄を踏みたくなるようなこのもどかしさ。
友だちだから「好き」という言葉を手放しで信じることが難しいし、酷いことも平気で言っちゃうし、面倒臭いからまあいいかと思ってしまう。
そういうところがすごく上手く描かれてて、長年の友だち同士から恋人同士になるのって、実はすごく厄介なのかもと思わせる説得力。
だからこそ、この強靭な「友だち」の壁を乗り越えることができたふたりは、普通の恋人同士以上の素敵な関係が築けるんじゃないかと思います。

そしてゆくゆくはヤスにも、リクローが味わったような「嫉妬や独占欲でぐるぐる悩む」を経験して欲しいです。
(その片鱗らしきものは少々描かれてましたが、リクローのぐるぐるに比べたら生温いですよね)
いや、実に人間臭くて愛おしいふたりでした。
もうー、ふたりまとめてぎゅっとしたいくらい愛おしい。

あと、どうか加藤くんを救済してあげて欲しいです!あいつすげえいいヤツだから!

16

重くない名作

時々無性に読みたくなってしまう大好きな作品です。
全体的に甘さ控えめな2人の会話に、 ”いかにも男同士の友情の延長線上の恋愛” な感じがめちゃめちゃ見て取れてむずむず萌えます。いざ恋愛対象となったときのぎこちない言動や、さ~ヤるか!っていうムードのないところや、ヤッっちゃった後の照れくさい雰囲気や、どっちがどっち(攻受)問題とか!!全部大好物です。

冒頭、ヤスが今までの自分の恋愛遍歴を顧みて、、最初のセッススは正直”疲れた”(←オイ!)、その後の彼女たちとのことも、どうして始まってどうして終わったのかあんまり覚えてない、揚げ句に”自分は恋愛運がない”と結論付けるところが、もう、ダメじゃん!って感じでした。正直、この人、リクローが10年を捧げる価値はない人なんですけど、、でも10年捧げたからこそ、このダメな人がやっと、いかに自分が今までの人生で”調子こいてたか”って気づくんですよね。正直、リクローの執着愛が、ヤスを更生させたと言っても過言じゃないような気がしました。本当におめでとう!

ダメダメなヤスが、10年来の親友の本心を初めて知り、改めて自分の過去を振り返りながら、男が男を恋する気持ちは覚悟が違うと悩む場面が印象的でした。あと、リクローの上司・片瀬さんの大恋愛の教訓、押してダメなら引くは嘘!引いたら駄目、とか、リアルに心に響く名言が随所にちりばめられてるのに、肩の力を抜いて楽しめる、圧が少なくて読みやすい、名作だと思います。

0

同情と好意は紙一重なこともある

 今まで読んだ木下先生の作品の中で一番好きかも。本当に安直なシーンがまったくなくて、ノンケで親友だった同性に一方が告白した後、2人の関係性がどんな風に変化していくか、3巻に亘って丁寧に描き出されていました。どちらかがより悪く見える描き方でもなく、どちらの心情にも共感できるようになっていて、質の良いBLを読んだなぁと非常に満足です。

 保孝の隙を突いて積極的に攻めることを決めた陸郎。でも、保孝を悩ませたいわけじゃなくて。負の感情を昂らせる彼の姿を見て迷いが生じ、やはり自分は恋人にはなれないと身を引こうとする。一方で保孝は、関係が進むにつれて自分の鈍い所がより相手を傷付けていることに気付く。鈍いのは性質だから悪いことじゃないけれど、気付いた時は弁解したり、相手をフォローしたりすることも必要かもしれませんね。それはそれ、だけど、保孝が自分の好意をまったく信じないところも問題。最後は保孝の方から動き、10年分の片想いとの垣根を超える。彼の台詞が真っ直ぐで、とても印象的なシーンでした。一番の親友でありながら恋人。2人なら上手くやっていけると思います。

0

私的不朽の名作!

もうもう!!何度読み返したことか!
リクローの切なさが…ああああぁぁ泣ける~!

後輩当て馬くんはめんどくっさい奴なんです。
でも彼がいなきゃリクローは踏み出せなかったかもしれなくて。
だからうざ!ってなるんだけどそれなりに愛しく思ってますw
元は期待を持たせたヤスタカのせいでもあるしね。

はっきり言って最初っから最後まで地味です。
ただのリーマンで、モテモテとかキラキラとかありませんし。
でもそこがたまんないの!
木下けい子先生の作り上げた雰囲気が素晴らしい~。

彼らはそろそろ老眼鏡の相談とか始めるのかしら~なんてたまに思っちゃいますね。

0

二人の選んだ未来

親友から恋人になる難しさ。
という、ある意味ベタなテーマを、これでもか…という位丁寧に描いた秀作。

一章 10年間親友の保孝に片思いをしていた陸郎が、告白するまで。
二章 しかし、親友と恋人の壁は簡単に越えられず、グルグルする二人。

そしていよいよ最終章、諦めずに押すと決めた陸郎、
陸郎が大事だから覚悟を決めようと思う保孝。
ようやく身体を繋ぐが、嫉妬や独占欲、仕事や他の人との関わりやタイミングもあって
それぞれが不安になったり傷ついたり、
戸惑って言わなくてもいい事を言ったり喧嘩になったり……
注意力が散漫になって仕事でミスしたり、そう簡単にはメデタシメデタシとはいかない。

読み手ににとっては焦れったいけれど、実際に大人が生きているってこういうことだよなぁ。
10年の安定した関係から、それを大事にしながら新しい関係に踏み出す、
しかも男同士が、そんなに簡単な訳がない。
そういう等身大のリアルさが、すごくいい。

臑毛や描かれていたり、並んでひげ剃りしていたり、
泊まった翌日のパンツが新品(◯ニクロ?笑)だったり、
定食食べていたりラーメン食べていたり、
そういう細部のリアルさも、またとても好き。

陸郎の上司の巨乳の片瀬さんや、間男加藤くんも、完全ないい人じゃあないし
都合のいいことばかりはしてくれないんだけれど、
でもそれでもそれぞれに暖かみがあって、話にふくらみを添えている。

             ; 

「男が男を好きになるのも 男女の恋愛と変わらないなんて、嘘だ
恋する気持ちは同じでも 覚悟が違う」
と、戸惑い迷いながら考える保孝が愛おしい。

「昔よく思ってたよ、おまえがいつか結婚すんだろ?子供できるだろ?
そうなったらしゃーねーからお前の子供、こうやって肩車でもしてやんのかなって」
そんな陸郎の思いが、健気で(健気でしょ?と自分で言ったりしちゃうけどw)切なく、
その後の二人の言葉少ないやり取りにキュンとする。

なんでナチュラルに押し倒されるのが俺なんだ?という保孝に、
「ああ……じゃあどうぞ」と答える陸郎。
そう答える陸郎の想いも、それにああいう反応しかできない保孝の想いも、
それぞれの気持ちが痛い程伝わってくる。

他にも、一つ一つの日常的な言葉のやりとりや、エピソードや、モノローグ、
コミカルなものもシリアスなものも、どれもとても心に響く。



最後のSSもコミカルだけれど、すごく可愛いです。
高校時代から陸郎は保孝が大好きで、顔に出ちゃっていたんだなぁ!
それを思い出して笑い転げる保孝、ああ、幸せそうな二人!

カラーの口絵がまたすごくいい。
買い物に来たのか私服の二人、向かって左の陸郎は文庫本片手に真っすぐ顔を上げて左向き、
向かって右の保孝は、ピンクとブルーのネクタイ二本を手に迷い顔?というか困り顔……です。


   天国にいるみたいだよ おおげさな奴だって笑うけど
   ずっと夢見てたんだよ こんな風におまえと




*作品とは関係ない余談。
 どうでもいいんですが、このレーベルHertZっていうのかな?って思っていたら、
 正確にはihr HertZだったんですね。(注意力がないので、初めて気がついた。)
 ドイツ語なのか……貴方の心?ん?t が余分?
 それとも貴方のヘルツ?ああ、それもカッコいいですね!

10

なぜかっこいいのだろう

ついに最終章
とはいっても、連載読んでたので
結果はしっているのですが
コミックとなると、又違った高揚感があります

木下さんはとにかく大好きで
間違いなく作家買いです

発売日にむけて一章から何度読み返したことか

10年来の想いをついに伝え
覚悟しろと言われた後の話になります

ついに身体の関係を持ちますが
そのあとからこじれます

仕事で忙しいすれ違いはまだしも
素直な陸郎に対して
ヤスはまだ慣れておらず
陸郎に対して「おまえキモイついていけねー」
と言ってしまいます

ヤスのバカ!と何度思ったことでしょう
詳細はじっくり読んでいただきたいため省きますが

このお話の好きな所は
くっついたからといって
甘々ではなく、普通の会話があることです
恋愛感情があったにせよ
親友でい続けられた10年は深い

個人的にヤスには好感が持てないのですが
陸郎自分でいってますが健気です

ヤスの姉の子供を肩車しているシーンは
ツーンときました

ヤスが結婚して子供ができたら・・・
それでも近くにいようと思っているわけですから

にしても、二人とも仕事に支障きたすのは
弱すぎでは?
仕事とプライベートの切り分けができていない
所が好きじゃないため
神にしませんでした

それがなければ間違いなく神





5

ヘタレなのかな?

りくろーはヘタレなのかな?ってちょっと思ってしまいます。
10年もずっと好きだった人に、しかも相手はノンケに告白して、がんばってがんばって。
10年親友だった分、ポッと出の後輩くんなんかとは告白の勇気というか重みが全然違うように感じます。
10年リアクション起こせなかったのも、怖さもあるだろうけど、優しさも多分にあると思います。ヘタレの中に優しさの成分がたくさんあると思うのでりくろーのヘタレを文字通りには感じませんでした。

りくろーの好きとヤスの好きの種類が最後まで重ならなかった気がします、だから読後モヤモヤしたままで、なんとか晴らしたくて、この巻を何度も読んでいます。
でも何度読んでも2人の好きが重なりません。

ヤスの好きはやはり人として、親友としての好きのままだったように思います。
後輩君にりくろーとやっちゃったのがバレた時も、りくろーを好きだと言わずに、好きになる
という所が読んでて腹立たしかった、まだ好きじゃないならやるなよ!覚悟の意味がよくわからなくなりました。
りくろーの女上司に嫉妬めいた感情を持つところでも、あぁこれ別に親友の好きでも起こりうる感情だよなって思うし、
極めつけは最後のヤスのりくろーへのたんか切るシーンでも「やれるよ!セックスだって」って言った時は、
やれるかぁ~;;やっぱ「したい!」とは言わないんだよな、って諦め入りました。

べつにそれでもいいんです、親友の好きでもしょうがないんです、ヤスの気持ちはヤスのものだから。
でも、そんな好きの種類のくせに、りくろーと正面から向き合ってるみたいな、俺も好きって言ってるし!みたいなヤスの向き合い方が好きじゃなくて腹立たしかったです。

りくろーの好きとちゃんと向き合ってたら、親友のりくろーを諦めて、自分では同じ好きは与えられないのだから、ちゃんと振って!りくろーを次に前進させてあげるべきだと思いました。
結局自分からはキスひとつしたいと思わない、りくろーに触れたいと思わないヤスの好きは、いつかりくろーを深く傷つけそうで怖いなと思いました。

ヤスがりくろーに自分から愛しくて触れる場面があれば、救われたのになと。
親友の好きでもキスやセックスは男同士なら案外できるとわたしは思ってるので、ヤスがりくろーとしてるのも、まぁできるだろうなと思いました。

希望としては、ヤスの好きがリクローの好きと重なって、リクローラブなヤスが見れたら、ほんとに泣いて喜びます。
でも、こんだけ好き勝手感想を書きましたが、ここまでのめり込むほどこの作品が好きだからです。
木下けい子さんのお話も絵も大好きで!!いつも心を乱させていただいてます。
お話に惹かれるがゆえに、いらつくこともあると思いますがw読んでそんはないと思います。

5

思いが交錯する最終章、駆け引きの先へ!

幼馴染、リーマン、ノンケへの片思い、と個人的に好きなテイストが三拍子揃った萌え萌えな作品。
ついに出た、最終章でしたーー(*^o^*)

じれったい2人の関係は、すれ違いながらクライマックスへ。
陸郎のヘタレっぷりは相変わらずで、ヤスの同僚への嫉妬心はますます増えていて可愛かったですね。

我慢した分、ヤスへの片思いがようやく報われ結ばれる2人がみれて感無量!10年越しの思いが実った陸郎の必死なHシーンの表情はキュンとしました。
また陸郎の変態的妄想が10年越しの片思いの重さを実感できてよかったですねwもっとSっ気の強い変態プレイも見てみたいなー。

また回想に出てくる高校生のヤスが小悪魔すぎて( ´Д`)
彼は根っからの天然受け体質だなー、とw

また、脇キャラでヤスに思いを寄せる加藤くんがカッコ良くかなりときめきました。彼のスーツ姿はなんだかエロい気がする。加藤くんのサイドストーリーが読みたい!と欲がでます。

木下けい子先生の淡い感じの絵とじっくり進んでいくストーリーが好きです!
スローな分、自然な流れで進む心理描写が3巻にわたって読めて楽しかったです(=´∀`)人(´∀`=)




4

爆走ヘタレ神!

そんなサブタイつけたくなるような、

10年以上にわたって友達やっていた、超ヘタレで後ろ向きな攻めと、超鈍感でがさつな受け。
こんな二人が恋愛を成就させるのには、コミックス3冊分たっぷり必要だったのね。

個人的にはこの手のジレジレ話は好物。
二人のうち一方は、自分の感情が恋愛だと認識していても、相手はノンケだからせめて親友としてずっと傍にいるだけでもって思っていて、
もう一方は、お互いの間に、恋愛なんて言う物が存在することを想像したことすらない。
こんな前提で始まるお話は、たいていの場合、好かれていた方の覚悟と決断で恋愛が成就するわけだけど。
リクローのヘタレぶりと来たら、爆走、迷走、逃走と、
まあ、好いた相手が、ヤスみたいにがさつな上に鈍感な男だったからしかたがないとは言えるけど、
この3冊目は、長いよ。

3

あの二人の行方は?

 もう単純に、陸朗と保孝のその恋の行方が気になって気になってという作品でした。(笑)

 保孝は自分の勤める百貨店で大きな仕事を任されることになります。これは、おそらく保孝にとっては出世のチャンスなのに、なぜか彼は浮かなさそうな顔をするのです。

 一方、「覚悟」という言葉の下で、二人の関係はさらに進展します。

 「ずっと友人として居られれば本当は楽だったかも」という保孝ですが、この彼の迷いは、ちょっと分かるような気がしました。
 恋人になってしまえば、どちらかが甘える、甘えさせる関係、そういう場面が出てきそうです。それ以前に、初めて男性同士の恋愛をするのだから、そんな今の関係ですらどうしてよいのか分からないっていうのが本音なのかも知れません。その上、二人の間で「同情」でやったのかという言葉まで飛び交ってしまったら、恋人よりも友情さえ消えてなくなってしまいそうです。


 そして、全巻振り返ってみると、手作り餃子や替えの下着、そして保孝の会社に近いところに借りた家等々、陸朗の計画的犯行(笑)が笑えました。そんなにしてまで保孝のことを思っていたなって、本当にハッピーエンドでよかったと思うばかりです。(笑)

 さて、物語の中身以外にも、このシリーズには萌えつぼが多かったような気がします。

 ネクタイピンをつけないで、ネクタイを肩から後ろに回してしまう姿、一夜後の無精ひげ、保孝が陸朗を冗談で跳び蹴りする姿…。本当に男性のちょっとした仕草の観察眼が鋭くて、萌えつぼがいっぱいだったな思う作品でした。

3

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