新創刊! カタログとBGMが1冊になって内容充実、ボリュームアップ!!

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表題作Cab vol.1(アンソロジー著者他複数)

※アンソロのため省略
※アンソロのため省略

その他の収録作品

  • 「夢は夜ひらく」ヤマシタトモコ
  • 「イッツァ、スモールワールド」北別府ニカ
  • 「幸せになってみませんか?」腰乃
  • 「八月の杜」TATSUKI
  • 「バギーのソング」たうみまゆ
  • 「すっぱいりんご」もろづみすみとも
  • 「みみくんのBOYの季節」雲田はるこ
  • 「恋のチャイム」嶋二
  • 「LOVEのトートロジー」阿仁谷ユイジ
  • 「Locai y Visitance」えすとえむ
  • 「空は地上に恋をする」シヲ
  • 「秘密のある二人」カシオ
  • 「種を蒔く人」テラシマ
  • 「プロローグ」小椋ムク
  • 「リバーズエンド」木原音瀬・小椋ムク ※小冊子

あらすじ

新創刊!
カタログとBGMが1冊になって内容充実
ボリュームアップ!!

★スペシャル企画1
木原音瀬 書き下ろし小説「リバーズエンド」小冊子付
原作/木原音瀬×漫画/小椋ムク★コラボ始動!!
●木原音瀬先生が漫画のための原作を執筆!! VOL.2より本編漫画が連載開始。
 創刊号は本編の過去編である書下ろし小説小冊子付き!!

★スペシャル企画2
ヤマシタトモコ長編漫画掲載!!
ヤマシタトモコ「夢は夜ひらく」 読み切り長編40p

★スペシャル企画3
愛読感謝プレゼント満載!!
●サイン入りコミックス、ドラマCDなど愛読者プレゼント盛りだくさん!!

カバーイラスト:小椋ムク

<連載スタート>
腰乃「幸せになってみませんか?」
北別府ニカ「イッツァ、スモールワールド」
たうみまゆ「バギーのソング」
TATSUKI「八月の杜」
テラシマ「種を捲く人」

<読み切り>
えすとえむ「Local y Visitance」
もろづみすみとも「すっぱいりんご」
阿仁谷ユイジ「LOVEのトートロジー」
嶋二「恋のチャイム」
シヲ「空は地上に恋をする」
雲田はるこ「みみくんのBOYの季節」
カシオ「秘密のある二人」

<木原音瀬×小椋ムクコラボ>
小椋ムク「プロローグ」
(出版社より)

作品情報

作品名
Cab vol.1(アンソロジー著者他複数)
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
発売日
ISBN
9784904101445
3.2

(7)

(1)

萌々

(0)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
23
評価数
7
平均
3.2 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数7

「リバーズエンド」 木原音瀬

Cab創刊号特別付録小冊子としてついていた
「リバーズエンド」木原音瀬
の、感想。

父親は、飲んだくれて借金こさえて入退院を繰り返している。
母親は、早くに亡くなり
姉と弟と暮らしている 十亀俊司。

ホームレス経験もある、極貧生活だが
中卒じゃろくな仕事がないと、お金を工面して
高校にいかせてもらっている。
とはいえ、周囲とはなじめず一匹狼。
クラスメイトの二宮達に絡まれるも動じない十亀に
反発を通り越して好感を覚える二宮
野良犬に餌付けでもするように、二宮が十亀に近づいてきて・・・

みたいなお話なんですけど。

ものすごく貧しくて、みじめな生活をしている十亀の
卑屈にならずたくましく生きている様を
カッコいいと思ってしまう二宮の気持ちは、すごくよくわかる。

少しずつ少しずつ、十亀と二宮の関係が築かれてきた矢先に
台風みたいに全て消し去ってしまう木原先生のシナリオ運び。
読者はただの傍観者で、物語にでてくる彼等に何の手も差し伸べられない。
それがなんだか辛かった。
幸せになれ!

0

買い続けなくてはならないのか?

遅まきながら手を出しました。
全体的に良作揃いで大変満足しました。続き物がそれなりにあるので、評価は萌どまり。
単行本を待つべきか、このまま買い続けるのがいいのか・・・困った。

中でも巻頭読みきりの
「夢は夜ひらく:ヤマシタトモコ著」の美容部員のお話はけっこう良かったです。
行き詰っていた“化粧して女になりたかったゲイ”が解き放たれる話です。
三崎さん(女性)がいいこと言ってくれてます。
ありのままの自分を好きになってくれる人が側にいてくれて良かったですね刀根くん。

それから良かったのが、
「みみクンのボーイの季節:雲田はるこ著」
二丁目でボーイをやっている薫チャンを好きなみみクン(工事前のオカマ)が、薫チャンの為に一念発起しちゃうお話。
受×受ってこういうのを言うのね。

先が楽しみなのは
「幸せになってみませんか?:腰乃著」
酔った勢いで寝てしまった“彼女に振られた男”と“彼氏に振られたオカマ”が同じ会社に勤めていて…
よくある話といえばそうなんですが、なぜか気になるこのゴツイ二人の関係です。

あと、
「八月の杜:TATSUKI著」
ワケあり転入生(高校生)のノアと彼が気になる蒼太のお話。
まだまだどうなるかも分からない雰囲気ですが、二人の間の空気が好きです。

そして!別冊付録の「リバーズエンド:木原音瀬著」!!!!!
号泣しちゃったよー、かわいそ過ぎなんだもんよー。
父子家庭で父親は入院中、姉の稼ぎと自分のバイト代から父親が作った借金を返しながら、弟と3人つましい生活を送っている十亀(ゲイ)とひとりっこの同級生・二宮のお話。

過去の経験から、あまりしゃべらず周囲と関わらないコワモテの十亀とにぎやかな一団にいた二宮がひょんなことで関わるようになって・・・
食うや食わずの生活をしながらも心までは荒んでいない十亀と、十亀を慕う二宮は、お互いの家を行き来するような友達同士になるのですが・・・運命はかくも厳しく・・・
一人ぼっちになってしまった十亀がはたして幸せなのかどうなのかは、次号から連載される「キャッスルマンゴー:原作・木原音瀬:作画・小椋ムク」(表紙イラスト向かって右側が大人になった十亀です。)に引き継がれるらしいですが・・・

とにかく今回はこの家族のことを「かわいそう」と思うこと自体が偽善的だと思えちゃうくらい悲惨な生活をしてらっしゃるので、せめて二宮とうまくいってくれればいいと思っていたのですが、木原様はそんな簡単には終わらせてくれませんでした。
ただ、二宮はホントにいい奴だと思います。
今後十亀がどうなろうと、一生大事にすべき友達だと思いました。

4

新鮮! 変わった話が多いし、全然エロが無いけど萌えるアンソロジーです

ヤマシタトモコ「夢は夜ひらく」
刀根の恋人・和くん×女になりたい美容部員・刀根
私には難解でした。だけど、心にグサッと来る強さがあって面白いには違いないです。

北別府ニカ「イッツァ、スモールワールド[その1]」
無職の雄太×エリートの明菜
部活の仲間4人が10年ぶりに再会し……というお話です。まだ続くので攻め受けは予想。

腰乃「幸せになってみませんか?[happiness1]」
女に振られたリーマン×男に振られたリーマン
攻め受けがいまいち分らない! それにとても変わっている。

TATUKI「八月の杜[第一話]」
都会から転入してきた高校生・田舎の高校生
こ、これも! 攻め受けがまだはっきり分らない! でもノスタルジックな雰囲気で好きです。

たうまみゆ「バギーのソング[Act.1]」
大学生の花田くん×同じく大学生で幼なじみの小泉くん
展開はありふれてるけど、雰囲気が好み。それにむしろ、このありふれた感じも、変わり種揃いのアンソロジーの中では逆に新鮮でした。

もろすみすみとも「すっぱいりんご」
奥手でゲイの高校生・小木×恋愛経験豊富でノンケの高校生・安里
攻めがすごく温かい男の子です。優しくて素直で自分を飾らないこんなイイ子なかなかいないと思いましたね~。

雲田はるこ「みみくんのBOYの季節」
こんなBLありなんだ!って感じです。面白かった。これについてはネタがとっても大事だと思うのであえて触れないでおきます。

嶋二「恋のチャイム」
高校生×高校生
なーんてことない話。でも高校生だし、キラキラした感じがあって癒されました。月曜日のどんよりした気分の夜にはいいです。

阿仁谷ユイジ「LOVEのトートロジー」
分からない!!! 面白かったんだけど何がどうなってるのはよく分かりません! 攻め受けも曖昧だし、というか主人公は女の子です!

えすとえむ「Locai y Visitance」
スペイン人のゲイの男性が主人公です。照れてる日本人に気づかないスペイン人に萌え。

シヲ「空は地上に恋をする」
中川二尉×三木一尉
多分自衛隊かなんか、軍という設定のお話です。でも全然かたくない!むしろギャグで軽めです。私はすごい好きです。

カシオ「秘密のある二人」
オタク高校生×クラスの人気者高校生
あ、攻め受けは予想です。オタク高校生は例によって、眼鏡を外すと超カッコ良いという、BL的よくいる男子です。でもそのことに受けが気がつくまでの過程にひねりがあってオモロ~でした。

テラシマ「種を蒔く人」
情熱的アプローチの患者・南辰馬×美形の歯医者・北神朗
受けが超美人なんだけど、わりと性格悪くてしかも、ちゃんと男の人らしさもあるので、そこが自分の好みで良かったです。

1

「リバーズエンド」

普段、雑誌は買わないほうだが、木原さんの「リバーズエンド」(小冊子)が読みたくて購読。70Pあまりだが、二段組でボリュームあり。何より、作品自体の読み応えが凄い。
主人公・十亀は恵まれない家庭環境にありながら、芯が強く、優しい。だが、それまでの経験もあいまって、あまり人と積極的には関わろうとしない高校生。
そんな彼が、ひょんなことから級友の二宮と親しくなっていく。
無遠慮なまでの素直さ、明るさ ―― 自分とはまるで正反対の二宮の存在は、十亀のなかで、徐々に大きくなっていくのだが …… 。
十亀の家庭環境に関する描写が実に容赦なく、彼のバックボーンを語るに余りある。
悲惨とも言える環境にあって些かのひずみはあるものの、十亀が、決して人として捩れてはいないことに安堵するが、更に苛酷な状況に陥るにいたっては、目を覆いたくなる。
どうして、ここまで書くかな、この作家さんは。
いつも、そう。目を逸らすことを許さない筆力に圧倒されるばかりだ。
次号より、小椋ムクさんとのコラボ「キャッスルマンゴー」が連載スタート。
どうやら、定期購読する羽目になりそうである。

1

愛しているから、男見せちゃう

これぞ、東京漫画社さんって言うラインアップ

巻頭のヤマシタトモコさんの読み切りは、性認識を扱ったしっとりした作品。
同様に、性認識を扱った作品でも雲田はるこ「みみくんのBOYの季節」はギャグ風味。
女の子になりたかったみみくんが好きになった相手、薫君は女の子がダメ
「薫ちゃんのためなら」って髪を切って「男見せに」行って、、
この話、このアイデアだけの読み切りって、惜しいな。
この先、二人がドロドロしたり、ぐちゃぐちゃしたり、甘甘になってりって、どんな展開になるのか、続き読みたい。

そして、別冊小冊子の木原センセは、、、
こんな所でも、「このはら」だった、、、、
何というか、凄いお話だった、、、
次号からの小椋ムクマンガの原作の方は、もうちょっと救いのある話になるのだろうか?
不安もあるが、期待したい。

1

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