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ほんわりと暖かい、ていねいな気持ちの描写が心ほぐしてくれる作品でした。
神社で大きなクマのぬいぐるみを拾う馬尾。
馬尾は大きくてあたたかい存在が欲しくて、そんな年上の女性とばかり不倫しています。
同じ寮の仲間にそれをからかわれながらも、明るくて人気者の馬尾は、それを同室の木戸先輩にとがめられても「本気じゃないから言える」と話す。
実は、木戸先輩の大きな背中が愛しくて恋しくて、代償としての御乱交だったのです。
もう、そのあたりがわかる辺りで乙女心がボンと一発やられます。
無意識に落ちているものを拾う、親切な木戸に自分も拾われたいとか願ったり決して完全乙女な馬尾ではないのですが、木戸の朴訥さも良い雰囲気を醸し出して、暖かい恋物語に仕上がっております。
いつも痛い明治作品ですが、気持ちの中にいたたまれなさを含みながら優しさで包んだ本作品は、萌え萌えです☆
ほのぼのとまったり読みました。
表紙のくま不細工だなぁと言うのが第一の感想(笑)
拾ったくまのぬいぐるみから、人毛が出てくるなんてホラーです。
私、くま好きですから…ぬいぐるみいっぱいある。でも、ちゃんと買ったやつだから、大丈夫ね!
主人公の馬尾は木戸先輩が好き。木戸先輩の広い背中を拾ったくまや太ったおばさんで紛らわしていた。
寝ている木戸先輩に馬尾がギューってやるのが可愛い。
拒絶されるのが怖くて気持ちを伝えられない…とっても、遠回りの恋でした。
短編も1つ入ってますが、まぁ、なんて、エロいでしょう!
臆病になってしまうから遠ざかって、双方ともに
恋心を確認してから改めて距離を縮めてゆく
表題作シリーズ。
物理的な距離と心の距離のバランスから
恋の熟成を導き出し描く併録作。
恋愛を甘く仕上げるには時に適度な距離感が
必要なのでしょう。
これは良作。
タイトルどーりじわりじわりと熱伝導していく。
広い背中に恋をして
広い背中を求めて代替として太ったおばさんと
つきあう受け。
よくよく考えれば、けっこう酷いような気もするけどw
代替の相手は、きちんと選んでいるし
自分が傷つくように器用に恋してるのがすごいな。
最終的に、一番欲しかった広い背中を手に入れるわけですが
エロシーンが挿入してるのか否かがわかりづらく←そこかよwww
ちょっと残念だなって思ったのですが
同時収録されていた『弥生町から西の空』は
がっつりエロ合体が描かれていて満足しました。
キュンキュンしすぎて死ぬかと思いました。
こういう作品だよ!
こういう作品をいっぱい読みたいんだよー!!
包容力のある優しい攻めと、ちょっとアホの子だけど可愛げたっぷりの受け。
二人とも同じ寮にいて。両思いなのに、互いにそれを言えないでいる空気がたまらなくて、キュンキュンが止まりませんでした。
受けが可愛いんだよね。簡単に恋に落ちてはフラれてる受けなんだけど、攻めへの思いだけは別モノで。小さなことでドキドキしたりショックを受けたり、誰もが恋をすると経験したことがある「例の感覚」が、エピソードの一つ一つからつぶさに伝わってきました。
小さなことながら、受けが性欲を自覚してるのも好きでした。BLの受けって何故か、攻めに手を出されるまで自分の性欲に無自覚な男が多いんだけど、この作品の受けはしっかり自覚してるのだ。かわいいのに。ぬいぐるみの熊さんなのに。最高です。
攻めも可愛かったです。ちまちまと焼きもちをやいてるところに、スゲー萌えました。こういう焼きもちの焼き方って大好き。焼きもちって取り扱いが難しくて、扱い方次第では萌えにも萎えにもなると思うのですが、この攻めの焼きもちは完璧です。非の打ち所がないw
『弥生町から西の空』
表題作とはうってかわって、エロエロでした。
でもハートがちゃんと伝わってくる作品。
ヘタレ攻め大好き。