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表題作坊っちゃまと主治医(2)

アダム,主治医
坊ちゃま

その他の収録作品

  • 坊ちゃまと悪い男
  • 紳士の鑑
  • Lの悲劇_前編
  • Lの悲劇_後編
  • 月夜の怪談
  • 訪問者
  • 執事の一日
  • あとがき

あらすじ

19世紀末、英国北西部の片田舎──
執事や乳母、メイド達に大切に育てられた美しい坊っちゃま。地元の若き名士で主治医のアダムとは恋人同士。けれど大切にされすぎてキスから先はお預け!? 悩んだ坊っちゃまは、ラテン語に乗馬に社交術…一流の英国紳士を目指して猛特訓を開始して!? 
身分違いのヴィクトリアン・ロマンス第2弾
出版社より

作品情報

作品名
坊っちゃまと主治医(2)
著者
真生るいす 
作画
真生るいす 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
坊っちゃまと主治医
発売日
ISBN
9784199604089
3.4

(10)

(1)

萌々

(3)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
33
評価数
10
平均
3.4 / 5
神率
10%

レビュー投稿数4

愛らしい坊ちゃま

前巻より2年以上経って出版されてますが、登場人物の年齢はさほど変わってないようです。
坊ちゃまと主治医のアダムが恋人になってからのお話が描かれてますが、ほんとほのぼのしたお話で癒されました。
相変わらず可愛い悪戯をする坊ちゃまが愛おしいです。
前巻に比べるとアダムも好きという感情を表に出してきていて、ときどき2人が交わすキスに萌えます(キスだけでも十分!)。
そのアダムのちょっと腹黒いエピソードや、病弱な坊ちゃまが初めて列車で旅をして事件に巻き込まれるエピソード、得体の知れない幽霊が邸に出て…というお話にハラハラドキドキしました。
今回は推理小説のような要素もあって、一緒に謎解きをしている感じで楽しめました。
背景やお話に使われてる小物の仕込みも凝っていて、イギリス好きにはたまりませんね~。
坊ちゃまに仕える執事やナニー、メイド達もユーモア溢れてて非常に魅力的な人達です。
この人たちをもっともっと見ていたい気持ちです。

2

まだまだ未遂ー

坊っちゃまの愛らしさは変わらず、ドクターの意外な一面が見れて良かった。
腹黒いだろうとは思っていましたが…やりますなぁ。
でもあんなことしちゃうほど本気なんだろうな。
坊っちゃまが色々な人と出会って、沢山の選択肢の中から自分を選んで貰いたいと思うけど…やっぱり不安で。
何せ坊っちゃま…本気を出したら凄いですもの。
短期であんなに能力値UPする?!
乗馬も出来て、外国語ペラペラで美青年に成長。(※直ぐに縮んだけどw)
これはドクターが焦るのも無理ないわ。
やれば出来る子なのね、吃驚です。
ドクターは腹黒いかと思えば意外に恐がりでw
いやまー、私も「見えたら」無理だけどねorz

執事の「無知と無謀が一緒になると時として大きな力を発揮する」という一文には噴きましたw
確かにそうですねwww

列車ミステリー仕立ての「Lの悲劇」は…切なかった。
まさかこの作品でこういうタイプを読めるとは思いませんでした。
本の行間に書かれた日記は最高のラブレターだと思う。
でも日記が見つかったら…罪は問われないかもしれないけれど、罪悪感と後悔は消えないと思う。。。
Lの覚悟に気付いたとき、全てを明かして残された時間を二人で過ごすという形はダメだったのだろうか…。

今回もドクターと坊っちゃまの関係はプラトニックなままでしたが、足を舐めるシーンにはドキドキしました:;。+゚+。キュ━(*´U`*)━ン。+.。゚:;。+

これ続き出ますよね???
早く3巻読みたいー!

(収録タイトル:坊っちゃまと悪い男/紳士の鑑/Lの悲劇(前編・後編)月夜の怪談/訪問者/執事の一日)

1

19世紀末、英国の片田舎、ちょっと気のいいおぼっちゃんのお話

相変わらず坊っちゃんに仮病で呼び出されている主治医のアダムは、読者が思っている以上に坊っちゃんにベタ惚れで、悪い男にもなっちゃいますよっていうお話が第一話。

その後坊っちゃまは、立派な紳士になるために頑張ってみたり、お父さんの名代で列車に乗ってお使いに出かけそれぞれの愛の形を知ることになったり、お屋敷の幽霊騒ぎを解決したり、小さな命を助けた挙句に丸坊主になっちゃったり、相変わらずドタバタドタバタしております。

二人は恋人同士ですから、ちょっといけない雰囲気になることもしばしばで、やっぱり坊っちゃんは年齢不詳のまま可愛く積極的でした。

この巻は、勉強に苦しむ坊っちゃんの質問に答えたナニーの言葉が印象的でした。
『ナニー これって 役に立つの?』
『役に…なぞ立ってはたまりません! 役に立たない知識 それがふとした拍子に ホロリと零れる―― それこそ余裕の表れ 教養こそ豊かな人格の象徴なのです それなくしては紳士とは言えません!』
そうか、だから勉強は役に立たなそうでもした方がいいんですね。

2

坊っちゃまが屋敷を飛び出して、外へ!

坊っちゃまと主治医2巻です。カップリングもタイトル通りで、主治医のアダム×坊っちゃまです。
表紙だけ見ていると背が小さく見えますが身長不詳?なだけで、ショタって感じの話ではありません。
キスだけだった1巻と比べて、坊っちゃまのブーツを脱がせて、アダムが足を舐るフェティッシュでエロいシーンも!でも、まだまだ未遂!
このじわじわと2人の距離が狭まっていく感じがたまりません。
飼い慣らされた犬だというアダムがブチ切れたらと思うとちょっと怖いですが、見てみたいかも。
そこだけじゃなく、イギリスの片田舎で起こるワガママで常識にとらわれない坊っちゃまの事件や日常がわかるのが、むしろ、こっちメインで楽しみだったりします。

『坊っちゃまと悪い男』で、坊っちゃまの方から言質を取ると言う意外な腹黒さ暴露
『紳士の鑑』ナニーの坊っちゃま紳士化計画
『Lの悲劇 前編 、Lの悲劇 後編』電車で初旅行中に殺人事件で、坊っちゃま探偵に
『月夜の怪談』屋敷に幽霊が現れると評判に。アダムの怖いものとは?
『訪問者』坊っちゃまのご機嫌斜めな理由
『執事の一日』番外編で、執事が主役です。

意外に腹黒だったアダムのギャップも萌えましたが、今回一番印象に残った話は、『Lの悲劇』でした。
初めてのお使いを頼まれるような感じで父親の名代で電車に乗って、アダムと2人っきりではなく、ナニーと一緒の3人で。
いきなりレナードの死体を坊っちゃまが見つけて、事件になって。
列車と来れば、殺人事件?はつきものなんでしょうか。
作品のティストががらりと変わるかと思えば、坊っちゃまがマイペースなのでいつものティストです。
大人のシリアスなカップルが出てきて彼らの物語もシリアスで、気になる所でした。
日記での『Lは…彼は素晴らしかった!』って歓喜の表現に、そんなに彼は良かったのかと、笑い所ではないのにクスッと思わず笑ってしまいました。
物悲しい結末で、彼らメインで描かれていたら涙ものな話です。
『訪問者』で、ひぃー!っと思う瞬間があるのですが、アレもまた可愛いのでよしです。
『執事の一日』坊っちゃまって、使用人誉め殺しな事をさりげなく言うなと思って、益々好きになりました。

坊っちゃまの綺麗な目には世の中が真っ直ぐに映っていて、素直な視線が気持ちいいです。
坊っちゃまは、年齢不詳、身長不詳(笑)、名前も不明だった!と言う事を、2巻になって改めて思う次第です。
3巻が出る数年後がいまから楽しみです。

2

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