犬の生活

inu no seikatsu

犬の生活
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

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レビュー数
1
得点
11
評価数
5件
平均
2.6 / 5
神率
20%
著者
 
媒体
コミック
出版社
松文館
シリーズ
ダイヤモンドコミックス(コミック・松文館)
発売日
価格
¥619(税抜)  ¥669(税込)
ISBN
9784790123620

あらすじ

お坊ちゃん・総一郎の遊び相手として屋敷に連れてこられた桂。
そんな桂の望みは、大好きな総一郎を守ることだった。
2人はいつしか身体の関係になるが、ある日突然、総一郎は姿を消してしまう。守る者を失った桂はヤクザになるが・・・?

表題作犬の生活

桂,買われた犬
金田総一郎,金持ちの息子

その他の収録作品

  • 方舟管理人
  • 夜夜
  • 解体屋
  • モノマニア
  • 犬のように駆けてゆくよ
  • 春の足音
  • ドアを叩いたのは誰だ
  • あとがき

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レビュー投稿数1

心理的ホラー

短編8本のショート集ですが、どれもちょっとブラック風味で、題名に誘われると、地雷を踏む人が出る可能性があるので取扱注意!な作品集です。
8本のうち、バッドエンドではないものの、そこそこ甘いものは後半の3本(うちラストはネガです)のみ。
モヤっとするのを嫌われる方は避けたほうがよさそうです。
といいつつ、自分的にはこのモヤっと感といびつ感が好きなので評価は萌えです・・・

表題は、犬として金持ち坊ちゃん宅に引き取られた桂の、人生を分かってもそれでもなお且つ犬であることを辞めない、徹底した犬っぷりが見事すぎるほどの見事さなのですが、
それは、再会したご主人様である総一郎を選んだ先に見える、苦労も予感させるので、犬としてはどんな苦労もいとわないのかもしれませんが、第三者的には心配になってしまうかもしれません。

『方舟管理人』
各種類の動物を番のみ生かし、あとは殺してしまう。
そんな”疑似楽園”である離島で動物管理をしている二人の男。
ラストに、そこからの脱出と新しい未来を予感させるものをもってはきましたが、それまでの離島での生活シーンが、本当に人格を壊してしまいそうな続きほどに怖いです!

『夜夜』
吸血鬼に血を吸われて仲間になるのは、死の最後のひと噛みだけということで普段は人畜無害であるのだが、その吸血鬼が手違いである家族の元にやってくる。
少年と離れがたい存在になる吸血鬼だが、同じ仲間になる日は一体?
さらっと軽く流せば愉快な話であるのだが、寿命とか長い時を生きる苦労を思うと何故か明るく済まされない気がしてくるのです。

『解体屋』
この本の中で最もわかりやすい、ある種のホラーだ。
普段会社員をしている比嘉の裏稼業は死体の解体仕事。
それが比嘉の性的嗜好なのです。
そんな彼を愛する男は、いつか南の島で隠居して、そこで殺す生き物が亡くなったら自分を殺してもいいからと言う。
カニバリズムでないだけまだいいが、何か怖い愛なのです。

『モノマニア』
売りで好きになった男性は、声を出したり反応したりしないように、モノのようにならないと行為ができない。
彼を愛してしまった売りの青年は、モノでなくなると愛してもらえなくなるからと、モノであり続けようとする。
ラスト、偶然とはいえ包帯まみれになってしまった青年の姿に瞠目する彼。
治らない性癖の怖さを持つ者を愛してしまったあきらめに似た自己犠牲が、その前の「解体屋」の作品と少しリンクして、怖さを感じる。

この上記5作がイタイ作品で、自分的に好き。
主人公のモノローグ風に進むので、ちょっと小説っぽいのだが、話としては分かりやすいと思う。
ブラック風味を求める方へお勧めします。

5

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