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表題作臆病者に愛の手を

文啓,敵対する竜中家の息子の教育係
藤吾,敵対する虎上家の息子の教育係

同時収録作品彼氏獣化計画

千里(大学生)
脩二(消防士)

同時収録作品愛はどこだ

瑛久(28歳・社長秘書)
東條 藤緒(東條グループ若社長)

同時収録作品君がいなけりゃ

相庭 壬(社長子息)
香野 彩広(会社員)

同時収録作品お芋騒動

(攻め受け未定)のり塩(ポテトチップス)
(攻め受け未定)塩(ポテトチップス)

その他の収録作品

  • 臆病者に愛の手を~それから~
  • ぷにぷにっき1〜4
  • あとがき

あらすじ

対立する名家、虎上家と竜中家。宿縁の両家の御曹司・虎上朔弥(トラガミサクヤ)と竜中航(タツナカワタル)が、同じ高校に入学した日から、教育係の眠れない夜が始まった―――。因縁に囚われたヘタレ愛を描く表題作ほか、天然御曹司リーマン×エリートリーマン、クールメガネ秘書×年下ご主人様、etc. ツンデレ&ヘタレキャラの一途なラブと話題の「ぷにぷにっき」も収録された描き下ろしも楽しみな読み切りセクシャルラブコメ集!!

作品情報

作品名
臆病者に愛の手を
著者
上川きち 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
ISBN
9784832287747
2.8

(6)

(0)

萌々

(0)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
16
評価数
6
平均
2.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

面白くて可愛い

初読みの作家さんでしたが、なんとも言えない独特のアホ可愛さとユーモアのある短編集でした。

『臆病者に愛の手を』
対立する「家」の、世話役同士の恋。両家のお坊っちゃまが恋のキューピットしてくれます。
可愛くて面白かったんですが、もうちょい対立感があったり、両方とも「それでも恋よりお坊っちゃま最優先!」ってガチガチなら良かったかなァと思いました。
ロミジュリ設定のこういう使い方って新鮮だなと思いました。

『彼氏獣化計画』
これが一番好き!
攻めか受けかの心理戦駆け引き攻防戦勘違いの類って、なんでこんなに楽しくて萌えるんだろうな。
自分が攻めだと思い込んでてひっくり返されるのも萌えですが、受けだと思い込んでてひっくり返されるのもタマランです。

その他いろいろ。
『君がいなけりゃ』のアホ攻めもかなり私好みでした。

2

子供に心配される大人の恋w

全部で5本のシリーズのうち、3本が主従っぽい関係のお話でした。
上川さんの魅力(?)はその女子っぽい雰囲気を持つ受けちゃんが、意外にも脱ぐとすごいんです!な身体w
今回はそのギャップはあまり感じなくてちょっとがっかり?ww
実は、この本の中で一番自分的に大受けに受けたのが、2本目の『彼氏獣化計画』でした♪

勢いで恋人になって1カ月。
キスだけで全然それ以上の進展がないのにヤキモキする主人公。
恋人は消防士でたくましい身体の持ち主で、あれやこれやを想像して、彼に組伏せられようと獣化計画なるものを立てようとすると・・・
この、たくましい本来攻め設定になるはずの彼氏が受け希望だったのに爆笑しましたーーー!!!
何かかわいい怯えるワンコになっちゃって、どう見ても受けっぽい外見の攻めに顔を真っ赤にしながら責められてる姿に萌えました!!
こういう逆転モノ大好きですv

表題は、敵対する家の子供の教育係同士の意地っ張り愛。
高校時代、本当は互いが好き同士だったのに、それぞれに使える家の事情で別れなくなくてはならなかった二人。
仕える息子達が同じ学校になり、仲好くなり、それを心配する大人の二人。
家の事情に縛られて素直に慣れない大人を、自由な子供たちがおぜん立てをしてあげるというお話でした。
実は、主人公達より、子供が気になるv
ちょっとツンデレ風味で大人びた航と、素直でまっすぐな朔哉。
彼等が、大人組に学生時代出来なかったデートをさせてあげようと提案するが、それは恥ずかしいなにものでもないというのもほほえましかったデス。
この二人も恋人になる?ならない?

あとは、社長と秘書の執着愛=社長が年下誘い受けw
身分差のある社長令息と経済的苦労をしている同期社員の、ワンコ攻め。
ポテトの擬人化漫画もありますw
と、安定した作風で楽しめました。
最近、上川さんの普通の漫画の中にチビキャラが良く登場するんですが、そのチビキャラ漫画『ぷにぷにっき』も可愛らしいギャグマンガです。

それにしても、繰り返しますが、いつもきれいでかわいい系の受けちゃんが、攻めになるっていうギャップはたまりませんv

1

臆病になるのは君のせい。さて、臆病者はどっちでしょう?

久しぶりに読んだら、教育係の文啓と藤吾がそれぞれお世話していた 航さんと朔弥さんの物語は「その後」として、「それからのウェディング」に編纂されている事に気付く。一緒にしておいて欲しい。何処へ行ったのかと思っちゃったよ。
家同士が敵対しているというので、教育係の文啓と藤吾は ロミオとジュリエットよろしく 引き裂かれていた。幼馴染だったのに。ところがお世話をしているお坊ちゃん同士はどうやら仲良くなっているご様子。家同士の為に、ご子息同士の仲をも引き裂こうとする文啓に それだけはやめてほしいと泣いて懇願する藤吾。その涙を見て、文啓は気持ちを抑えられなくなる。そう、文啓だって、ずっと藤吾を諦めきれなかったのだ。
そして二人の仲に気付いていた ご子息同士が仕組んだ作戦だったという、可愛い嘘。
ご子息同士も恋仲になるのはまた別の話。

同時収録は、全然別の話で「彼氏獣化計画」
一目惚れした脩二さんと恋人同士になったというのに、なかなか進展しないと悩む千里。日々BL本で勉強しては、早く脩二さんに抱かれたいと願っている。しかし脩二さんはなかなか手を出して来ない。というのも…。脩二さんの方も千里がなかなか手を出して来ないと悩んでいたのだ。え⁈ よもやネコ同士⁈ と思いきや。そんな脩二さんを初めて「可愛い」と思って、結局千里がタチ側に。めでたし!っていう。筋肉ガッチリの消防士、脩二さんが可愛く見えてしまう♡

主従下克上な、「愛はどこだ」
ショートストーリーにするには勿体ない、主従ネタあるある。イケメン若社長に育った藤緒に振り回されて来た 秘書の瑛久。それは距離感がゼロだから、と家のメイドに諭されて気付く。
藤緒に執着していたのは自分の方だと。想い叶って瑛久に抱かれる藤緒の乱れっぷりは さすが上川先生らしいのに、短くて残念。

天然なのに鬼執着な、社長御子息にほだされちゃう「君がいなけりゃ」

お菓子擬人化計画に掲載された「お芋騒動」
ポテトチップスののり塩が想う塩は、実は芋けんぴが好き。けれど、芋けんぴにはスイートポテトという恋人が居て…。いや、芋けんぴの方の話を詳しく‼︎って思ってしまう。
お菓子擬人化は、夏水先生のが有名だけど、上川先生も描いてたのね‼︎ という楽しさ。
先生方の妄想色々には感心してしまいます。

それぞれの物語の間にはうるさいくらいに「ぷにぷににっき」が挟み込まれ、ボリュームいっぱいの短編集です。

0

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