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表題作王子の箱庭

岩瀬,元世話係,現会社社長
甲斐谷譲,20歳,元お坊ちゃま

同時収録作品断熱線上の鼓動

千歳敦紀,寮のルームメイト
内村秋,ルームメイト

その他の収録作品

  • 王子の中庭

あらすじ

その日暮らしの譲は、かつてお金持ちの家のお坊ちゃんだった。住んでいた屋敷が、自分の世話係だった岩瀬のものになっていると知った譲は、ある日、岩瀬を訪ねる。今や注目の起業家となった岩瀬と8年ぶりに再会する譲。だが、岩瀬を騙して利用するつもりだった譲は、逆に岩瀬に捕らえられてしまうのだった。それが譲の監禁生活の始まりで…!?

作品情報

作品名
王子の箱庭
著者
緒川千世 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス HertZ Series
発売日
ISBN
9784813053613
3.6

(253)

(65)

萌々

(83)

(75)

中立

(17)

趣味じゃない

(13)

レビュー数
39
得点
899
評価数
253
平均
3.6 / 5
神率
25.7%

レビュー投稿数39

読めば読むほど・・・

表紙の絵がとても綺麗で、どんな話か気になり、あらすじを読んで即購入しました。
監禁生活と聞くとドロドロして背徳的に感じるのですが、(そういうお話も大好きです:笑)

他のレビューの方も仰る通り、今回の話は読んでいて岩瀬(攻)が、本当に本当に譲(受)を大切に大切に思っているのが、読めば読むほど、伝わって来ます。

譲だけが傍に居ればいい!という訳では無く岩瀬が、譲と家族がもう一度皆で幸せになれるように準備をしていたのには、驚きと感動をしました。

本当に純粋に昔を譲を大切にしたかったのだなぁ~と。
また両親が良い・・・!!そして譲の発言にも涙が出ました・・・・・
書き下ろし(後日談として)、昔とは変わった譲に対しても好き。と思う岩瀬と譲のやり取りが面白く、素敵でした。

最初に読み終わった感想は、同時収録されている話も勢いが有り、面白く、どんどん続きが気になる作品だった!

のが、もう一度読み返すと岩瀬も譲の気持ちのどちらにも感情移入してしまい、一度別れるシーンは涙が出てしまいました。
また同時収録のお話も胸がギュっとなる様な切なさが有り、とても良かったです。

まだまだ読み返す予定ですが、個人的に話もドツボで、絵も綺麗な繊細なラインで描かれていて飽きません。
今回初コミックという事で、今後も作品を楽しみにしたいです。

11

表題作そっちのけでした。

「王子の箱庭」という作品が表題作なんですが、
こっちのお話をそっちのけで
同室者同士の葛藤とすれ違いを描いた
「断熱線上の鼓動」に萌えて燃えて仕方ありませんでした。

勿論、表題作も良いヤンデレで素晴らしいのですが、
受けがすれていてかわいさをなくしてしまった部分が
悔やまれます。攻めのように、昔の貴方はもっと
可愛かったんだけどな……と残念な気持ちになってしまいました。
最後の最後の急展開は大変たぎりましたね。
この先どうなるの!?と気になって仕方なくなり、
その後の話で受けは壊れてしまったのかなと思ったんですが、
本当にメンタル強いですね!びっくりしますよ!
こっちの評価だけで言うなら萌です。

「断熱線上の鼓動」
部屋の真ん中に境界線を引いて、絶対に踏み入らないようにする。
同じ部屋にいるのに、別空間のように振る舞う。
この描写で、一気にぎゅーんと心を持っていかれました。
攻めの飄々としたつかみどころのない態度と、
受けの興味がなさそうで、攻めと関係を持とうとしている
女子生徒に当たって邪魔するシーンなど
とてつもなく萌えポイントをつかれました。
攻めの女子選びの基準もたまらないですね。
途中まで、BL力が足りていないのか、さっぱり攻めのことが
分からなかったんですが、女子生徒といちゃいちゃしながら
受けのことを見て名前を呼ぶ場面は素で
「これはやばい」と呟かせるほどの威力をもっていました。
最後のシーンでは心の底から「おめでとう」と言いました。
こっちの評価があまりにも高いため、総合的に神です。

緒川さんの描かれる作品はギャグもいいんですが、
こういうシリアス、切ない傾向が特に才能が光っている
ところだと思うので、これからももっともっと
素敵な作品を生み出してほしいと思います!
久々に衝動的に作家買いをして、外れがなかった作家さんです。
心の底から出会えてよかったと思いました。
むしろ作品ではなく、作家自体が神レベルです。
緒川さんの初単行本、ぜひ皆様も読んでみてください!

11

王子様への愛

緒川千世先生の作品が大好きで購入させていただきました!!
表紙が綺麗で美しい✨裏表紙は儚さと独占欲✨ どちらを見ても買って良かった!と思います*´∇`*

☆王子の箱庭
お坊っちゃまだった譲は父親の会社の倒産をきっかけに道を踏み外してしまう。大人になってから譲はお金に困り、昔住んでいた我が家が世話係だった岩瀬のものになってると知り、その家に行き、金品を盗もうとしたが岩瀬にばれてしまい監禁… そこまでの経緯が複雑すぎてどう表現していいのか難しいです。

早く逃げなければ、心まで囚われてしまう――

裏表紙に書いてある言葉がすごく心にきました。逃げなきゃいけないのに逃げたくない…矛盾してるけど繊細すぎて儚すぎます。
最後の「もう二度と放しませんよ」という岩瀬の言葉から王子様は一生逃げられない運命なんだなーと思いました。幸せになって欲しいです*´∀`*

☆断熱線上の鼓動
自分的にこれまで読んできたBLのお話のなかで一番やばかったです!!!これは本当にきたー!と思いました笑
心情の変化が細かく描かれていて千歳と秋のお互いの気持ちが切なかったです。

「千歳行かないで 俺のこと見捨てないで お願いだからそばにいて」

一線を作ったのは秋の方だけど、千歳に対して素直になれない苦しさが伝わってきて、相手に自分の想いを伝えるのは大変なことなんだと改めて思いました。

2つのお話はすっごく切ないけど読み終わった時に心が満たされました! 次の作品も楽しみにしています*´∇`*

8

尽くされたい!!

期待以上に、ずきゅーんときたので神です。

攻めの受けへの執着というか抱いてる気持ちがなんとも…
いいんですよ(/- -)/

攻めが受けをほんとに慈しんでるかんじがよかったです。

あと同時収録作品で受けが挿入時に痛がっているのに萌って
きちゃいました!「い、いたっ」 って…
はわわわわ(><*)ノ~~~~~

6

不覚にも号泣

この作家さんは、PINK GOLD 電子版で初めて拝見。ヤンデレなストーリーがメチャメチャ私好みでした。好みの設定だっからと思っていたら、この作家さんの作品はどれも私の心に響きまくりです。

この作品は、電子書籍でつい先ほど読みました。

元大富豪の嫡男受けと、元世話係攻め。
ソフト監禁もの好きだと、この作品で自覚しました!

監禁と言っても、鎖で手脚の自由こそ効かないですが、攻めが受けを甘やかして過保護。至れり尽くせり。それを疎ましく思う受け。ちらほら出てくる過去の回想。受けが、豪邸を去った後、茨の人生を歩んでいたことが捻くれた人格を作ってしまったんだと、涙腺の調子が一気に悪くなりました。そんな受けを無償の曲がった愛で包む攻め。読むに連れて涙と鼻水でヤバイことに。自由の身になった受けが結局は攻めの元しか居場所なくて戻ってくる下り。最後までじんじん心を締め付けました。

そんな感情を引きずりながら、収録作の、断熱線上の鼓動
切ない。この作品も凄く良かったです。攻めが寮の部屋で、受けの居る目の前で女子と戯れる所とか、受けの気を惹くためだと分かってはいても、まさか事後だったなんて!受けがヘッドホンで耳を覆う理由が、攻めと女子の戯れから断絶するだけの理由じゃなかった所がお気に入り。不器用な駆け引きにキュンときて、またまた涙腺が崩壊しました。

切ないけどハッピーエンドな作品を読みたい方にオススメです!

コミックも買わなくては!!

6

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