• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作BLT

水越浩輔,BLTというグループのアイドル
望月みさき,同グループのアイドル

その他の収録作品

  • ENCORE(描き下ろし)
  • カバー下:イラスト

あらすじ

アイドルのみさきは恋愛が分からず、ちゃんと気持ちが入らずに悩んでいた。浩輔は有名になりたいばかりに、有名プロデューサーと身体の関係をもつことに苦しんでいた。正反対の二人が出す答えとは…。

作品情報

作品名
BLT
著者
吉田ゆうこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
ISBN
9784041039236
2.9

(21)

(2)

萌々

(4)

(8)

中立

(5)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
3
得点
55
評価数
21
平均
2.9 / 5
神率
9.5%

レビュー投稿数3

何を描きたかったのか…

アイドルグループBLTでアイドルをしているみさき(受け)。最近よく同じグループの浩輔(攻め)に絡まれていたが、プロデューサーにホテルに連れ込まれてヤられそうになったとき、浩輔が助けてくれる。しかし浩輔は、仕事を取るためにそのプロデューサーたちと寝ていた。その責任を取るため、アイドルをやめると言い出すが…。


5人組アイドルグループのお話です。
枕営業をしていた攻め。仕事が欲しくて言われるがまま寝ていたけれど、それが辛くて仕方がない。
受けは天真爛漫で、お目目をキラキラさせて「歌うこと大好き! ファンの人大好き!」って言っちゃうキャラ。
そんなある日、攻めの身体をいいようにしているプロデューサーが、今度は受けを狙ってきます。攻めはそれを助け、そのせいで社長に攻めの枕営業がバれ、「責任を取ってアイドルやめます」と。

未成年が枕営業してて、それが発覚しても、責任は社長やプロデューサーにあると思うんだけど…。
まあ社長は辞めなくていいって言ったし、それは良しとして、同じグループの他のメンバーに「脱退は逃げだよ」って言われて考え直す雰囲気の攻め。あーアイドル続けるんだな、と思ったら「やっぱり辞めます」。(←なんで?)
それどころか、コンサートでいきなり受けが「ぼくも辞めます」。(←なんで?)

そして普通の男の子に戻った2人。なんじゃそりゃ!
何のためにアイドルになったのか、「こういう夢があってアイドルになったんです」とか語っていたのはどうしたのか。
夢があってアイドルやってたけど、枕営業がバレてアイドル辞めました! でも可愛い恋人は出来ました! という話です。

萌えどころがどこにあるのかよくわからない話でしたが、絵は可愛くて良かったです。評価は絵だけの評価。

4

ちょっと不安になってしまいました。

作家買いしている作家さんの一人ですが、今回かなり不安になりました。
絵は2、3作前くらいから個人的には不得手な方面に変わってきてるなあと思ったのですが、HEARTYは個人的にはかなり好きなんで、大丈夫かなあと買い続けてます。でも今回絵がかなり荒れているような?腰のあたりから足が生えてる社長さんの絵とか、本当に不安になってしまいました。時間がなかったんでしょうか。いや、コミックスなら修正の時間取れますよね。
あと、お話も前回からちょっと好みで無くなってきたような?
今回、純粋な子と枕営業している子の話ですが、ここらの対比もあまりうまくいっていない気がします。
感情移入できないまま終わってしまいました。
攻めの子が辞めるのはまあ分かるとしても、受けまで相談なしで抜けるのはちょっと無責任ではないですかね。
うーん。
なんか色々チグハグな印象でした。
絵も話も次回に期待したいです。

6

対照的なアイドルの恋

吉田ゆうこさんの作品、
同人誌や雑誌では読んだことがあるのですが、コミックは初です。
線の細い可愛らしい~見ための男の子たちが多くて、
絵柄は正直あまり好みではないのですが、
可愛いだけじゃない、スパイスを利かせた作品が多いという印象です。

コチラは現実の厳しさを描きながらも、最終的には可愛くキラキラかな。
1冊丸ごとで同じグループのアイドル同士の恋を描いていて、
かなりふたりの気持ちは盛り上がってくっついたのに、エロはなしで、
正直ちょっと物足りない気持ちになりました。
これって、よりキラキラ感を出すための演出でもあるのかな?


駆け出しのアイドルグループ、BLTのメンバーとして活動中のふたり。
恋をしたことがなくて、
恋する歌詞の意味が分からないと悩む受け(表紙下)と、
グループが仕事をもらうため、受けを守るために、
密かに枕営業を繰り返している攻め(表紙上)。
ある日、
受けにも汚い大人の魔の手が及びそうになり、
攻めは枕営業のことを自ら社長に明かして受けを助けるけれど…


最初は、クールで強気な攻めと、恋も知らないウブな受けという、
ありがちな組み合わせに思えましたが、話が進むうちに、
攻めのひとりで抱え込む真面目だけど弱い部分や、揺らぐ気持ち、
そして、そんな攻めを支えてあげる、
弱っちく見えて実は思い切りのよい、受けの強さが描かれていって、
キャラを立体的に見せてくれていたのがよかったです。

ただ、アイドルを辞める決断には、
え? 初めての恋をしたくらいで? 夢を熱く語ってたのは何だったの?
という気持ちになってしまいました。
最後にグループ名でタイトルでもある「BLT」の意味を明らかにして、
キレイにお話をまとめてはいたけど、
若さゆえの甘さが何より強く感じられてしまって、
素直によかったね~という気持ちにはなれなかったな。

2

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP