欲しがりちゃんのカレシ化計画

あっさり軽い短編集

作画がちょっとだけ不安定。
3CP分の話が収録されていますが、どれもあっさりしていました。

【欲しがりちゃんのカレシ化計画】
高校生活もあとわずか。大学では離ればなれになる幼馴染の純とサト。
純が友人から借りたAVを一緒に観ることになって…。
ぽやぽやくんに見えたサトが実は結構な策略家でしたという話。
えろすなシーンは修正がいらないくらい。
推薦が決まっている時期で、センター間近っぽいのに半袖の体操着を着ている不思議。
さらにもう高3の終わり頃なのに、純の友人がサトの名前を知らない不思議。

【好きって言わない】【嫌いって言わない】
背が高くてカッコいいイケメンの亜樹と付き合っている翔太。
文化祭で女装喫茶をすることになった流れで、亜樹から衝撃の告白が…。
イケメン亜樹くんは可愛いもの好きの女装趣味でした。
基本的にキス描写のみで、翔太が下を脱いで亜樹に跨がるというえろすっぽいシーンはありますが、そのものずばりは出てきません。

【かわいくしててよ】(前後編)
幼馴染・真由(高1)と、10年ぶりに再会した陽一(高3)。
成長した真由は、可愛かった昔と全然違って、陽一にぐいぐい迫ってきて…。
キスまでです。
絆されかけです。
ただ遠距離確定です。
この年代の10年って、一緒にいた時間より離れていた時間の方が長いのに、すごい純愛だなあと思いました。
あと宇宙工学を目指すには、若干時期が遅いような気がしました。

どれも王道に近いストーリー展開なのですが、萌えるか？と言われると、首を傾げてしまう。
ストーリーがしっかりしていたり、心理描写が巧みであれば、えろすはなくても良い派ですが、この作品は「ここがいい！」とおすすめできるポイントが見つからず…。
この子が好き！と言えるほど、人物描写もはっきりしていません。
あっさり読めて、後に残らないかな。
レビューがなかったので書かせていただきましたが、辛口でごめんなさい。